私のヒーロー   作:おいーも

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次回作、きっと私のアカデミア(仮)執筆しました。よろしくお願いします。

主人公が両性具有の関係で一応R18です。そういう描写はほぼない予定です。

https://syosetu.org/novel/394526/




後日談
印照才子の職場①


 

 

 

 

 

side印照才子

 

 

 

ご機嫌よう。私の名前は印照才子。

 

元聖愛学院の生徒。今はとあるヒーローのサイドキックとしてヒーロー活動に勤しんでおります。

 

 

 

 

そのヒーローとは……

 

「才子ちゃん!お菓子食べる?」

 

「ブラッドロータス様……私にはインテリジェンスというヒーロー名がありますので……」

 

「いいじゃんいいじゃん。お菓子いらないの?」

 

「食べます。」

 

 

「えへへ〜。今日はね〜前にホークスくんから頼まれた仕事があまりにもあまりだったから、少し揺すったらくれたんだ〜。」

 

「……あぁ。あの書類がボロボロだったものですか。……確かにあれは酷かったですね。」

 

「許せないよね。だから私怒っちゃったんだ!」

 

私の目の前で頬を膨らませる彼女。

 

ヒーローブラッドロータス様。かの名門雄英高校の元教師にして……私が師事させていただいているヒーローのお方。

 

先の大戦でも大活躍をなされ、ビルボードチャートにも名前を連ねることに。本人は大層嫌がっておりますが……

 

なぜサイドキックになったのかはまた別の時にさせていただくとして……このヒーロー事務所では特に肉体強化に重きを置かれてまして……なんと事務所にジムが併設してあります。

 

もちろんブラッドロータス事務所限定の。意味がわかりません。

 

かくいう私もブラッドロータス様指導の下身体を鍛えさせて頂いてまして……それでもブラッドロータス様ともう1人……凄いお方が居られるのですが、その方のようにはいきません。

 

これも長年の研鑽あっての事。私もお二方に続けるよう邁進していくのみです。

 

 

「〜なんだよね。もう次こんな仕事持ってきたら公安に直接出向いて大暴れしてやろうね?」

 

「ふふふっ。冗談に聞こえませんね?」

 

「当然だよ。才子ちゃんも迷惑かかってるんだから!絶対に許せないもん!」

 

「ブラッドロータス様。そのようなこと私に仰って頂けるのは非常に嬉しいのですが……旦那様に聞かれたら大変ですわね?」

 

旦那様は相当に嫉妬深いお方ですから……

 

「大丈夫大丈夫。被身子ちゃんは今日雄英だから。多分大丈夫。」

 

「本当でしょうか?……紅茶入れますね?」

 

「わーい!才子ちゃんの紅茶大好き〜!」

 

もう。本当に調子の良い方ですわね。

 

 

それでも……私はブラッドロータス様に導いて頂いた身。恩返しとは行きませんが……もう少しだけ皆様とお仕事がしたいです。

 

私の学友の中には独立している方も居られます。少しだけ羨ましくはありますが、今の状態でもいいと思える自分もいます。どちらにするかは未来の私に任せましょう。

 

…………相当ブラッドロータス様の雰囲気に毒されてますね。

 

 

「ふふっ。」

 

「どしたの〜?」

 

「いえ。いい茶葉が入ったので嬉しくなってしまいました。」

 

「ふーん?……まぁいっか。」

 

 

彼女は顔色で考えてる事が見抜ける人です。私の嘘もバレバレでしょう。

 

「ねーねー!お菓子食べ終わったら一緒にジム行こうよ!」

 

「私は暇ですが……お仕事は良いのですか?」

 

「終わらせちゃったから大丈夫!」

 

 

この方ほど雰囲気に合わない聡明さは無いでしょうね。お仕事だけではなく、人と接することも、コミュニケーションを取ることも全部……そして人を救うことだって。なんだって出来てしまうと思わせる手腕は……私が目指しているものでもあります。

 

 

 

紅茶を淹れ終わる。

 

 

……今日も良い出来です。

 

ブラッドロータス様にお持ちすると、パソコンを開いてなにかを見ている様子。

 

 

「紅茶が入りましたよ。」

 

「んー。ありがとう。」

 

「何をご覧に?」

 

「……弟子がね〜。ヒーロー業本格的に始めたって。挨拶に行ってあげないとね。」

 

「お弟子さんって確か……」

 

「そう。デク。これで大・爆・殺・神・ダイナマイトもお尻に火がつていくれるかな。」

 

ヒーローデク。

 

今や知らない人は誰もいない偉大なヒーロー。10年ほど前起こった大きな戦争で皆の前に立ち、巨大な悪を倒したとされるヒーロー。

 

雄英高校の先生になったと聞いてましたが……兼任されてて大丈夫でしょうか?

 

 

「ふふふっ。楽しそうですわね?」

 

「当たり前じゃん。弟子が活躍するのは……師匠としては嬉しいことだよ。」

 

その笑顔は……私達に向ける笑顔とはまた別の……大人びた笑顔でした。

 

 

「あっそういえば冬美ちゃんも呼ぼうよ!事務仕事終わったのかな?」

 

「轟様なら先程お仕事が無いので読書をして居られました。」

 

「呼ぼ呼ぼ!みんなでティータイムだね!」

 

「ふふっ。賑やかになりますね?」

 

 

 

これが私の職場。

 

たとえ何があったとしても。なんとしてでも守りたい

 

 

 

私の誇り。

 

 

 

 

 

 

 

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