バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

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話し合いなんて野蛮な、穏便に暴力で

ヴェルギリウスに、買い物メモとお金を渡してから暫く歩いてあのネオンの光など何処に行ったのだろうかと思う程見るからに治安の悪そうな場所に進んで行って

 

「機密に近いとはいえ、こんな場所のほうが逆に情報漏れそうな感じがするんだがなぁ………」

 

俺はそうやってボヤきながら、ファウストに連れられて奥地で止まった

やっぱり治安の悪いところと言うか何というかには、こういうスプレーでの落書きがあるのは万国共通の認識なのだろうか………そう思いつつ再度辺りを見回す俺たち以外の誰もいない

 

「ちょっと不気味ですね………」

「最初に入ったL社やら、地下よりはまだマシじゃないか」

「こんな巣の中にあるって事がダメでしょガリバー、誰も居ないしどうなってるのファウ?」

 

シンクレアが、先ほどまでとうってかわった様子に怯えているのを虫と死骸だらけのL社やら埃っぽい借金持ちがツルハシを振るい続ける地下よりはまだ空気はいいと俺がからかうように言っていれば

ロージャからツッコミが入った

 

「伝達された場所はここで合ってます」

「じゃあ俺達が先に到着したってことか?」

 

ファウストは、此処こそが指定された場所だと明言してそれにヒースクリフが先に到着したからいないのかビフォーチームも名潰れだと笑い出す

 

「それか向こうが、問題起こしてるかだな」

「到着には私達の方で1時間30分ほど遅れました」

 

俺が、ビフォーチームでいつもの俺たちの様に想定外の問題が起きてこられないかとこの状況を納得させる理由を付け加えていればファウストはそれを補強するようにまたは同意するように1時間半以上こちらが遅れていると声に出す

 

「ふむ………何か私達が感知しない支障が起こってる可能性が高いなJ社の時は大分前から」

「フガッ、ぐー」

 

ウーティスが、J社前例も踏まえ遅刻ってことは無いだろうと言い切る前にいびき声がそれを遮った

 

「しびれを切らし眠りこけていたらしい」

「いやぁムルソーそれは流石に無いと思うぞ、服装もまるっきり違うし」

 

感情の機微が相変わらず見えにくい表情を保ちながら、ムルソーは眠っていたのだろうと起きてきている1人に目を向ける俺はこの先を知りつつも、エピとソードの様な変装を要する任務でもないだろうし服装がまるっきり違うのは名刺があれどいささか不自然すぎると言った

 

「確かに、またディーラーみたいな変装?」

「支部でろくに人が居ない所で変装しても意味は無いだろ、多分アレだうん」

 

ロージャは、俺の発言に確かにとウンウンと頷きながら変装?と言うが指を差しながら聞こえないようにコソコソとLCCBが巻き込まれたトラブルほぼそのものだろうと伝える

 

「あれそれどうどう話してんなぁ?」

 

目の見えない海賊のイメージのままの、服装を身に纏った何人かがぞろぞろと出てくる………LCCBの名刺を奪える分だけ身につけた数だけだろう

まぁ交渉としたら1人だけほっぽいたら、逆に俺達側で拷問仕掛けられる可能性はあるからなぁ

 

イシュメールが、する事は変わらないけど

 

目の前の海賊達も、LCCBに扮するのはもう割れていると早速金の請求を始めた

金は命に変えられないと、よく言うもんで(この都市だと逆も、正も両方変えられる方法があるだろうが)

 

「取り敢えず目の前の人達は、何かあれば棺桶行きって言えば済むと思ってるらしい」

 

向こうから見える海賊達は、俺から見て口元さえ分かるが目が全て見えなかった本当に特別なものは何もない様に見える

命や、情報や、警戒や、諸々思考を巡らせるが………何も得られるものはない時間を過ごすわざわざ記憶するまでもなく同じで似た流れだし強いて提案として出来ることとするならリンバスカンパニーにおいての価値としてより重要な人員として示してからの人質になってるLCCBとこちらの囚人1人を人質トレードしてダンテの声を利用して探知してもらい回収するぐらいだろう

俺としてもいきなり、そんな提案するほど切羽詰まってるわけでもなく一旦相手の出方を見る為にも求める金を用意するしかないだろうという空気になるが………

 

「カネをやる?あいつらに?ついにイカれたんですか?」

〈方法がないだろこうやってモタモタしている間にも〉

「反論には興味がありません」

 

その言葉通りに、管理人とウーティスやムルソーが何を言おうが

イシュメールが、海賊の方に進み何の躊躇も淀みも無く顔に銛が突き刺された

 

「あちゃあ………取り敢えずもう話し合いは、無理だなこりゃ」

「あ・われ」

 

足元に満ちていく、脳漿と血が混じった液体をみながらコレで話し合いは出来ないだろうと俺は呟く

交渉は決裂した、コレが上に伝えられたら殺しへと向かう可能性は高くなるなら逃げる前に全て口止めをするしかない

その後、良秀除く他のほとんどが今何が起こったのかを知覚したのだろう

 

「イシュメールさんっ今何をっ」

「シンクレア落ち着け、起きちまったもんは仕方が無い今やれる事は何だ?もう交渉はダメだ、コイツラの上に伝えられたらアウトだぞ」

 

腕に絡めたカンテラの紐を緩め、交戦以外に手はなくなったとシンクレアに伝える

俺の発言に、他の囚人達も思考が一旦纏まったようで誘拐犯へと向かっていく

 

〈結局こうなるのか〉

「管理人、人格牌の用意しとけっ」

〈あっ新しい人格あってそれいい〉

「事前に言っとけよ管理人!!!」

 

頭が痛い様に、自らの頭に手を添えながら管理人は端末を弄って人格を被せられ

目の前が、狭まりノイズが走る

 

「巣って言っても、そこまで変わりねぇな目の前の銭稼ぐしかねぇか」

 

裏路地で、対した能力もあるはずもなく日々死んだものや死ぬものの内臓を拾っているが………一応ここは巣らしい賑やかな音や殆どが裏路地にいるような奴等よりはいい服を着ているから何となく分かるようになった

洗濯自体は、きちんとしているのだろう

 

「此処にネズミがいるなんて、ふふ珍しいですね」

 

カシャンカシャンと、恐らくここの技術でできた武器を鳴らしながら嘲るように笑う声を聞いた

あぁコレも始めのヴァルプルギスの抽出人格だったかと思いながら、返答代わりの舌打ちだけ返して誘拐犯は長い為海賊へと向かう

 

「巣出身なら、良いもの持ってんだろ」

 

状態の良い臓腑なら高く売れる

コイツラもバカなものだ、死体を腐らせるように放置するだけなのだから骨まで何まで人は使えるのがこの都市の根本的な仕組みだから

殺すのなら、なるべく棄損しないようにそういう動き方は出来ている

 

「チィッお前らもっとヤッ」

 

怒号のような号令が掛かり、海賊達が奮い立つが………直ぐ様足の刃が入る

太い動脈が切られたのなら、心臓やら頭という即死ではないが確実に死に近づく一撃ではある

 

「号令命令、そんなのもいいがちゃんと動かないとやっちゃいけねぇな」

 

怯んだ隙に、脚の健を切る

もう動けないだろうもう先が見えないだろう相手に、呟けば………カチカチと時計の鳴る音が頭に響いて

 

罪悪が、漏れ溢れる

 

「悪性?不要?なら、何でも変えて差し上げましょう」

 

腹のあたりに血痕のような赤い色がつけられた白い飾り気も何もない衣装が、俺の身を包んでいた

今ある物では何もかも足りないように、空洞の中身を埋めるように目の前にだけ手を伸ばす

手を伸ばした触れた瞬間に、目の前の人が触れた部分から溶けて霧散する………最後に解かれて残ったのは赤い煙のような霧のような何かだった

 

戦闘が終わり、苦戦も何もバケモンのような人も人のようなバケモンもバケモンみたいなバケモンも出なかった為記憶にはそこまで残らなかった

ヴァルプルギス出てた人格とegoだろうか、まぁそんぐらいだ

誘拐犯に、ボスの場所をはかしてそのままさっくりと殺された後

 

「んぅむ………、何故イシュメールくんはあんな事を」

「………」

〈………!!!〉

 

ドンキホーテが、悪人は成敗されたとせいせいした顔をしつつもイシュメールのあの独断専行ぶりには疑問を呈さずにはいられなかったらしいそれに無言でイシュメールはコンテナを蹴る

するとギィと音を鳴らして、ドサッとまるで荷物のように死体が転がってくる

 

「LCCBの人達がっ」

「いや、違うな他の奴らだろ」

「えぇ衣服とかから、巣の観光客とかですかね」

 

シンクレアが叫んで駆け寄るが、俺は服装よく見ろと肩を持ちイシュメールは興味がないと言うように端的に違うと口にして続きを連ねる

 

「拉致、脅迫、殺人、こういった組織は少しづつ姿が変わりますがずいぶん前からU社のあちこちに根付いてます」

「巣って言っても治安管理は、なあなあか………」

 

説明としては、金を出しても人質自体は戻ってこず殺人により処理される事だったこんな事繰り返していればイシュメールの様にどうせ返ってこないならとそういう思考になる人が多くなると思うのだが

そこまで先を見据えられないし、見据える動機もないのが事の全てなのだろう

 

「この様子だと流石に、人質交換の提案もダメそうだったな」

「あぁ………結局相手の人質になるだけですけど、中には入れるって事で海賊達が、手酷い目にあって警戒されてもう使えない手ですよ」

 

全ての説明が終わった時に、俺が考えていた事を口に出すとイシュメールからダメ出しよりもそれはそれらに手酷い目に合わせたことがある古い手だと言って

ドンキホーテは、暫く考えた後目を輝かせていた

 

「もしかしてあのフィクサー達の!!!」

「おっとそれは、後でメフィストフェレスに戻ってからなー」

 

取り敢えず話が長くなりそうだと、俺は口を塞いでムグムグとフィクションの様な反応を見せる

グレゴールは、一番事情がわかってるだろうイシュメールの肩を叩いて

 

「イシュメール、此処で合うはずだったLCCBの奴が生きてる可能性は?」

「私達からどれだけカネを引き出せるかの期待値によりますね」

「死んでるかもしれないな」

 

2人の会話を聞いて、シンクレアがフルフルと震えている………まぁ時間軸的に今死んでいてもイシュメールのせいにはなり得ないのだろうが

まぁなんともシンクレアとウーティスとイシュメールの生産性のない不協和としか言いようがない会話を横目に

 

「取り敢えず、早くしたほうが生存率が高いのは確実今やった事で、生存率としては変わらないと思うし」

 

とだけ言って、此処でLCCBの救出とは関係ない処罰やら非難やらで油売ってそれに火をつけてキャイキャイ騒ぐよりも先にすることがあるだろと笑うだけで終わらせた

7期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

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