side傷原流水
「「「「「メリークリスマース!」」」」」
カァン
今日はクリスマスイブ!……の3日前!事務所の子達の予定を合わせて早めだけど集まったんだよね!
料理はみんなで用意した!ナガンさんと才子ちゃんは食材集めて、あとの3人で料理!役割分担だね。
お酒はないよ。出勤要請来たら大変だしねぇ〜。
「はぁ……タルタロスに居た頃はシャバに出てこんな事するなんて考えなかったねぇ。」
「いいじゃんいいじゃん。今日くらいさ。年末忙しいんだし。」
「公安はまためんどくさい仕事持ってきましたよねぇ。」
「そうですわね。しっかり作戦会議しないといけません。」
「あはは……実はあんまりこういうことしてる暇無いよね。」
「今日くらいは仕事の話はやめてね、みんなで一斉に羽根伸ばしましょうや。」
「「「いえーい!」」」
「……ふふっ。」
美味しい料理に舌鼓。
七面鳥。ローストビーフ。カルパッチョ。お寿司。たこ焼き。ムニエル。ピザ。色々作った。
「……はぁ。七面鳥は冬美さんに任せて正解だったね。スパイスしっかり効いてて本当に美味しい。プレーンも好きだけどたまにはこういうのもいいよねぇ。」
「流水ちゃんお魚捌けたんだね。鮭のカルパッチョ美味しいよ。」
「流水さんなんでも出来ますからね。出来ないこと探す方が難しいです。私ももっと勉強しないといけません。」
「またまた謙遜しちゃってさ。アンタのローストビーフも相当なもんだよ?金払えるね。」
「はふはふ……」
「才子ちゃんたこ焼き好きになったねぇ?」
「ごくん。……そうですわね。この事務所に入るまでは食べたこと無かったのですが……ハマってしまいました。たこ焼き器買ってしまったので……。」
ガチだねぇ?
「先輩最近市販じゃ満足できないって言ってますもんね。相当たこ焼きレベル上がってるんじゃないですか?」
「たこ焼きレベル……ふふふっ。そういえば来年あたりにファットガムさんとチームアップ期間あるよね。」
「あぁ!そん時才子ちゃん連れて行こっか。あの事務所たこ焼きいっぱいあるよ。大阪だしね。」
ガタン
「行きます。」
「即答!」
「アハハハハッ!どれだけ好きなんだい!美味しいけどね?……はふはふ。」
「本場のたこ焼きを食べたいと思っていたのです!願ってもないチャンス!」
「うーん?……このたこ焼き才子ちゃんが作ったんでしょ?……もう本場の味に相当近いけどなぁ。」
「いえ!まだまだ改良の余地はあります!本場ですよ?本場!レベルが違うのを期待してます!」
「期待しすぎは良くないよ〜……はふはふ……うま。」
「……うま……そういえばこのピザも流水ちゃんが作ったのかい?」
「生地から作っておられましたね。」
「そうれすね。……ごくん。」
「……多彩だねぇ。」
「流水さんはすごくすごいのです。」
「なにそれ。」
料理を食べ終わる。美味しかったー!全部少なめに作ってて正解だったね!
「それじゃぁ次は!ドキドキのぉ〜!プレゼント交換!!」
「「「いえーーい!」」」
「ほら!ナガンさんも!」
「はいはい。いえーい!」
「まぁプレゼント交換とはいえ……見てたら誰かの分かっちゃうから、抽選箱用意したよ。これに順番で中の紙を取って行ってその人のプレゼントを貰うって形にしよ。」
「まぁ無難ですね。」
「いいんじゃないでしょうか。誰からされます?」
「じゃあ私!」
「流水ちゃんがしたいだけでしょ??」
「えへ!バレた?」
よーし!引いちゃうぞー!
「これ!…………えーっと?才子ちゃんだね!」
「私ですか?……それではこれを。」
かわいい小包を貰う。なんだろこれ。
「開けていい?」
「どうぞ?」
開けるとそこには……紅茶?
「これ……紅茶?」
「はい。幻の紅茶……ゴールディップスインペリアルです。私常飲してますの。」
ゴールデン……?なんだって?すごいのはわかる。
「……ひぇ〜……高そ〜。ありがと!みんなで飲もうね!」
「それじゃクリスマスプレゼントにならないじゃないか。……じゃあ次は私でいいかい?えーっと…………冬美ちゃんか。」
「あっナガンさんですか!ちょうど良かったです。」
「ちょうど?」
冬美さんが大きいプレゼントを取り出す。
「どうぞ!」
「大きいね……なんだいこれ?」
「テディベアです。色々悩んだ結果……これが無難かなって。」
「はぁ……よりによってナガンさんに……」
「…………。」
ナガンさんは包装紙を取り、自分の身の丈もあるテディベアを抱きしめる。
「スゥーーーーッ…………。」
「…………次行こっか。」
「それでは私ですわね。……えーっと…………これは……ナガン様ですね。」
「…………私のかい?……じゃあこれだね。」
ナガンさんは筒状のプレゼントを才子ちゃんに渡す。
「……これは?」
「何買っていいかわかんなくてね。百貨店物色してたんだけど……1番良さそうな万年筆買ってきた。」
才子ちゃんが箱を開ける。中には黒く輝く万年筆。
私こういうのよくわかんないんだけど……かっこいいねぇ。
「……ほぁ……これは相当いいものですね。おいくらしたんですか……?」
「それは聞かないお約束だろ?」
「……ありがとうございます。心を込めて使わせてもらいます。」
「そうしてもらえると嬉しいよ。」
「次は私だね。えーっと…………被身子ちゃんのだね!」
「はい。じゃあ私のですね。えーっと……どうぞ冬美さん。」
被身子ちゃんが取り出したのは封筒。可愛く飾ってある。
「……?開けていい?」
「いいですよ。」
「……えーっと……えっ!?高級リゾートホテル宿泊チケット!?」
被身子ちゃんすごいの選んだねぇ……。
「はい。誰でも楽しめるってなると……こういうのが無難かなと。ちなみに人数は4人まで。3回分です。お好きに使ってください。」
「えぇ……じゃあここのみんなじゃ行けないねぇ。」
「さすがに事務所空ける訳にはいかないですよ。」
「うーん……使い所考えるね!ありがとう!」
「いえいえ。楽しんでくださいね。……と最後は私ですが……」
「そうだね。プレゼント渡してないのは私だから……被身子ちゃんは私のプレゼントを受け取ることになるわけだ。」
よかった。被身子ちゃんに行って。賭けは成功だね!
「はいどうぞ!」
「はい。大きいですね?開けてもいいですか?」
「いいよ!」
被身子ちゃんがプレゼントを開けると……
「これ……ブリザーブドフラワーですか?」
「そう!綺麗でしょ?」
大きな花束のようなブリザーブドフラワー。スノードームみたいになってて綺麗。個人的に作ってもらいました!ありがとう白体教の皆さん!
「……と?手紙?」
「えへへ!後で読んでね?」
「?…………はい!」
そんなこんなでクリスマスパーティは終わり。みんなで片付けて、3人は帰って行った。
「……ふぅ!何とか何事もなく終わったね!」
「…………流水さん。これなんですか?」
後ろから被身子ちゃんの声。
んふ……手紙読んだかな?
「えへへ。……私にも……被身子ちゃんからのクリスマスプレゼント欲しいなって。」
「これ!私じゃなかったら……どうするつもり……」
被身子ちゃんが手紙を見せてくる。そこには簡潔に。
『あなたとの子供が欲しいです。』と一言。
「賭けは成功だね!」
「……このっ…………淫乱人妻!!」
被身子ちゃんにソファに押し倒される。
「……最近日巡璃ちゃんの血貰ったんでしょ?」
「…………。」
「じゃあ…………子作り……できるね?」
「…………良いんですか。」
「……今更。…………パパのかっこいいところ見たいなぁ。」
「…………加減できませんよ。」
「……いつまで待たせるつもりなの?私にそんな確認取らないといけないくらい怖気付いちゃったかな?」
「このっ!!」
「きゃっ…………絶対孕ませて?」
「どれだけ謝っても許しませんから。」
「怖ぁい。……んっ」
今年もいいクリスマスになったね!良かった良かった。