バスの囚人に転生したぞー! 作:カンジャリ
蒼白な鯨に呑み込まれ侵食された者が、次々と起き上がり此方へと向かってくる
新たな侵食先を探すように、ここで普通の人間が死んだとしたのならばそれもまた残り香で汚染されたりするのだろうか?
「はぁ、珍しい死体がそれともただの汚染か………売り払うまで分かりきらんのがアレだな
エンケファリンでも溜まってれば儲けか」
パキンっと割れるような音がして、裏路地にいた頃の記憶が思い起こされはしない
ただ相変わらずその記憶が自己の上にあるだけだ
「ここでは、エンケファリンは珍しい物質のようですねですが管理人の指令通り掃討するのは変わりません」
ロボトミーegoを身に着けた、ファウストは真っ先に進み殺人鬼より抽出されたego武器のハンマーなようなものを振り下ろす
基本的に皆々、ちゃんとした武器を持っているが俺が持っているのはナイフぐらいネズミとして持っているだけ上等とも言えるかもしれないが
囚人状態でも、カンテラ渡されているし俺はそういう星にでも都市においてはそうなのか?
「鯨の後始末ですか」
入れ墨がびっしりと身体に張り巡らされた、ムルソーは周りを見てからその中に中指の構成員が少し混ざっていたのが見えたのだろう
そのまま無様を晒さぬように、トドメを刺せとの任務だと判断したらしい
正常に仕返しをこなせる状態でもないし、実質脱退みたいなものだからまぁ別に同情とかもないんだろう
「何というか、訳わかんねぇな組み合わせだな 仕事ができるならそれでいいかにしても どうなったらこうなるんだああ"」
きっかりと組織人としての服装をしたヒースクリフは、侵食し襲ってくる元人間の頭部を的確に貫き物言わぬ死体に変えた
まぁ確かにそれは俺も思う、旧ロボトミー社のエージェントと中指やらセブン協会やら海賊、鯨取り、ネズミ、コムゲ、W社、K社やら唯一被っているといえばセブン協会で課がかなり下の課長というヒースクリフに対して気まずい位置にウーティスとしているぐらいだろうか
全体的に、親和性も何もあったものではない
割と管理人は余裕があるみたいだ、いや焦って人格牌を入れる手が滑ったか?
「何言ってんか、分からねぇな路地裏でラリってる奴らも同じようなもんか?
巣の奴らは良いもの使ってる、少しぐらいお零れがあってもいい気はするがっ」
俺はLCCBの銃の引き金すら使えず、振り下ろすようになった者に対して懐に入り込み喉物を突き刺す
臓物を取り出す為に、殺すがそのまま突き刺せば傷つき価値が落ちる為どちらかというと太い血管を狙うことに慣れた気がする
血は最早全て吸い取られたかのように、出ることはない
そのまま自身の足を横に薙いで、目の前の敵をどかし後ろへ距離を取る
「ふうっ、なかなかしぶといですねぇ………崩壊アンプル使っても普段より溶けにくい気がします
なんでしょう?」
ペチャっと、緑色の粘液が床に飛び散り俺の顔につく
直ぐ様布で拭うが、溶けた後も効果が出ているのだろう少し皮膚から肉まで達していた
K社としているホンルは、普段の生身の人間より効き目が薄いと不思議そうな顔をしつつも完全に溶けて消えた跡を踏みつけながら
その姿すらも変容していく、鮮やかな緑色の粘液から淀んだヘドロの様なものへと
「結構痛いと思いますよ〜一度切ったら、傷から取れないはずなので」
上書きを更に上書きする様に、元からそんなものなど無かった様に
武器も服も何もかも、誰でもない幻想体の意思に染まったホンルは変わらずほだからに笑いながら薙刀のような形状から鎌へと変わった武装を振り下ろす
それはK社の様な、溶かし切る物ではなく見るからに切れ味が悪い苦しめる様な物………俺が知っている中でも仕組みとしては痛みの膿の最大化を狙ったフランベルジュに近いだろう
「チックソったれな人魚がっ」
ホンルが放った沸き立つ腐食により、付着した粘液が傷口にへばりつき酸による侵食か溶けるように沸き立つ
だがその見るからに苦痛を伴いそうな状態でも、知らない様にグレゴールへ向かっていき苦々しい言葉を吐き捨てながらパンっと乾いた音が響く
まだ数は居そうだ、LCCBも居るがそれよりも海賊が多いやっぱり中指が後ろ盾に居るとしてもかなりの規模だったらしい
俺は、少し疲れつつも刀身が短いナイフで相手に迫り運よく致命傷に至ったり至らなかったりしている
周りの囚人も、追撃やフォローしたりなどもあるが数を減らす為に動いている
そんな中………
〈ガリバーego使うよ〉
カチカチと時計の音が頭で響く
満たされ、割れて、押し固められる
頭の中で波の音が聞こえる、水の中かそれの上か
「もう元の形を忘れてしまったか???」
暫くシーフードスープ以外のものを口にしていない、元々は何をして何を考えていたのだろうか?あぁ今は目の前のエビを捕らないとそしてそれを捕らえる手を増やす今の俺にとっては一番いいのだろう
そう思ってツナギを着て、目の前の敵へと進む
あぁとても似ているな、俺は笑うそうして何処か知らない所へ俺すら分からない所へ引きずり込んだ
視界が晴れる思考が晴れる
オーバークロックでもさせられたか
目の前には、死体ですら無いような動かなくなったモノがあった俺はそれを脚で蹴って再び進む
「警戒を怠るっ」
〈もう大丈夫ウーティス〉
戦っている内に、武器がぶつかる音が少なくなっていく数は確実に減り
最後が断末魔すら発さず倒れた音が響いた時、ウーティスは周囲にまだ戦闘続行を伝えたが管理人による人格の剥離により止められた
「え~と光は………まだ止まってくれているようだな」
「本当に、誘ってるじゃねぇか?何があるってんだよ」
死屍累々になった辺りを見渡せば、まだ青い蝶が一匹辺りを漂い待つ様にシンクレアや管理人の近くを回っている………流石に目的もある為痺れを切らして俺達囚人達が置いてきぼりって事にはならなかった様だ
その様子に、蝶が完全にナニカである事に疑念を抱いていた人もある意味納得し押し黙る他無いだろう
「随分静かだな………」
蝶を追いかければ追いかける程追手となる人魚が少なくなる異様な程に異質な程に
話し合いにはきっと邪魔な客なのだろう
「少し開けた空間に出ましたね」
ファウストがそう言って、目の前の水溜りに目を向ければまた青い蝶が羽を休めている
此処でリムにとっては行き止まりなのだろう
ここから先に進む、頼りもなくただ立ち止まっていた時
ちゃんぷんっと水の音が鳴る、それは此処にいる全員の視界の前に突然現れた
各々が融和ではなく、警戒を示す 何処から来たやらどうしてやら船なんて使わずとも行ける手段は山程考えるだけであるのに当然何かを使ったはずだとか思うらしい
簡単に何を言ってるのか何となくわかるが、何を話しているのかが分からない為ほぼ聞き流すように聞いていれば………
話が終わりかけて、目が冴えてきた頃
話しかけてるのに内容わかってないかぁ
「?」
私はあまり良くは思われてないようだ悲しいね
リムが静かに此方を見ていた気がした、いやかなり近くにイサンも居るし自意識過剰か昔とはいえ友人で共に研究していた人達だ意識が変わったとしても名残はあるだろう
異常者として引き留めようとする行動も虚しく手はすり抜けるようにリムは消えて
辺りにはまた人魚達が、群がった
きっとあの蝶は、人魚達には獲物に手を出すなというマーキングにでも見えていたのだろう
助けというならば、帰りのアフターサービスもしっかりして欲しかったものだが行きはよいよいと言うまいなとか言ってたし帰りは怖い手のも知ってはいるか呟いたボヤキも消えるように鏡が割れる音がする
そこから何とか奥地からどんどん来る人魚の相手の対応をし続けて、軽い立ち話ができるぐらいの余裕がある入り口付近まで戻ってきた
〈結局黄金の枝も、生存者も居なかったか〉
管理人は、その比較的静かな安心できると思っている場所で落胆するような音を鳴らした
各々が自らを慰めるような言葉をかけたり、個人的満足していたりしたが
「取り敢えずあのリムってイサンの友人のねじれは、ここから黄金の枝とか幻想体とかなんもかんも腹の中に入れちまったて話だよな?」
俺は頭を掻きつつ、今伝えられそして起きていると言われた事を長ったらしい言い方を無しにして纏めた
「えぇあのクソったれな蒼白の鯨が、全部飲み込んでいったと」
「とは言っても海中駆け回らないといけないだろあーこうだったら泳ぎでも覚えておけばよかったな」
イシュメールは、黄金の枝はあの鯨がと俺とは違って確信めいたように言いグレゴールは、いやいやと茶化すように泳ぎでもするのかと冷笑交じりの引きつった笑いを見せた
多くの者が、蒼白の鯨での惨状をここのロボトミー社支部の状態で理解したのだろう黄金の枝をいったん放棄するという発言まで飛び出してきた
最初っから最後までなかなか一貫にならないものである、むしろ一貫していたらそれはそれで恐怖を覚えるが
そろそろ双鉤と末兄に連れられた中指達が此処に来るだろうとファウストから告げられた待機時間二時間の発言から思って怪しまれない程度に事前に気を少し張り詰める
油断している所への轟音ほどに心臓に悪い物はない
「うわっでっ」
ちょっと舌噛んだ…………
耳が鼓膜が痺れるように痛い、けど事前に耳を塞ぐなんてしたら普通にダメだしなぁはぁこの後は何度があるが負け戦か………そう思いつつロボトミー支部が完全に崩れかねない内に先に走っていった囚人たちを追いかける様に外へと出た
2時間も時間を稼げるはずもない、末兄戦へ向かおう
7期ガリバーの人格抽出(投票が多いほど優先度↑)
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双鈎海賊団
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ピークォド号
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南部ツヴァイ協会
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北部ヂェーヴィチ協会
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南部ディエーチ協会
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南部センク協会
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黒雲会
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LCCB
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剣契
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東部センク協会
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マリアッチ
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ぽんぽん
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鉄工会
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西部ツヴァイ協会
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南部セブン協会