side印照才子
今日は……パトロールというかなんと言いますか。ブラッドロータス様のお友達に会いに来ました。
毎度の事ながらお仕事……らしいですが……何のお仕事かはよくわかっておりません。
「白ちゃん。久しぶり!」
「久しぶり。流水ちゃん。」
目の前にはかの有名な白体教の教祖。白灘珠世様。数々の個性で悩んでる方々を救ってこられたのだとか……
社会貢献も数多くこなされて……今や知らない人は居ないほどの組織になっております。
そんな方とお友達とは……ブラッドロータス様の友好関係には驚かされます。
「ちゃんとご飯食べてる?」
「無理してない?」
「嫁ちゃん達大事にしてる?」
「最近どう?変わったことあった?」
そんな白体教の教祖様にタメ口で話して……
「……。」
「……。」
周りの人から不審がられて無いのも何か理由があるのでしょうか?人柄ですかね?
「うーんと……ちょっとね。後で書類送るよ。」
「ん?……わかった。こっちで処理できそうならしちゃうよ。」
「無理しないでね?無理だったら公安に送り付けるから。」
「大丈夫大丈夫。ウチの仕事は基本的に公安から来るやつだから。つっぱねればいいよ。」
「あはは!流水ちゃんらしいね!」
「無理難題やってんだから贔屓しろって話!」
「そうだね!……ほんとに流水ちゃん変わらないね。」
「白ちゃんは変わったね。……私じゃ部相応かな??」
「いじわる。」
「……傷原様。印照様。お茶をお持ちしました。」
横から……大きい人。確か生重院千棘様……。白体教のNo.2の方。よくテレビで白灘様のお隣に居られます。
「ありがと〜。悪いね?」
「いえいえ。我々が好きでやっておりますゆえ……」
「あっ……ありがとうございます。」
「はい。ゆっくり味わっていただけると幸いです。」
ここに来ると……いつも緊張しちゃいます。辺り1面真っ白で……陽の光が入ってないのに光に満ちてます。
ブラッドロータス様が居ないとお話すらままなりません。なんというか……不思議な空間です。
「……おいし。……茶葉変えた?」
「気付いた?……ふふ。流水ちゃんは目ざといなぁ?」
「当たり前じゃん。良いモノは判別できるように最低限なってるよ。」
……私は全然気が付きませんでした。まだまだ精進ですね。
「仕入先変えたんだ。前の場所とはちょっと折り合いがつかなくなっちゃったから。」
「そうなんだ。大丈夫だった?」
「うん。円満だよ。」
「……そっか。」
「……。」
その後、少しの雑談を終え二人で帰路に着いた。
「…………白ちゃんのあれ嘘だね。」
「あれと言いますと?」
「円満ってやつ。……うま。」
途中のカフェでタピオカミルクティーなるものをテイクアウトしました。結構美味しいです。
「私には分かりえない何かがあるんでしょうね。」
「んー……まぁ勘だけどね。……私の方でも調べてみよっかな。」
「……気になることでも?」
「うんにゃ。友達に何かあったらダメだしね〜。」
「……そうですか。何かあれば教えてくださいね。」
「うん。きっとね。」
少し視線が下にズレた。
「嘘ですね。」
「……手強いなぁ?」
こういうことでしょうか。……お互い頑固なんですね。
似たもの同士です。