バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
「本当にお化けが居たのであるかぁ?」
「いや僕は見ましたよ………」
俺達は、波に巻き込まれたクルーズ船から小舟に戻りメフィストフェレスへ降りた
その後のメフィストフェレス内の会話は、さっき見た(見てない人もいる俺も見えてない)人影らしき何か簡単に言えばオバケの話でもちきりだった
ドンキホーテは、震えつつも最初に目撃発言をしたシンクレアに本当にそうだったのか何回目か分からないが聞いているシンクレアも何度同じ事を返してるのか分からない
「ソレを議論する事に、特に異議はないかと」
「オバケとやらが、この船に乗り込まなくて良かったな」
ファウストは、見ていて発言しているのかそれとも見えてないのか明言こそ無いが今回の作戦に特に有意義になることはないと断言をする
珍しくヴェルギリウスも、同じような考えなのかオバケという子供らしい考えに呆れているのかそのオバケとやらが同じ小舟に乗ってメフィストフェレスに来なくて良かったなと一息吐いた
「うん?ヴェルギリウスもファウストそういうの怖かったりするのか以が………どうしてそんなに睨むんだよ怖いってオバケより」
その時の心情は、からかい半分面白さ半分と言ったところだろうか
思わず、どこか疲れが見えるヴェルギリウスとファウストに首を傾げつつそういうの怖かったりしているから言ってるのかと話し切る前に明らかに俺の目を見てにらまれた
コレぐらいちょっとしたからかいとかじゃれ合いだと思うのだが………そこら辺の人の閾値は違うから仕方ないけど
「一応お化けって言ってるけど、マジモンの人だったらどうすんだ」
一応オバケと仮定して話が進んでいく中で、ヒースクリフが本当の人だったらどうするんだとある意味的を得ていてある意味今じゃない事を口にする
「ならば救わねばならぬっ」
「もうヒース、そんな事言うからおチビちゃんが乗り気になっちゃった!」
「俺のせいにするなっロージャ!」
みんながソレを口にしなかったのは、多分こうなる事が何となく分かっていたからだろうけど
ドンキホーテが、正義のフィクサーとして腕をブンブン振り始めロージャがヒースクリフの方を向いて言い出しっぺ抑えてもいい、ホンルはいつもの様に笑い、イサンとシンクレアは焦り、グレゴールとウーティスはため息をつく
三者三様十人十色にぎやかな反応だ
「ドンキホーテが船から身を乗り出そうとあ"」
「はぁ………あんな場所に居るわけないじゃないですか 少し風に当たってきます」
そうこうしている内に、ばちゃんっという音と共に視界からドンキホーテが消えてブクブクと溺れるような音がする
俺はあ"とこれからを思い頭が少し痛くなりつつも浮き輪を取りに行きイシュメールは耐えられなくなったのだろうか、あんな波の中に人がいるわけないと何回言ったらそう言う意味も含みつつ囚人達の群れから離れた
「ふぅ………こんなの起きるとか、そりゃ疲れる」
ドンキホーテを、何とか船に引き揚げて制服を着替えさせた俺はドンキホーテの濡れた制服その他色々詳しくいいたくない物をランドリールームで軽く水で海水を落としてから
あんまりとまじまじ見ないようにしながら、洗濯機の方に入れ込んだ
カロンのパンツ事件から、色々あるだろうが全ての役回りは変わらなかった
俺は文句は言わないが、何か思う所はある女性の方々や諸々はやってくれてるならそれでいいに終着したのだろうか?
「そろそろ次の海域だっガリバー持ち場へ戻れっ」
洗濯に掛けるのはまだ、衣服が溜まってからでいいだろうと洗濯機の中を見て閉じた時にウーティスより早く来いと急かされるような声をかけられた
「うんただ過ごすだけの場所じゃ………」
「何を呑気な事を言っている、目的のL社支部本体への到着だ」
「あっだ!」
俺は次を知りつつも、前のような待機時間があるただ過ごすような場所じゃないのか?と怪訝そうに言えばウーティスは、もうL社支部の目的地に到着した兆しがある相変わらず腑抜けていると脛を蹴られた
骨が折れるかと思った、加減しろ
「あぁアレか、我々の目的地U社ロボトミー支部」
「ここが、旧L社支部かぁ………L社支部か?」
ウーティスに連行され、外に出る目の前に見えるのは所々真っ白に染まったロボトミー支部
蒼白な鯨に全部飲まれた後吐き出されたのか、純粋に影響を受けただけなのか飲み込んだのから随分器用に黄金の枝だけ吐かずに吐き分け出来たものだと思う
「パイロットさんがおっしゃっていた………生存者の方………安全な場所にいらっしゃいますかね?」
霧でハッキリとは見えづらいらしく、シンクレアは遠くのロボトミー支部からあると伝えられたら地点を眺めている
その内、近づくにつれ霧が晴れていき全貌がしっかり見られるようになった
「ほぉクリーピーだな」
「流石にU社特有の装飾って訳じゃないよな」
良秀は、満足げに呟いて
俺は、あんな様子が何もないロボトミー支部としての姿じゃねぇよなって引き笑いを見せた
「あ………あぁ………」
「一体何があったらあんなザマになるんだ」
皮切りにする様に、他の囚人達は各々アレが本当にそうなのか本当にそうだったらどうやってそうなるのかなど各々口に出す
その中でイシュメールだけは、実体験に基づく体験という名の何か思い当たりがあるのだろう見開いて目の前の惨状をこぼさず見ている
「十中八九鯨だろうがあんな大規模か………?人一人ちまちま飲み込む次元じゃない」
「………パイロットさんの話の通りなら、双鉤海賊員がここを立ち去る前に最後に残した言葉が"災害が来ている"でしたっけ」
「真っ先に逃げたとか言うからにはトンデモだろうけど災害か、ロボトミー支部が波に遭ってる訳でもないだろ うんなんで波に遭ってないのにこうなってんだ?」
俺は、それを一目見てから
もしこの太湖で何があるのなら、鯨だろうが今まであった鯨はなぁと首を傾げていれば………ホンルは、パイロットの言葉を思い起こすように少し考えるような間を空けた後"災害が来ている"という話を言った
付け加える様にして、ここのロボトミー支部は変動座標故に波に遭う事は無いだろうと言いながら事の異常性を強調する
「我が仕事を始めしばかりのことを思い起すかしよに、生体組織の付着せる気配がいと似たり」
そんな話し合いの空気感か、それともロボトミー支部そのものかイサンは少し懐かしさを纏わせた言葉で俺達が最初に仕事をする事になったロボトミー支部を例に出した
ロージャが毒ガスの心配をして、ムルソーがあれは裏切り者がいたせいというが………元々の設備の問題だからロボトミー支部どこでも毒ガスの危険性自体はあるんだけどな
花がない昔話をした後に、聞こえない管理人の言葉に反応したのか純粋にパイロットからの伝達の補足か
ヴェルギリウスは、この太湖における災害と呼ばれる5頭今となってる4頭の内の1頭であると伝えている
生きている内に5頭全部見られたのは運が良かったね、歌として歌われるあたり殺しても次個体は居るだろうと思われるのは示唆されているけど
災害と呼ばれる5匹は、太湖のルールに沿わずに好き勝手動いているらしいポケ〇ンで言うところの普通の鯨が草むら(太湖のルール外)から出るが、で災害と呼ばれる5頭は草むらすら関係なく突然エンカウントする徘徊型ポケ〇ンだろう
………災害が、普通に巣の中として栄えているだろうと思われる公開座標の所理論上来れるだろうけどに来たらダメじゃねコレ
会いたくないと思ったら会うし、会おうとしたら会えないもんだよ 実際そうだったから
いや特色とはいえ、人が一人で対応できている時点でまぁあった時点で全滅とはならないだろうけど………
「一応災害そのものは、立ち去っているんだよな」
「あぁ我々が、人魚になる可能性は低いだろう」
俺は改めて、白く染まったロボトミー支部を見てこの惨状を作った災害はもう立ち去っている状態である事を明確にする………近くにいたらもっと騒がしいだろうし
それにウーティスも同意したのか、その災害の余波を受ける可能性はあれど災害そのものに遭遇する事は状況からしても考えにくいと頷いた
クルーズ船にいた弱い鯨の様に、波に取り残される事は波のルールすら無視することからも考えにくいから
ヴェルギリウスは、ある程度囚人の意識が纏まってきたと思ったのだろう話をきり上げようとロボトミー支部に行くのに使うのはメフィストフェレスを使わずに小舟を使えと括り付けられた小舟を指した
多くの囚人は、管理人も含めてだが文句をぶつくさ言っているがファウストの有無を言わさぬような小舟の手配によって封殺される
………一応立場上は、ファウストとその他囚人は管理人の下というところだけど実務的にはやっぱりファウストの方が少し上にはなりそうだリンバスカンパニーの元々の立場的にも元からいるのとほとんどのスカウト引き抜き組って所だろうし
「おー!赤い視線殿がこちらに手をっ」
「おい跳ねるなっ揺れるっ」
「もーおチビちゃんてばぁ」
カタカタと小舟に備え付けられたエンジンが、掛かりどんどんメフィストフェレスから離れていく
ヴェルギリウスは、メフィストフェレスの方から完全に面白げにカロンと共に手を振っているが囚人の中でちゃんと反応しているのはドンキホーテとホンルとロージャ控えげにシンクレアぐらいだ
………俺は、しないのかって?まぁリンバスカンパニーからの契約とかカロン優先とか理由はちゃんとわかるがちょっとイラッとするからやらない
「取り敢えず、黄金の枝は無事かどうかって所だよな壊れてたら元も子もない………一応アレって壊れるのか?」
「耐久テストはコチラでもしてませんから」
メフィストフェレスから、ロボトミー支部の方へと目を向けながらファウストにもうそこに黄金の枝はない事は分かりつつもあんな災害に巻き込まれていたのなら黄金の枝は、壊れていたらどうするんだ
そもそも壊れる心配とかってと言えば
考えてどうするという様に、耐久を確かめるような物でもないと突っ返して終わった
ゆっくりと少しづつ近づいていき、ロボトミー支部の入り口であろう部分に到着した
ロボトミー支部に入る他の船用の突っ掛かりに、小舟を括り付ける………
「ここがロボトミー支部か………」
今目の前にあるのは、ただ奥へつながる階段だけだ
7期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
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