バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
〈奥歯ボートセンター フィクサー ガリバー〉
ガリバー「V社22区の目標金額は………」
子供はペラペラと、お金を数えながらワープ列車を使わない場合の移動費諸々含めた22区へ戻る為の費用を積み上げている様だった
イシュメール「ガリバー今どんな感じ?」
ガリバー「まぁ殆ど溜まってない、これは純粋な移動費だけでもだその間の生活諸々の消費を含めればまだまだだな」
本から、人として目覚めて同じ場所で目覚めた子ども達はまた場所こそ違えど同じ場所で目覚めて今こうやって慣れないU社の裏路地で戻る事を一旦の目標にしているんだ
イシュメール「………立ち上げたばっかで、ご飯食える程度にはやれているだけまだマシか」
ガリバー「他ボートセンターのオーナーやらの縁やらも含めて」
移動するための子供が計算した目標額と今ある額の差をハッキリと認識した子供はボートセンターを立ち上げてお金自体はまだ黒字だしと頭をかく
幸運だったのは、今一応の黒字な事だけではなくボートセンター自体の立ち上げが出来ていることもだと子供は付け加える
まぁその幸運は、ボートセンターの立ち上げに協力してくれた関係者が全員キングクラップ蟹によって殺傷されていることも当然含まれていただろうけど
黒字なのは、セコセコと計算を続けていた子供の親譲りの工房技術もあるけどやっぱりボートセンターの数自体が減って仕事が此方に来る事と精密な工事作業が出来る精密機器の数々を開業が出来なくなった他のボートセンターより此方に引き取れた事もあったから
イシュメール「贅沢は出来そうにないわね」
ガリバー「まーたクラップ蟹だな」
子供にとって、22区にはないクラップチャウダーを食って吐いた記憶はまだ新しいものであるらしくオエッと吐くようなジェスチャーをしながら今日狩ったクラップ蟹の数を聞く
イシュメール「えーとシンクレアのも含めて、いっぱい」
ガリバー「いっぱい分かった分かった………取り敢えず俺部品見に行くから明日も含めて休んでろ」
数えられない程と言う、数えてないのかそれすらも分からないのか不明な返答に直接見ればいいかと子供は席を立って移動する
ガリバー「めぼしい奴は………今日は特に無さそうだな 今の所の仕事は大規模修繕は無しだしすぐ使える様にある程度整えておくか?」
仕事はあるとはいえ、文字通り飯の種を日々稼ぐ程度大きな仕事と言えるものは常時あるわけではないから軽い仕事を回数をこなせる様に事前に用意していく事も大切なんだ
航海中に制御部品等が壊れた際に使う部品として、そのまま此方で修理したスクラップを売るのも大切な収入源になるしね
シンクレア「ガリバー」
そうやって、クラップ蟹とクラップ蟹にくっついているスクラップの山を吟味していれば声を掛けてくる子供が居たんだ
その子供は、一緒にいた内のもう一人でもあるね
ガリバー「シンクレアどうした、加工リスト等メモは渡したがそれは終わったか?」
シンクレア「えっと………」
ガリバー「誤魔化さなくていい」
子供は、一旦吟味する手を止めてからもう一人の子供には頼めないと考え任せていた加工業務はどうなっているかの報告だろうと皮算用したらしい
だけれどもそれは少し違ったらしく、言い淀むがピシャリと誤魔化すなと怒るわけでもなく言ったんだ
シンクレア「まだ終わってなくて、わからない部分がいくつか」
ガリバー「分かった分かった取り敢えず教えてくれ、客に不良品渡すわけにもいかない」
言い淀んだ理由はどうやらまだ頼まれた仕事を終えられていなかったみたいだね、それに対して子供の頭に手を置きながらロクな報告がなく後々問題が起こるよりよっぽど良いと子供は加工場へと向かったんだ
そこから暫く時間が経って
シンクレア「こうすれば、良かったんだ」
ガリバー「材料が足りない分もあるな、起動精度が悪いのは伝達に使う素材が悪いのもある
………っとイシュメールも待ってるし飯食いに行こうぜ」
シンクレア「またクラップ蟹ですね」
子供二人で、子供が頼んだ物の起動回路に対して話し合いつつ原因や軽い技術の伝達を行いそれを終えた
ガリバー「じゃあ俺は、いつも通り加工やその他受付やるから行ってこい」
子供は、毎日の様にスクラップを集める為にクラップ蟹討伐に向かう子供二人を見送った
ガリバー「さて………昨日の続きからやっていくか」
留守番と言っても、休む訳では無いし休める訳でもないここにいる子供だけが出来る部品の加工や、修理、スクラップの仕分けいくら時間があっても足らないだろうね
勿論………
金目の物があると見た強盗「今持ってるだけの、有り金寄越せ!」
気が大きくなっている強盗「あの2人はもう出ていったしなぁ」
全員がボートセンターから、離れたら精密な工房機器や部屋においてある貴重品とか諸々こういう人達に入って盗られる可能性を常に考えて警戒しなきゃいけない事もあるし
ガリバー「お取り扱いしてるのは、船の部品ではなく金はお取り扱いはありません近くの銀行にて預金の引き下ろしでも」
子供は、警備の仕組みをもっと取ったほうがいいかもしれないと考えながらここから先に立ち入ったらと見えるように構図用のチョークで床に線を引いた
金目のものがあると見た強盗「そんな事知ったことかよっ」
強盗は、当然そんな事気にするはずもなく子供を殺してからゆっくり漁ればいいと向かうが
ブルンっとエンジンが、淀みなく掛かる音がボートセンター内に確かに響く
ガリバー「じゃあお代は、此方で貰います」
壁に血が飛び散る、断末魔すら出せないほどに即座に目の前に向かっていた強盗は死に倒れる
気が大きくなってる強盗「ちっ一人で向かうからだ、お前らも一気に向かえっ」
一番槍として向かったのは、確かにこの群れの中では一番強かっただろうけどフィクサーとして確かな経験を持つ一人にとってはいくら集まろうとネズミと大してかわりはない
まるで人ではなく、鋼材を切るように淡々と屍を作って積み上げたんだ
ガリバー「………ふぅ、流石にこのゴミたくさんある状態で客招くのはな」
そう言いながら子供は、金はろくに持っていないだろうと思いつつ服やら何やら探りつつ内臓のルートは持っていない為に迷惑客を追い出すように投げるように放り出したんだ
ガリバー「ひとまずこれでぇっ、うんそりゃそうだよなこんな餌沢山とどんちゃん騒ぎしてたんだから
クラップ蟹集まるわ」
我慢していたため息を等々ついてから、ボートセンター前にたくさん集まってしまったクラップ蟹を見て相手にするため子供自身が引いた線を飛び出していったんだ
ガリバー「にしても俺の親は………」
工房をして爪に殺されたとかは無かったはずと考えながら
ボートセンター前に死体と音に寄せられて集まってきたクラップ蟹に対しても難なく事を終えたようだね
〈K社1級職員 ガリバー〉
子供は、口寂しさを誤魔化す様にロリポップ口に含んだ
ガリバー「ひとまず色々な所に応募はして見たが………引っ掛かったのがここか」
貯めたお金で、アパートの一室を借りて眼鏡をかけてからまじまじとK社より届いた採用通知書を見る
A〜Zまで、行ける所まで行ったが採用されたのはK社だけやはり翼の採用基準は厳しいだけれども箸にも棒にもかからないよりはよっぽど幸運だっただろう
ガリバー「でナニカだけど………」
翼は様々な仕事がある、そのどれに割り振られるかは俺には分からない
深く考えるのは、意味がないだろう
研究者としてならば、入社時に何か論文等を出して元々持っていた功績から研究者としてのみだけを求められるだろうけど
ガリバー「やっていく内に慣れていこう」
子供がある程度の、最低限の役割を果たすための訓練やら受けてその後の数回の仕事の経験を終えた後の事
警告音が鳴る
ガリバー「巣内でも、いろいろ起こるな」
子供はぼやきながら、視界の端にチラチラとうつるK社ドローンを見てから対応すべき敵に走り出す
摘出職の3級ぐらいまでいけば、常時強く回復アンプルの効力を得られるんだろうけど………そこまでの力は無いし求められてもいない
1級に常時与えられるのは、せいぜい命を留める程度の効果しか出さないだろうね
ガリバー「っ………ぅ」
腹が裂かれて臓腑が出た、その時にドローンよりアンプルが発射される
子供以外も当然同じ様になってるけど………攻撃は弱いし頭を割られてもうダメな人も沢山出ちゃてるみたい
こんな状態だし元々求められている役割としては………せいぜい時間稼ぎが妥当かな
ホンル「ふぅ摘出する相手ってコレですかねぇ」
ほら、こんな中今来たよ
ちょっと彼の事話したくなってしてしまったから、此処で話そうか
えーと何がいいかな?いろいろあるからね、もし邪魔だったら申し訳ないけど無視しても話自体は通じるから問題はないだろう
そうだな………彼らしい話でもしようか
彼は、小学校の時にイジメを止めた事があったんだ
正確に言うと、暴行恐喝事件かな?
暴行はともかく恐喝は、大人の目線で見れば一回につき端金の1.000〜2.000円程度だったけど回数重ねたと考えれば30.000円以上はいってたかもね
勿論100円だろうと、恐喝して取るのは当然褒められたものではない行為ではあるから
授業中に、御手洗いに行きたくなって廊下を歩いていた時声が聞こえたんだ後何かがぶつかる音彼はその声がした方に向かったんだ
「おーし10点!」
「えー位置的には7点ぐらいじゃない」
「あっ動くんじゃねーぞ」
「うっ………ゔ」
向かった所は、硬式のボールがコロコロと転がってて愉しそうに数人の人間と一人のマトとなる人間で遊んで遊ばれていたんだ
マトは、強い勢いで当てられ避けようとそれか苦痛で動こうとしたら殴ったり蹴られていたんだ
ボールは、数人の人間より数があって彼の目の前にも転がっていたんだよ
すっと彼は、ボールを拾って騒ぐ風景を覗いてから構えて複数人の内の一人に投げたんだ
うまく頭に当たったらしく、何処だ何処だとマトに投げる手が止まる位置的にすぐに見つかるが
「今の何点?」
そう言いつつ、笑いながらマトとなった人間の手を取って走ったんだ
授業終わりのチャイムはまだ鳴らない
彼はマトの手を離して、彼のクラスでも無い教室をガラッと開くすると何故か怒っていた遊んでいた数人が逃げていったんだ
「あーすいませんクラス間違えました」
「お前のクラスは、もっと奥だぞ」
平謝りをしつつ、今その授業をしていた先生が呆れながら彼のクラスの位置を教えて上げられたクラスの人達は面白いことが起きたと笑った
そのままガラガラと閉じて、置いていかれたマトを見た
「うーん………今授業中だってさ、何であんな事してたの?」
「言うこと聞かないと………」
彼は不思議そうに、聞けば言うことを聞かなければと恐れるように
「殴られる」
そう言ったが………
「聞いてもやられてるじゃん、授業受けるよりもまずは保健室だな」
聞いてコレなら、結果は同じだろうと恐れる事が分からないと言いつつ改めて全体を見つつ複数の痣が出ている事に授業に出るどころじゃないと判断して
腕を掴んで、無理やり引っ張るように保健室まで向かったんだ
その後小学校として、目撃者の一人として証言した位で何も無かったけど
中学校からはそういう者は変な所に手を出して外れたことを自由と勘違いする愚か者になることもあり彼自身が、標的になったんだけど複数人相手だから殴り返そうとしても厳しかった
一応彼は学校内の問題として、相談してたけどよくあるじゃれ合いだろうと相手にされなかったみたい
下手したら死ぬ可能性はあった、一対一でも人は人だけで死ぬんだリンチともなればその確率が上がるのは当然だろう
だから………彼は、その対象と同じクラスとして中学校のある時分配されたのは彼にとっての幸運だったかもね
流石に何もない授業の一コマの目の前で、暴行行為に及べば色々な意味で大事にせざる負えないから彼の性格だと隠蔽されようともう一回した前例を自分のなかで作ってしまったから何度も行うだろうし学校としても隠蔽しなくてよかったかもね
保護者授業参観の時にしてたかも
勿論保護者呼ばれて、話になったけどいやぁ彼全く反省してなかったね両親にしか反省してなかったよ本当その時に小学校のマト居たんだけど反応すら無かったし
両親としては、彼の為に引っ越しを考える程度だったけど暴行さえなくなれば彼としては良かったみたい
6期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
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