バスの囚人に転生したぞー!   作:カンジャリ

84 / 106
なんかちょっとダサくね?

「大行列だねぇ、海賊としては規模大きめか?」

「そりゃーバックに大きなのいるなら気も大きくなるでしょ」

 

血がついた地図を、持ちながらボスに直接交渉()の為に向かうとそこは華やかに見える場所だった

クラブと言ったところだろうか、俺は何回か行ったことはあるがお酒は静かに飲みたいので合わなかったクラブ派とバー派の溝は大きい

 

というかそもそも酒をあんまり好んで飲まない

 

どちらも、場所によっては薬物等のアングラが交わりやすいのは同じではあるが

 

「所で、私騒がしいクラブ行ったことがないんだけど行ったことある人ー」

「俺は無いなーっ騒がしい所で酒なんて飲めないし」

「ガリバーは、知ってるのか?こんな所」

 

ロージャの問いに、俺は真っ先に話題を振られる前に答える不自然な所は無いだろうと思いながらちょっとだけ目が泳いでいたのが感じ取れたのかそれとも違うのかグレゴールがこういう場所自体を知っているのかと首を傾げた

 

「うーんまぁずっと言ってる通り、色んな所行ってたからなぁ客層的には隠れ蓑の印象がつよいな」

 

俺はウンウンと頷き、並んでる客を見つつ純粋に楽しむってよりは裏取引の商談とかの集まり場所の提供ってのもあるかもしれないなぁとつぶやいて長蛇の列を眺める

 

「まぁこういう騒ぎの場とかは、こっそり話すにはうってつけだしねぇー私の所でもこういういつも騒がしい所は無かったけどちょっとしたパーティーがあればソーニャがエスパー見たいに捕まえてたし」

「そういうもんなのか?俺がいた所では、祝いでぼろい酒場使うぐらいだった」

 

そういう感じで、ホンルがこんな場所は宴会でとかシンクレアの学生会やらで良秀の明らかにやべぇ宴やら………囚人内だけで昔話も交えた話が進み始めていれば疎外感か管理人のカチカチとなる音がした

 

〈………所で、何で当然こういう話に?〉

「も〜うダンテ、入口に警備員がいるでしょ怪しまれないようにはいらないと」

〈ならやっぱり経験者が必要か………〉

 

ロージャは、指をさして答えた

入ろうとする客と、リストをペラペラとめくる警備員をしている海賊がちょっとした悶着を起こしリストに乗っていたことを確認してやっと中へ入っていっている………

その様子を見て、管理人は独特なノリが必要なのだろうと囚人たちを見回せば

 

「………行ったことがある」

「へぇ、ムルソー行ったことがあるんだ楽しかった?」

 

一人反応を示した

 

ムルソーだ

 

「特に特筆するべき所もない、人生で楽しむべきものを探し回っていた時に訪れた一箇所に過ぎない」

「げっほけほ、意外だな」

 

俺の楽しむべきもので訪れたのならば、楽しいのか楽しくないのかぐらいは分かったのだろうか?と思いつつムルソーにとって訪れたソレは楽しかったかと聞けば曖昧な返答をされやっと周りの囚人が理解し始めた時に

グレゴールの、驚きでむせる声が聞こえた

 

「何を驚くべきか分からないな」

「高い地位にいる人が、マゾヒストの趣向とか結構あったり場合もあるからなぁ」

 

ムルソーが、驚きに対して理解ができないと言う人には見かけや立場に寄らないというがそのに使わないのに集まる例が多くあるし

それが逆にある種のスタンダード化する事もある

異常が正常か、ソレは人の数による事例多いのだろういくら異常だろうと数さえあれば正常と変換されるのだから

 

「貴人が身につける品格であろうかっ!」

「マゾヒスト趣向………?」

「シンクレアは、知らなくていいコトだよーおチビちゃんはそんなものじゃないよー」

「風評被害になるからガリバーやめろっ、ムルソーがすごい顔になってんぞ」

 

えぇ………

 

「うん俺が変なこと言ったのが悪かった」

 

そんなに盛り上げることもなくサラッと流すようなもんだろうと内心で思ったが取り敢えず、ムルソーに頭を軽く下げて後ろに引く

話題休閑ということで………

 

「ゲストとドアマンの会話の流れからプライベートクラブと考えられる、なかにはいるにはドアマンの許可を得なければならない」

「会員制の一見様お断りってことか」

 

ムルソーは、今までの経験からかそのクラブが何もなくてもはいれるような場所ではないと言う俺はそれを簡易的に会員などの名前をとった人以外ははいることができない

つまり俺達は入れないと暗に言えば

 

「えっほんとなら………会員になる?けどどこでそもそも会員になってもすぐにはいれなくない?」

 

それになら会員になれば………と、話すがロージャはそれも時間的に無理だと打つ手がないと辺りを良い手はないものかと見渡す

 

三者三様に、悩んでいれば

 

イシュメールが、囚人の群れを割って群れから外れる

 

「一般的なクラブならそれが正しいだろうけど………」

「イシュ………?」

「会員ってわけじゃないよな、事前予約制かなんかもわからんけど」

 

コレからは知っているため、気を整えるためどんどん行列を横から前に進んでいくイシュメールを見送りつつ腕に絡まったカンテラの紐を緩める

こんな時には、角砂糖でも噛んでいたんだが

いつも持ってた分も、料理とかで使い切ってしまったからなぁ

 

イシュメールがドアマンに向かい、話をするその内容は友人の話

 

ドアマンはその名前を、確認すればイシュメールに強く突っかかる………何処にいるかは静かに黙っている

首根っこを引っ掴む変わりに、ずいぶん物騒な警備員の追加が入るようだったのが漏れ出た内線から分かりきった

 

〈静かには入る計画じゃなかったの!?〉

「いいえ、この中にボスがいるか確認する方法ってだけです」

 

ガギャンと壊れそうなアラームの音が鳴る、もうとっくに管理人の驚きには慣れてきた

イシュメールは、当たり前のようにこれから起こるだろう抗争に対する構えをするように強くメイスを握っている

 

「まぁ………イシュメールだけが使える、"特別入場の合言葉"ってだけは合ってるな

列も消えて特等客ってことだ」

 

俺もそれに合わせるように、紐を完全に緩めてカシャンとカンテラの音が鳴り左右に緩く揺れる

 

行列は等に無くなり、散り散りに散っていく叫び声すら聞こえるが………まぁ中はお楽しみ中で大きいだけの音楽に遮られ外で起きるだろう事は今の所はだが惨状は知ることはないだろう

 

実際戦っている最中に、海賊達以外は出てこなかったし

 

「ドアマンが道を空けてくれましたね〜」 

〈降りていこうか〉

 

返り血をつけたままホンルは、よいエスコートですというようにほだらかに笑いながら中へ進みましょうという

中に入っても戦闘はあるだろうと、ほとんどの全員が察しつつ音が鳴り続けるクラブの中へ押し入るように入った

 

ぎいっとドアを空ければ、耳をつんざくような音と目に不快な光があたりを包んでいた

俺が入った事と違うのは、選曲が微妙でDJも芸がないぐらいだろうか

 

「ヘイッ何人できた!」

「14人できました」

 

ノリとしての話か、それとも店員か、はたまた脅されて働いているのか目の見えない女性が話しかけてくるのをファウストは簡潔に終わらせた

女性は人数か、それも雰囲気に合わない様子を全員がまとっているのか困惑していたが………

 

それも、ここを牛耳っている海賊のはっきりとした出現により直ぐ様表に逃げ始める

イシュメールがテーブルを壊す事で、更に粗目立ちするが………結局は人がクラブから逃げ始めるのは変わらなかっただろう

 

「はぁ………、なんだ整理かぁうん違うか」

 

周りにいるのは、殆どが同僚のW社の奴らだくるくると青い空間を裂く刃を持ちながら仕事ならばやるだけだと進む

 

「ふっ久々に、ア・キョ・ビだな」

 

良秀は、新人教育に回されたと言っていたが久々に血と臓物と悲鳴が見れると心なしか浮足立ったような走り方を見せている

 

「管理人の令であれば変わりません」

 

そんな様子にどこ吹く風なファウストは、端的にそう言ってサクサクと向かっていく海賊達を斬り伏せていた

まぁ鯨でもなく、ただの海賊如きにやられる程そこまでリンバスカンパニーは弱くはない一対一ではまず負けないだろうが………

 

「くっ」

 

目の前だけにがっつきすぎた、ドンキホーテが横から腕が骨までは行かないが肉が切られた

俺は、真っ先にその海賊を横に二分する

 

「ガリバー君っ申し訳ない」

「俺より頑張ってるんですから、次です次」

「うむっ」

 

ドンキホーテは、申し訳ないというが二分にした海賊の上部分を進むのに邪魔なので蹴って転がしながら次々くる敵が分かるのか一言だけ言って腹に槍を深く突き刺した

 

クラブには、赤いカーペットは相応しいだろうがずいぶん濡れた物が敷かれていく

 

「ハハハっこいつは楽な仕事だなぁ手応えがねぇ」

 

都市では貴重な弾も、ばら撒かれており

一体いくらこの床に使われているのだろうか、大体の人はこの光景に卒倒するだろう騒ぐだろう人もクラブらしい音楽を流すDJももうこの騒ぎで、外に出て居なくなっているが

 

一般フロアは、もう人は居ない

 

「ボスに指示を仰ぎにいきましたか」

 

角が特徴的なイシュメールは、オレンジの色を放つ武器をガンガンと地面に苛立ちを見せつけるように打ち付けながら一箇所だけある奥を見る

このクラブは、従業員含めて複数奥があるわけでもないようだった

 

俺達は、ひたすら奥へ自らカーペットを引いていく

 

赤いカーペットと悲鳴はよく目立つらしく次々と人が集まりその度に斬り伏せ叩き潰されていく

 

集まる人がいなくなったVIPの空間のなかでも、一際目立つ顕示欲が隠しきれない場所の扉を開ければ………

 

「騒がしいなぁ、どこの船長が送ったんだ?あるいはまーた私に懸賞金が張っていたのか?」

 

此処にいる海賊達を、一箇所に護衛として纏めさせたのだろうか人混み中顔がはっきりと見える女が一人居た

随分と余裕を持っており、暇つぶしか手に見せ付けるように持った銃で遊んでいる

 

「………あんたが、ボスか?」

 

グレゴールが真っ先に前に進む

 

定期的にダンテから負傷の巻き戻しは受けるが、敵から受けた血まで綺麗さっぱり無くなるわけではなく俺達がどれだけ海賊を相手にしたかは一目でわかるはずであるが………それよりもイシュメールが口にした中指を抜けた一人の情報の方が大切らしい

 

自らの陣地に突っ込まれている以上、正当な交渉は互いに望めないだろうに一方的なのに慣れきってしまっているようだった

 

普通に考えて、自らの手で観光地の治安悪化しかも狙う標的が主に観光客っぽいのは………副業にも本業にも支障が出そうもんだが、まぁそんな事考える奴は都市に居ないか

メキシコでもたまに抗争とかに巻き込まれるが、観光客には気持ちよく金を出させろって空気だったけど

 

ここは余り印象に残らない、次々向かってくる人の山のほうが目新しい気がした

 

「…………」

 

イシュメールに殺されかけ脱力した、副船長女性スミーの銃を見てパッと取るそして軽く弄った手入れは乱雑

何もせずに弾を込めて何発か撃ったら弾が詰まって弾丸の火薬が手元で暴発する様に、旅行で軽く研修されたダメな例のままにその銃を調整した

まぁキチンとこの後メンテナンスすれば特に問題はないため、軽いイタズラのような物だ

 

よくある事故であり不運とも言う

 

「っ何するんだいっ」

「いや、こんな銃使えるなんて凄いなと」

 

やっと取られたことが分かった、スミーはこっちも見るが濡れた布でしっかり手垢を拭き取ってからきっちりとつけて返す

他の囚人達は、ダンテの怪我とイシュメールの蛮行に気を取られてこっちの様子に気がついていないようだった

さてコンテナの場所も、知ったし………

一応後ろを向いて警戒しながら、クラブを出ることにしよう

 

誰も居ない空間で俺たちだけが踏むだろう赤いカーペットは、もうすでに出口まで敷かれているから

7期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)

  • 双鈎海賊団
  • ピークォド号
  • 南部ツヴァイ協会
  • 北部ヂェーヴィチ協会
  • 南部ディエーチ協会
  • 南部センク協会
  • 黒雲会
  • LCCB
  • 剣契
  • 東部センク協会
  • マリアッチ
  • ぽんぽん
  • 鉄工会
  • 西部ツヴァイ協会
  • 南部セブン協会
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。