我は神なり!!   作:マグマ焼き豆腐

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どうも皆様、めちゃめちゃお久しぶりです。マグマ焼き豆腐です。あけましておめでとうございます(激遅)。
半年の間も待たせてしまい申し訳ありません。中々文が出てこなくて苦戦しておりました。(まぁ、書き貯めしとけやという話ですが)
半年以上の空白を頑張って埋められるように活動していきますので今後ともこの小説をよろしくお願いします。

あと、設定変更としてセリナの"(しん)さん"呼びを"(しん)君"呼びに変更いたしました。
理由としましてはハナエとごっちゃになってわかんなくなってしまうからですね。
またもや急な設定変更を申し訳ありません。


神と救護騎士団

 

(しん)君?聞いてますか?」

 

「我は(しん)ではなく(かみ)(しん)君?」……はい」

 

 

救護騎士団の部室にて、鷲見セリナの前で正座をしている少年の姿があった。

 

そう我、神神神(しんがみしん)である。

 

こんなことになったのは、まぁ、あまり深くない事情がある。

 

少しの間、学校に行かずにクリエイティブに没頭していたら自宅に救護騎士団が押しかけてきて、無理矢理ここまで連れてこられ今に至る。

 

よくも我のクリエイティブな時間を邪魔をしてくれたな……!

 

この代償は高く付く―――

 

 

「どうして、1週間も睡眠を取らずにいたんですか?」

 

 

……まぁ、確かに1週間くらい一切寝た記憶などはないが!

 

たかが1週間くらいどうってことはない。というか普通のことだろう。

 

ひと月は大体5週間。そのなかのたった5分の1寝なかっただけ。

 

年単位で見れば大したことは無い。

 

それに神である我が1週間寝なかった程度で支障など―――

 

 

「それに、栄養失調の傾向も見られます。1週間睡眠を取らなかったのに加え、何も食べていないですよね?」

 

「いや、たまにゼリーは食べ「ちゃんとした食事はしてないですよね?」……はい」

 

 

……確かに栄養などが整ったものは食べてないし、3食食べてない日もあったし、なんなら何も食べてない日のほうが多かったが!

 

それが何だというのだ!食事や睡眠など時間の無駄!

 

そんなものに何時間も使うのなら我のクリエイティブな時間に使ったほうが何倍も有意義だ!

 

人間は動くためにエネルギーが必要。そのエネルギー得るために食事や睡眠などを摂る。

 

しかし、神にはそんなもの不要!!

 

……まぁ、3日目あたりからフラついたりして倒れそうになった事もあったが!今の我は至って健康そのもの!何の異常もありやしな―――

 

 

「言いたい事があるなら、心ではなく口で言ってください」

 

「心読まないでくれない?」

 

 

鷲見セリナの能力ってテレポートだよな?心読む能力じゃないよな?

 

 

「まぁ、アレだ」

 

「なんですか?」

 

「我は神だ!そして神は不滅!それ故我も不滅なのだ!ヴェハハハ!!」

 

「ハナエちゃん。私が(しん)君の腕を押さえますので腕を切断してください」

 

「分かった。分かった。我が悪かった。だからそれだけは勘弁してくれ」

 

 

脚はまだしも、腕が無くなったら我の才能が宝の持ち腐れとなってしまう……!それだけは避けなくては……!

 

 

「セ、セリナ先輩。心配なのは分かりますが少し落ち着いてください!これで5回目くらいですが一応(しん)さんは患者さんなので!」

 

「そうだ!朝顔ハナエ!この暴走列車を止めてくれ!」

 

「誰のせいだと思ってるんですか!!(しん)さんは反省してください!!」

 

 

反省をするようなことなどした覚えがない。

 

というか居たのか朝顔ハナエ。

 

 

「ですが、何度言っても改善の余地が見られないので、もう無理矢理にでも止めないと……」

 

「それならいい方法があります!」

 

 

……何故だろうか、嫌な予感がする。

 

 

(しん)さんの癖が治るまで、私達で身の回りの事を管理するんです!」

 

「……えぇ!?」

 

「はぁ!?」

 

 

何を言っているんだコイツは!?

 

 

「我は神だ!そして神は全知全能だ!そんなもの必要ない!」

 

「自分の体調管理もできない神様が全知全能なわけないじゃないですか」

 

「めっちゃバカにするじゃん我のこと……」

 

 

面と向かってよくそんな事言えるな、我は君が怖くなってきたぞ。

 

 

「管理……管理ですか……」

 

「管理というよりお世話のほうが正しいかもしれませんね!一週間くらいしたら多少はマシになってるはずです!」

 

「待て、鷲見セリナ。よく考えろ?自分の時間を我に使うなんて勿体なくないか?自分の時間は自分の好きなことに使うのが我いいと思うの」

 

 

そういう事だから我はクリエイティブに没頭していた。

 

 

「ん〜…」

 

 

腕を組み真剣に悩む鷲見セリナ。

 

……そんな悩むことか?普通嫌じゃない?人の世話をするのって。

 

我は相手が知人でも絶対にヤダね。

 

 

 

「……」

 

 

おい、ちょっと待て、なんだその顔は。

 

なんだその決意固めたような目は。

 

ちょ、マズイ、ジリジリと距離を縮めてくるぞこの2人!?

 

 

「大人しくしててくださいね、(しん)君。そうすれば手荒な真似はしないので」

 

「暴れたりしたら……本当に手脚を切り落としてしまうかもしれませんね」

 

「いや、ちょ、ちょっと待て!分かった分かった!」

 

 

地に膝と手をつき土下座をする。

 

神がこう安々と土下座などしてはならないが……状況が状況だ、仕方あるまい。

 

 

「本当に次は気をつけます。ちゃんと自分の体調に気を配ります。だから許してください!」

 

 

流石にここまでの誠意を見せたら許してくれ…「無理ですね」判断が早い。

 

 

「そのセリフ何回目だと思ってるんですか?それも含めるとこれで8回目です」

 

「今回みたいに倒れたときや、倒れるギリギリのときでも何回か言ってましたからね!そもそもこれは(しん)さんを心配してやっていることです!受け入れてください!」

 

「そんな言ってたのか……じゃなくて、断る!そんな事我のプライドが許さない!神が世話されるなどあってなるもの…「ふんっ!」ブヴェア゙!?」

 

「あ……ミネ団長……」

 

「だから受け入れてください、って言ったのに……」

 

 

蒼森ミネェ!?いつからそこに!?

 

ぐっ……首元に思いっきりチョップを入れられたから……い……しき……が……。

 

 

 

__________

 

 

 

 

「ひとまず落ち着きましたね。方法はアレですが……」

 

 

ミネ団長の手刀を受けた、(しん)君を見つめそう呟く。

 

(しん)君がどれだけ注意しても癖を直さないので、私達はある作戦を立てました。

 

ハナエちゃんと私で気を引いてる間にミネ団長に気絶させてもらい、その間に私の家まで運び込む。

 

……かなり力業ですが、もうこれしかありません。

 

大人しくしてくれれば気絶させる気はなかったんですけどね……。

 

というか、ここまでしないと止まらない(しん)君がおかしいんです!

 

好きなことに夢中になれるのはいいことですが、限度を覚えてほしいです。本当に。

 

 

「このクマの濃さ……どうしてこうなるまで続けていたのですか……。やはりもっと早い段階で救護すれば……!」

 

「昔から興味を引く物には異常なほど夢中になる人ですから…、私達で少しでもマシに出来たら良いんですけど……」

 

「弱気になってはダメですよ!セリナ先輩!私達なら出来ます!」

 

「……そうですよね。ありがとうございます。ハナエちゃん」

 

 

そうです。私は救護騎士団。

 

"救護が必要な場に救護を"がモットー。今、(しん)君には救護が必要が必要です!*1

 

 

「セリナ、あとは任せました」

 

「私達は学校が終わり次第そちらに行きますので!」

 

 

そう言い、ミネ団長とハナエちゃんは、各々の用事をこなしに向かいました。

 

 

「………(しん)君」

 

 

……こうして眠っている(しん)君を見ていると"また目を覚さなくなるんじゃないか"と、思ってしまう。

 

……今の(しん)君なら大丈夫。そう分かっていてもやっぱり、3年前のあの事件…"(しん)君が死にかけた"ことはまだ、私の心を深く傷つけているようです。

 

 

「大丈夫です。(しん)君、次はありません。絶対に貴方を傷つけさせません、守ってみせます」

 

「………ん……ぐ」

 

 

あ、そろそろ行かないと起きてしまいますね。

 

……いや、復活が早すぎませんか?普通気絶したら数分で起きることは少ないはずなんですが……。

 

まぁ、その点については……、

 

 

「……さすが神様と言ったところでしょうか」

 

「……様……を……つけるなぁ………」

 

 

どういうこだわりなんですか、それ。

 

 

「…よいしょ…っと」

 

 

……軽いですね、私より背も低いし……普段ちゃんとご飯食べてますか?

 

(しん)君をお姫様抱っこの形で抱え、部室から出る。

 

…少し周囲の視線が痛いですが、いちいち気に留めるものではありません。

 

 

「行きましょう。(しん)君、じっくりとその悪い癖直してあげますからね」

 

 

*1
患者の意思は無視するものとする

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