私のヒーロー   作:おいーも

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印照才子の職場⑧【大阪編】

 

 

 

 

 

side印照才子

 

 

 

「早速やけど今回の作戦を説明するで!」

 

ファットガム様の事務所で作戦会議。今回は相手に悟られないように少数精鋭+大量の警察官で行くらしいです。

 

 

「俺と環が2人で表口で暴れるから、裏口から流水ちゃん達が突撃して欲しい。」

 

環……というのは横に居られるサンイーターさんでしょうか。チャート1位のルミリオン様と幼なじみなんでしたっけ。実力もそれ相応とか……。

 

「わかりました。…………この間取りが正しいのであれば、裏口からすぐ階段を上がれるので楽そうですね。……ただ……エレベーターもあるんですか……」

 

「そうや!エレベーターは表口の近くにあるから……ワイらがどうにか出入り口を塞ぐ。流水ちゃん達はエレベーターが起動したのが分かった瞬間何かしらの連絡が欲しい。」

 

「……スピード勝負ですね。エレベーターで巻かれると大変そうです。」

 

 

「……途中でこちらで手分けしてもいいかもしれませんね。」

 

「その時考えましょ。」

 

「せや!やから……明日は速攻しかけるで!今日はしっかり準備したってや!」

 

「「「はい。」」」

 

 

…………ファットガム様の机……たこ焼き器ですねあれ。……デスクとしての機能は発揮されてるんですか??

 

 

「…………一応……持ってきておいて正解だったね。」

 

「そうですね。」

 

 

私以外のお2人は、ヒーロー活動下で武器を携帯してまして……ブラッドロータス様は夾竹桃(きょうちくとう)と言う小型のハンマーと紫陽花、彼岸花という2振りの大鉈。ブラッドヘリアンサス様は真夜(まよ)という大ぶりの薙刀を携帯しておられます。

 

……持たせて貰ったことあるのですが……どっちもメチャクチャ重いんですよね。常人が振り回せる代物じゃないです。

 

 

「…………夾竹桃は振り回さない方が良いかもしれませんね?」

 

「当然。ドアぶっ壊す時だけ。」

 

「…………。」

 

 

ドア……ぶっ壊す以上の被害が出そうですけど……

 

「……そろそろ新しい武器開発しようかしら。……3つもあるとゴチャゴチャするのよね。」

 

「たしかに……どうにか1本……2本に出来たらいいですね。」

 

「そうね。右腕ちゃんに相談してみよっか。」

 

「着いて行ってもいいですか?」

 

右腕ちゃん……白体教の生重院千棘(きじゅういんちとげ)様。なんで右腕ちゃんと呼ばれてるかは不明です。

 

 

「なんやなんや!楽しそうやな。たこ焼きいる?」

 

「いりまァす!!」

 

「才子ちゃん……」「先輩……」

 

おっと失礼。はしたなかったです。

 

 

「なははは!!ホンマにノリがええな!才子ちゃんおもろいわ!」

 

「……申し訳ありません。」

 

 

「…………ファットガム。なんで環くんあんなに縮こまってるんですか?」

 

よく見るとサンイーター様……ちっちゃくなってます。黒い衣装がより小さく見せてると言いますか……

 

 

「あーあれや!才子ちゃん居るからやろ。あんま慣れてへんし。」

 

「…………結構顔合わせてるはずだけどなぁ?」

 

「まぁ……そういう事もありますよ……ね?」

 

 

ファットガム様が目の前にお皿を……その上には山盛りのたこ焼き。……『大阪の』しかも『ファットガム様お手製の』たこ焼き。いただきます!!

 

 

「…………美味……」

 

中トロトロ。タコは大きめ。紅しょうがと……ネギと……天かすと……もう最高。幸せです。

 

「ホンマ美味そうに食うなぁ?おっちゃんがサービスしたろ!」

 

「おっちゃんって言われるほどの歳じゃないでしょ。」

 

「あははは!言葉の綾や!」

 

 

たこ焼きがスポポポポーンと皿に乗せられていく。私はいっぱい口に頬張る。紅茶も用意して準備万端。

 

「本当に美味しいです!出汁の効き方……?素材?……空気感!……幸せ……」

 

「ははは!仕事終わったら食いだおれやな!覚悟しいや!」

 

「はい!!」

 

 

「…………連れてきて良かったですね。」

 

「幸せそうすぎる。ユートピアか何かかしら。」

 

桃源郷です。

 

 

大阪の事務所所属じゃなくて良かったです。きっとブクブクに太ってしまいます……

 

 

とりあえず明日のためのエネルギー補給ですね!

 

たこ焼きいっぱい食べます。ファットガム様には負けません!

 

 

 

 

 

 

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