side渡我被身子
「……。」
「私らは後方支援!ヒーロー突入とともに市民の避難誘導するよ!」
……なるほど。それだけ大きい事案ですか。最近朝から流水さん居ませんでしたし……。
「んで俺が後方支援なんだぁ!?」
「かっちゃん!ほかのヒーローの邪魔しちゃダメだから……!」
他にも何人も雄英生がいるけど……それだけ戦力が欲しいんでしょうね。
流水さん……頑張ってください。こちらも出来る限り頑張ります。
「作戦開始!!」
side傷原流水
「こっちですエンデヴァー!!」
「了解!」
エンデヴァー班とすれ違う。
「あとは任せました。」
「任せろ。」
ここはエンデヴァー達に任せる。
私は……
『…………私は事前に潜入…………ですか。』
『ああ。頼む。』
『蛇腔病院……でしたっけ。』
『ああ。君は道をヒーローに託し、そのまま群訝山荘跡に向かって欲しい。』
『……遠回りですね?合流するまでに終わってるかもしれませんよ?』
『群訝山荘跡にたくさんの雄英生が居る。その子達の保護と、怪我人の救護、戦闘支援とやることが沢山あるの。』
『……はぁ……了解しました。その通りに。』
『傷原。あなたしか自由に動けないの。お願いね。』
公安委員長も……むちゃくちゃ言うなぁ!!
私が作った地図と医院長の足取りは……ある程度役になってくれると嬉しい。
エスコルチア。
「……さて。……20分……30分くらいですかね。」
被害が起きる前に着けばいいですけど。
side渡我被身子
「こっちです!」
「オイ渡我ァ!あと何人だ!」
「緑谷くんが連れてくる人で多方最後です!」
迅速に避難を成功させ、ある程度市民を避難所に誘導させた。
緑谷くんと轟くんが来るのが遅い。……何処に……
「何……手間取って……」
ズドン……
「…………なんの音ですか!?」
「そっちで何があったんすか!?」
髪が燃えてるヒーロー……確かエンデヴァーさんのところのサイドキックさんが無線で状況確認している。
「砂煙……?」
遠くの方でなにか見える。……崩れて……?
「かっちゃん!バーニン!!」
「遅せぇよ出久ゥ!」
「緑谷くん!」
緑谷くんが車を、轟くんが何人か人を連れてくる。
「何があったんですか!?」
「分からない!急に目の前が破壊されて……。」
「危なかった。ギリギリだった。」
「ありがとう轟くん!」
目の前が……破壊?
「はぁ!?死柄木弔がやった!?市が半壊!?」
エンデヴァーさんのところのサイドキックさんの発言に耳を疑う。死柄木弔……?
「……死柄木……弔……!?」
「ワンフォー……なんだって??オイ!エンデヴァーさん!?こっちに来る!?」
「「「「!!」」」」
ワンフォー…………ワンフォーオール。……緑谷くんを狙って……。
「……僕を狙ってる……!」
…………だとしたら最善はこうですね。
「…………緑谷くん。私は、ここに残ります。怪我人の手当がありますから。」
「わかった!」
「2人は。緑谷くんを頼みます。絶対に緑谷くんを守りきってください。」
「「任せろ」や!」
「……被せんな!!!」
3人が避難所とは別方向に走り出す。
「ちょっ!?3人とも!?」
「死柄木弔の狙いはデクです。私たちは被害が出ないように動きましょう!指示お願いします!」
「えっ!?勝手な…………え?……わかりました!……わかった!私らは警護だ。何かあればすぐ伝えること。いいね!」
「はい!」
お願いします3人とも。プロヒーローが来るまで……逃げてください。
side傷原流水
「……すごいことになってるねぇ。あれがギガントマキア……本当に化け物ですね。マウントレディが組み付いても止まりませんか。」
「先生……本当にいいんですか?」
「……ギガントマキアは私が始末する。八百万さん。お願いね。」
「……この量の睡眠薬……準備は出来ましたけど…………。」
私の身長くらいの量の睡眠薬。ざっと数十リットル……。
「みんなに被害を与える訳にはいかないからね。全力で逃げて欲しい。」
「……わかりました!」
八百万ちゃん初め、雄英の子たちは避難した。
「少しでも口に入ったら終わり。……ヒリつきますね。」
睡眠薬を全身に纏う。
「エスコルチア・トロッケン。」
装着完了。あとはこの睡眠薬を……ギガントマキアの口にぶち込むだけ。
ギガントマキアが猛進。止まらない。
「…………さて。ギガントマキア。お久しぶりですね?あなたは覚えてないかもしれませんけど。……あなたの命。頂戴します。」
飛び上がる。ギガントマキアの目の前。
「まずは……1発ッ!!」
拳を顔面に叩き込む。
「オグァッ!!」
ギガントマキアの歩みが止まる。
もう1発……!!炎!?
「こいつ……あの時の燃えなかったヤツか。アレで死んでねぇのかよ。」
「荼毘!」
ギガントマキアの背中には敵連合がチラホラと見える。敵連合は群訝山荘跡に居ましたか。……ギガントマキアのパワーと敵連合の援護射撃は……めんどくさいですね。
「……マウントレディ!!」
「はい!?私ィ!?」
ギガントマキアにくっついてるマウントレディに声をかける。
「ギガントマキアの口をこじ開けてください!」
「口!?……無理無理!そもそもこいつ止まらない!!」
「私が隙を作ります!!その時にお願いします!!」
「わかった!!誰だか知らないけど!お願いね!!!」
この量だったら……ある程度振りまいても大丈夫。
エスコルチア・トロッケンの1部を解除。周りに振りまく。
「ローザネーラ・クラッチ!!」
ギガントマキアを縛り上げる。
「ぐおおおおおおお!!!」
なんてパワー!!……エスコルチア・トロッケンがパワー負けしてる!
敵連合ごと縛れたのは幸運だが……ギガントマキアが規格外すぎる!
「ぐぐぐぐ…………止まらない……!!」
「全力で止めるんです!!マウントレディ!」
「わかってる…………わよ!!!」
2人がかりでも止まらない……パワーだけじゃなくて質量もある分……馬力が違う。
このままじゃ…………!
ズブ…………
ギガントマキアが地面に埋まって……!?
「先生!!」
「八百万さん!?……ってことはこれは……骨抜くん!」
後ろから避難してたはずの雄英生が駆けつける。
「やっぱり私達も戦います!!」
頼りになる!危険だけど……今がチャンス!!
「マウントレディ!!」
「任せて!!!」
マウントレディが口を開かせる。
突撃。私が全てを決める。
ギガントマキアが口を開く。明らかに今までとは雰囲気が違う。
「主への最短距離。蝿に時間を割くなど寄り道甚だしい。判断を誤った。二度と集らぬよう払うが最短。」
何を…………
「全ては主の為に。」
腕を振るわれる。
マウントレディが振り落とされる。
「先生ぇ!!!」
「マウントレディ!!!」
「蝿は払った。同志よ捕まってろ。」
「……痛み感じるの鈍いね!ギガントマキアァ!!」
振るわれた腕にエスコルチアぶっ刺してくっついたから……私はまだ終わってない!!!
「ゴハッ…………みんなで作った隙……まだ……終わらせないぃいいいいっ!!!」
衝撃は殺しきれなかった!内蔵傷ついた。でも!歩みを止めるな!!
青い炎!荼毘!!!熱い……でも!!
「んなんじゃ止まんねぇんだよ轟燈矢ァアアア!!!」
「!!!」
炎を突っ切る。この程度で終わってなるものか!
バギィ!!
一撃。
ギガントマキアが揺らぐ。
口が開く
「今ッ!!!」
左腕全部のエスコルチア・トロッケンを解除。口にぶち込む!!
……入ったァ!!!
「マウントレディ!立ちなさい!!ここから……時間稼ぎですよ!!!」
「がはっ……はぁ……わかってるわよ!!動きゃいいんでしょ!!動きゃ!!!」
「マジェスティック!!!」
さぁて……ここから時間稼ぎ。睡眠薬が全身回るまで……命が……持てばいいですけどね。
「ギガントマキアァ!」
「蝿。」