私のヒーロー   作:おいーも

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印照才子の職場⑥

 

 

 

 

 

 

side印照才子

 

 

 

今日は……パトロールというかなんと言いますか。ブラッドロータス様のお友達に会いに来ました。

 

毎度の事ながらお仕事……らしいですが……何のお仕事かはよくわかっておりません。

 

 

「白ちゃん。久しぶり!」

 

「久しぶり。流水ちゃん。」

 

 

目の前にはかの有名な白体教の教祖。白灘珠世様。数々の個性で悩んでる方々を救ってこられたのだとか……

 

社会貢献も数多くこなされて……今や知らない人は居ないほどの組織になっております。

 

そんな方とお友達とは……ブラッドロータス様の友好関係には驚かされます。

 

「ちゃんとご飯食べてる?」

 

「無理してない?」

 

「嫁ちゃん達大事にしてる?」

 

「最近どう?変わったことあった?」

 

そんな白体教の教祖様にタメ口で話して……

 

 

「……。」

 

「……。」

 

 

周りの人から不審がられて無いのも何か理由があるのでしょうか?人柄ですかね?

 

「うーんと……ちょっとね。後で書類送るよ。」

 

「ん?……わかった。こっちで処理できそうならしちゃうよ。」

 

「無理しないでね?無理だったら公安に送り付けるから。」

 

 

「大丈夫大丈夫。ウチの仕事は基本的に公安から来るやつだから。つっぱねればいいよ。」

 

「あはは!流水ちゃんらしいね!」

 

「無理難題やってんだから贔屓しろって話!」

 

「そうだね!……ほんとに流水ちゃん変わらないね。」

 

「白ちゃんは変わったね。……私じゃ部相応かな??」

 

「いじわる。」

 

「……傷原様。印照様。お茶をお持ちしました。」

 

 

横から……大きい人。確か生重院千棘様……。白体教のNo.2の方。よくテレビで白灘様のお隣に居られます。

 

 

「ありがと〜。悪いね?」

 

「いえいえ。我々が好きでやっておりますゆえ……」

 

「あっ……ありがとうございます。」

 

「はい。ゆっくり味わっていただけると幸いです。」

 

 

ここに来ると……いつも緊張しちゃいます。辺り1面真っ白で……陽の光が入ってないのに光に満ちてます。

 

ブラッドロータス様が居ないとお話すらままなりません。なんというか……不思議な空間です。

 

 

「……おいし。……茶葉変えた?」

 

「気付いた?……ふふ。流水ちゃんは目ざといなぁ?」

 

「当たり前じゃん。良いモノは判別できるように最低限なってるよ。」

 

……私は全然気が付きませんでした。まだまだ精進ですね。

 

 

「仕入先変えたんだ。前の場所とはちょっと折り合いがつかなくなっちゃったから。」

 

「そうなんだ。大丈夫だった?」

 

「うん。円満だよ。」

 

「……そっか。」

 

「……。」

 

 

その後、少しの雑談を終え二人で帰路に着いた。

 

 

 

 

 

 

「…………白ちゃんのあれ嘘だね。」

 

「あれと言いますと?」

 

「円満ってやつ。……うま。」

 

 

途中のカフェでタピオカミルクティーなるものをテイクアウトしました。結構美味しいです。

 

「私には分かりえない何かがあるんでしょうね。」

 

「んー……まぁ勘だけどね。……私の方でも調べてみよっかな。」

 

「……気になることでも?」

 

「うんにゃ。友達に何かあったらダメだしね〜。」

 

「……そうですか。何かあれば教えてくださいね。」

 

「うん。きっとね。」

 

 

少し視線が下にズレた。

 

「嘘ですね。」

 

「……手強いなぁ?」

 

 

こういうことでしょうか。……お互い頑固なんですね。

 

似たもの同士です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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