バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
波から無事?突破した後手とかについた人魚の体液を、バケツに突っ込んで拭う
ひっきりなしに鯨に繋がれた人魚が同族を増やす為登ってきた、ゾンビパニックにあったらこんな気分になるのだろうか………その内掃除屋の波にも巻き込まれるのだが同じ"波"という単語を使うあたり共通点はあるのかもしれない
ざっと思いつくのは、 鯨=母 人魚=掃除屋個体 の紐付けだろうか掃除屋も人を素体にして作られるし
この都市の基本的な事が、大体の人由来なのだから紐付けしようと思えばいくらでも出来る事は一旦置いておく
俺が弄った人魚以外にも死体が沢山出来ている、その為暫く船上から人魚を投げ落としたり、モップとかで溢れた血肉や内臓とかを軽く掃除を済ませた
「波が過ぎ去った後とは、言えどもなぁ」
俺は、クラブのような煩い音がする方向に顔を向ける
霧のおかげでまだぼやけているが、ギラギラと光が眩しいあの中にいたら周囲への警戒がおざなりになりそうなのはまぁ事実だろう
………あんな豪華客船なんだから、自動航行装置ぐらいはつけておけと思うがそれに客はともかく従業員もその流れに乗っていたのは同情ではなく白けざる負えない
あの船が、個人所有で友人同士で賑わっていた可能性も無くはないが
「さてはて………」
警報とはまた違った、ポーンポーンした音を聞いてウーティスに呼ばれた管理人とイシュメールは船室へ戻る
同じく船室に戻るわけでもなく、遠くを見るレーダーやセンサーなど見るまでもない同じ内容の同じ会話が終わった後にメフィストフェレスから小舟を出す事になるだろう
「大分見えてきたな」
ずっと外で待っていれば、一旦レーダーに乗っている場所へと近づくことにしたのだろう音楽と目に悪い光が強くなる
「良かった海賊船らしくはありませんね………」
「海賊船なら、向かってくるだろシンクレア」
他のレーダーを見た囚人達以外にも、近くに何がある事に気がついたらしくメフィストフェレスの一方に集まる
数人は警戒しているが………その警戒はあっという間に
「あればミィ二クルゥズではありませぬか!?」
ドンキホーテのつんざくような声によって消えた
そんなに、バカンスができなかったのが名残り惜しく心残りだったのだろうかいや通常運転か
楽しい事であれば、それが続いてもきっと反応は変わらないだろうから
「パレィー船です、パリィー船!!」
警告のアラームといい、聴覚は日々の音によって弱くはなっていそうだと心なしに感じながらも
弾丸のように続く、ドンキホーテの話は続く………特に面白いわけでもなくしっかり聞いたとしてもドンキホーテの期待値が高いんだろうなぁってのが改めてわかったぐらいだろう
ロージャだけは、その空気感に乗せられたのか金持ちしか使わないだろう船に対して出される品に興味があるのかボヤきながら一言二言言っていた
「………特別感がなくて悪かったな」
「僕にとっては、新鮮味がありますよー」
一応支給金もあるし金は等は無制限に使えないが、色々と浮かしたり工夫もそれなりにやっていたはずだがとわざとらしくロージャに目線を送りながら言えばホンルは新鮮なものばかりだと笑った
ホンルの立場的には、新鮮だろうなとこっちで言えば、富豪がカップラーメン食べるようなもんだと内心だけで考え苦笑いだけ浮かべる
「もーガリバー拗ねないでよ〜」
「不満があるなら、ちゃんと言えってことだ」
「じゃあ今度リクエストでも」
調子に乗るなと付け加えようと思ったが………
「はいはい、偏りすぎない様にな」
リクエストに答えるのは、別に不満があるわけでもなく囚人達のストレス軽減になるなら過ごす空間の居心地も比較的良くなるし
ロージャだけのリクエストに偏らない様にするからなと、答える
特定の誰かの贔屓は、したくない
「おーじゃあ………」
「手下どもっ雑談は控えろ、管理人様が何か話されるぞっ!」
〈ウーティス………えーと〉
ロージャが、俺の返答に気を良くして今度は何かと言おうとした時に流石にウーティスの目から見て脱線が酷かったのだろうと管理人が話されると言葉を控えろと言った
管理人の様子から、本当に言おうとしていたかはまぁ怪しいが結局は言うことになるのだからその辺はいいだろう
………ロージャとドンキホーテが、管理人の方から期待通りの言葉が出ないかと興奮交じりの目で見ているが
〈もしかしたらあそこに居る人達に、何処か近くにあるロボトミー支部とか………LCCB隊員に関する話を聞けるかもしれないんじゃないかな?〉
管理人が、あの船に関わろうそう発言した瞬間に鼻歌を口ずさむのを止めてクルーズ船に近い端に近づき思いっきり叫んだその声に対してグレゴールは思いっきり耳を塞ぎながら何もしなければ恐らく声が届いたと思うまで何度も叫ぼうとするドンキホーテを止める為なのだろう
ダンスミュージックらしき物が掛かっていて、人がいたとしてもハッキリとは聞こえず此方に気が付かないだろうと抑えていた
「直接渡って聞いてみるのが早そうだな」
〈じゃあちょっとだけあっちに渡って聞いてみようか〉
ドンキホーテとグレゴールの様子、そして全く反応のないクルーズ船そして3時間という時間から管理人は変わらず渡る判断をして
周りの囚人もそれでいいかと見渡した、当然イシュメールは難色を示すがそれだけで終わった
俺達は、全員がギリギリ乗り込めそうな小舟で進む
イサンやシンクレアは、まぁとても立派で安定しているとは言えない船に不安を覚え救命胴衣等はないかと聞くが巻き戻しがあるから大丈夫とか言い始めた
シンクレアが睨む前に、なら沈んでやろうかと分かるまで何度でもやれるぞと俺が言っておいたが苦しいのは普通に嫌だが管理人も嫌だろう
まぁ後は、ドンキホーテがまた叫んだりなんなりして居たが無事………?クルーズ船に到着した
「直前までパーティーが開かれていたと見える」
「今乗り込んだ事には、気付かれていないみたいだな………武装やらなんやらした集団が乗り込んでるって完全に海賊と勘違いされそうだが」
シンクレアやドンキホーテ、そして食べかけの料理に目を輝かせるロージャ等々クルーズ船の賑やかな音楽が流れるデッキを眺めているが………誰も居ないとはいえ現状は刃物や鈍器を持った武装集団が、和気あいあいとパーティーを楽しんでいる船に無断で乗り込んでるわけで
そんな事は囚人達には構いやしない
ドンキホーテが、突っ走った後ヒースクリフが音を無らし続けるスピーカーを拳でぶっ叩いた
もし人が居たら、法律は詳しく知らないし此方に有るか分からないが完全に不法侵入の上器物損壊は確実だろう
「………管理人、取り敢えずゲストじゃなくてキャスト探してみる」
〈あっうんガリバーいってらっしゃい〉
俺は、ヒースクリフの行動で壊れたスピーカーを見ながら管理人の方を向いてダンス等で楽しんでいたのならば大問題だぞと言いながら
楽しんでいる客ではなくそれを仕立て上げる職員の方を探してみると口にして離脱の許可を得た
デッキから、クルーズ船の船内へ移動する
境目を決めるドアは当然中にいる人達も食らう為か、破壊されていた
その内シンクレアと管理人が入る倉庫の場所やら、諸々調理場で軽く取っていける物を引き出して見繕っていれば囚人や管理人の物でも案内人でもカロンでもない声が後ろから聞こえる
アイツかぁ今は、ちょっと不味いな
「うん?ガリバー!ガリバーじゃないかなひっさしぶりだなぁ なんかきっかりした服だな他にいるのか?」
会う可能性はあったが、後で帳尻合わせはしておこう
振り返ると、浅黒い肌に薄緑色の瞳を持った青年がいた
前に遭遇して声をかけられたのはいつだったか都市では外見が年に反映されにくい若作りな奴が多い目の前のこいつも年自体はかなりいっていた筈だ
「ちょっと1年そこら、団体行動中でね」
「よくもってんなぁ………お前が先頭か?俺みたいに良い感じの波にあうの目的?」
「いやそれはないデューク」
私は、リンバスカンパニーの名刺を軽く見せて今丁度言う通りに群れで行動していると言えば1年間もよく大人しく出来ていたものだと言ってから何か思い浮かんだように私が先頭として動いているのではと?聞いてくる
そこまで大きな荷物を持ったら好きな様に、動きにくいったらありゃしない為好んでするわけがないと言うと共に同時に目の前のこいつが言うような良い感じ波にあう為という事も否定した
「そっかぁ、前波乗りに一緒に行ってた時に性に合ってそうだったからガリバーもてっきり俺みたいに個人的に行って偶然鉢合わせたのかと」
「私個人としては、依然興味自体はあるがね 後その行為を波乗りと呼ぶのは君ぐらいだ」
U社の海に規則があり、それを破れば波に遭う
逆に言えば、その行動が規則にさえ合っていれば波に遭わずに通過する一般的には自動航海システムに使えるデータをU社から購入して安全に航海するが
逆に波に遭遇する事自体が目的で動いている、そう考えればいい
清い大きな海を魅力的に思う奴がいれば、荒れた海こそ真に惹かれるナニカを見出している奴もいるそれぐらいの話だ
災害マニアならともかく波乗りと評しているのは、こんな私でも頭が可笑しいと思っている多分そのうち死ぬだろう
本人は、もし全てを捧げてもいい魅力的な鯨がいたら人魚になる為に突っ込むとか言ってるから………まぁそうなるといいねと他人事ながら応援はしている
積極的に叶えてあげようとは、一切思わないが
「一緒に行動している奴らがってことかぁ………、無理強いはいけないね」
友人であるデュークは、私の方を見てガリバー本人ではなく周囲がやっぱりダメかと少し首をガックリさせつつも嫌と思うことを無理やりさせるのは良くないと堪えた
個人的に付き合うのであれば、勿論完全に興味がないわけでもない為楽しめるだろうしジョン等も含めれば何人かまたデュークの趣味に付き合って騒ぐことに賛成の手を挙げるのも居るだろう
「上手くいけば、それなりの付き合いになるかも知れないから暫くそっちの誘いには乗れないかな」
「えっ1年一定の場所に居るだけでも珍しいのにかっ?」
「もし抜けた情報が君に伝わっていたら、私を誘いたかったら言ってくれ」
私は少し願望混じりな事を言い、もしそっちから誘われても付き合う時間がないと事前に断っておく
デュークから失礼な事を言われている気がするがまぁそこら辺は関係はないあくまで希望的観測でありダメだったら憂さ晴らしとしてこいつの誘いに乗るのもまた良いものだろうと抜けた話が伝わっていたらとだけ前置きして誘いの文言も伝えた
「ふーんそんなに言う奴らかぁ、今丁度このクルーズ船に居るんだろ会ってみたいなぁ」
「それ止めておいたほうがいいね、また被災者だと勘違いされて別の船にへ送り返されるよ」
それほどまでに言う人物達が気になるらしく、私なら知ってるだろう案内しろよと突っかかってくるが………色んな意味で合わせるのには此方にとって不都合があり過ぎる為
私は、また波に遭う趣味を災害を受けている被災者と捉えられて危険地帯からの隔離としてマカジキとかに戻されてしまうのは不都合だろうと止めておけと止めた
実際、デュークがいくら説明しても波に頭をやられてしまった重傷だと判断されて私達含めて纏めて最終的に病院にぶち込まれたことあったし一応禁忌はちゃんと守ってたけど
「確かに困るなぁ………ならガリバー、俺隠れてるから見つからない様にしてくれ後俺も少し缶詰とか諸々欲しいから残して」
「意味の無い意地悪は比較的しない人だよ根こそぎ持てるような時間も船の余裕も無いし、じゃあ引き続き楽しんで此処で最初に見つかったのが私で幸運だったねデューク」
デュークは、私の発言で素直に会う事に対するリスクに目を向けたのか昔の理解のない人達相手の面倒事を思い出したのかさっと顔を青くして私に一緒に来た奴らに見つからないようにしてくれと頼んできた
私は、まぁ囚人と管理人に会わないようにと言うことで言った為断る訳もなく受け入れてからそろそろシンクレアが倉庫の方に行ってる時間だろうと立ち去った
「うん、シンクレアどうしたんだ?」
俺は、クルーズ船内は十分ざっとであるが見た為倉庫の方に向かえばシンクレアはもう来ていたらしいじきに管理人も追いかけて来るだろう
辺りを不安を隠しきれないように見回していたシンクレアに声をなるべく驚かせないようにかければ
「えっとガリバーさん、倉庫に何無いかと………」
「あぁ俺も、船内にも誰も居なくてなパーティー会場の方はもう皆見てくれてるだろだからこっちも思ったんだがシンクレアだけか」
「アハハ………けど、一人よりは心強いです」
ホンルの怪談が怖くて逃げてきたと言わずに、一足先に倉庫の確認がしたかったと笑う俺も一応船室の方へと向ったが何もなくどうしょうもないから此方に来たと言ったらパーティー会場を真剣に調べては皆居ないとは言えなかったのだろうか誤魔化しつつも一人で居るよりは心強いと伝えてきた
「にしても、俺がはいる前からシンクレアの周りが明るかった気がするが俺みたいになんか持ってきたのか」
「いやそんなはずは………もしかして部屋のな」
倉庫の中に明かりがついているからと、そう言おうとシンクレアは上を見上げる
変化しつつある鯨の被害にあった、人達を直視したのだろうその場で固まった
「おいシンクレア」
〈ガリバー、シンクレア早くその場から離れて!〉
俺が、シンクレアに声をかけた瞬間カンテラの灯りで遠くから見ていた管理人は今どのような状態に俺達が置かれていたのかよく見えたのだろう
ギャンっと壊れる前のような時計の針の音とともに管理人の会話が通じてくる
「理解するべきは取り敢えずやべぇ場所って事、早く出るぞシンクレア」
シンクレアの手首を引っ掴み、引っ張り走る本人の了承などは取るまでもない
流石に物理的に干渉されたら身体が覚えているのだろうちゃんとシンクレアも走ってくれていた
「うわぁぁぁぁくうちゅうにひとがくうちゅうにひとがくうちゅうにひとが!!!」
「落ち着けシンクレア伝えるべきは、現状命の危険あり武器を構えろだ」
管理人とシンクレアの慌てた様子に、何があったのかを聞けばシンクレアは叫びながら見たまんまのことを言った
先程の怪談もどきもあり、なかなか空気感が締まらないが俺はシンクレアを落ち着ける意味も込めて今やるべき事を端的に伝える
「………波に巻き込まれてその人魚が来ているってことですかボサッとしている暇はないです」
イシュメールは、俺とシンクレアの言い分を見てその理由も付け加えて周囲への警戒の言葉を発する
管理人はもうすでに端末の操作に入っていた
無事何とかクルーズ船を襲った鯨の襲撃を防いだ後、各々持てるだけの物資を持って小舟へと乗り込む
忙しなかったが、大きい炊飯器とか諸々を持ち出せただけかなりの収穫だったと思う壊れない限りは使う機会も多いだろう
そうやって手元の炊飯器見ていれば、遠くになっていくクルーズ船を見ながらシンクレアが震えるような怯えるような声でボソリと呟いた
「………アソコにいる人ですか?今まで居なかったですよね………???」
「いやありえないだろ、俺が船内見たしあんな災害だったら騒ぐだろうし」
波でもし生きてたとしたら、俺達は助け舟という他無いだろう真っ先にこちらに向かって船に乗せてもらおうとするはずだこっそり物色していたわけでもなくスピーカーを壊していたり目茶苦茶目立っていたはずだ
「波で全滅した筈です」
イシュメールも、そう言いながら気のせいだろうと結論づけたそれにヒースクリフが静かに
「いや俺も見えた、けどあんなに騒いで飛び出さねぇわけねぇだろっ」
シンクレアの様に見えたとは言うが、状況が可笑しすぎると叫ぶ訳もなく混乱していた
「うーん本当に怪談ってやつですかね〜」
「えー私も見てみたいちょっと覗いてって、居ないよ二人の気のせいじゃ」
「………疲れかと思ってだが、シンクレアとヒースクリフにも見えていたのかアレ?」
………プロムン世界って霊感の概念あるのか?もしかして、それか純粋な疲れというかシナリオで表に出ない話か分からねぇなコレ
俺はそう思いつつ、囚人同士の見た見てない気の所為気のせいじゃないそもそも人間かという会話をメフィストフェレスへ戻るまで聞いていた
いやぁ我ながらとても焦りが出る出来事だった心臓に悪いデュークは肌が黒めだから、夜に溶け込みやすいんだ………にしても会わないほうが良いと私は言ったのだが船である程度遠くに出たら大丈夫と思ったのか………異物が入る故のちょっとした変質とはいえ少しお騒がせしてしまったね
7期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
-
双鈎海賊団
-
ピークォド号
-
南部ツヴァイ協会
-
北部ヂェーヴィチ協会
-
南部ディエーチ協会
-
南部センク協会
-
黒雲会
-
LCCB
-
剣契
-
東部センク協会
-
マリアッチ
-
ぽんぽん
-
鉄工会
-
西部ツヴァイ協会
-
南部セブン協会