side印照才子
「……よし。それじゃ突撃しますよ〜。」
時刻は12時。関係者が皆会社に集まっているのを確認。
私とブラッドロータス様とブラッドヘリアンサス様と警察の方々で裏口に周り、入口でファットガム様達が暴れ始めたので今から侵入を開始します!
ガチャガチャ……
「ふむ。鍵かかってますね。」
「……ってことは。ですね?」
「そうだね。」
ガコン……とブラッドロータス様が夾竹桃(キョウチクトウ)の撃鉄を上げる。
「よし!お前ら少し離れろ!姉さんがチャカぶっぱなすぞ!」
「「「オス!」」」
「チャカじゃないですって。……まぁ似たようなもんですけど。」
大阪で何度か仕事をしたことがあるみたいで、知り合いの警察官の方達を当てて貰えたらしいです。
なんなら冗談が言い合える仲らしいです。うーん……ブラッドロータス様の人間関係が(etc
「行きますよ〜。……レッド・オリアンダーッッッ!!!」
DOGAAAAAN!!!
ドアが吹き飛ぶ。もう跡形もなく。……うーん……過剰火力ですよねこれやっぱり。
「突入ッ!!!!」
「作戦通りに!私とブラッドヘリアンサスが先行、鎮圧します!」
「頼んだで!」
「お気をつけて!」
「インテリジェンスちゃんもね?」
作戦はこうです。
ブラッドロータス様とブラッドヘリアンサス様が2人で鎮圧しながら階層を登っていき、私は2階のエレベーターと階段が見える位置で待機。逃げようとしてきた者を確保するという流れ。
警察の方にも協力はしてもらってますが、ブラッドロータス様が協力すると伝えたタイミングで、警察の方でも制圧はブラッドロータス様に全部任せた方がいいとなったらしく…………どれだけ信頼されてるんですか?
しかも今回はブラッドロータス様だけでなくブラッドヘリアンサス様まで居られるとのことで……まぁもう過剰戦力なんですよね。
「2階!鎮圧完了!じゃあインテリジェンスちゃん!よろしくね!」
人がいない……というか、ほぼ1階に出払っていたらしく速攻でケリが着きました。
そのまま警察に連行されていき、私はここに残って書類を色々集めてます。
上でドッタンバッタン聞こえますね……下でも聞こえます。
…………これビル壊れちゃいませんか?
んーと……これは顧客リスト?なんでこんなものがここに?まぁこれが正しいのであれば芋づる式で色々分かりそうですね。
これは……納品書。普通の事も色々書いてありますが……ところどころ匂いますね。…………はぁ……ブラッドロータス様のお陰でしょうか。
表では普通の会社ってことも相まって色々カモフラージュされてる感じですね。
……えーっと……これは?異n……
ポーン……
「!!」
エレベーターが動いた!!
『インテリジェンス!ファットガム!エレベーターが動きました!』
続けてブラッドロータス様からの通信。
『なんやて!?インテリジェンスちゃん!何かあったら頼んだで!!』
「任せてください。」
死角になるように隠れる。
5……4……
さて。この子の出番ですかね。
私は腰のホルスターから……獲物を抜く。
3……2………………
「2階で止まります。迎撃します。」
インカムで一言伝え、エレベーターのドアが開く。
3人。1人で屈強そうな男。
まだだ。狙うのは……隙を完全に見せてから。
なにかパソコンを抱えて焦っている男がひとり。
それの傍に気の弱そうな男がもう1人。
……あの屈強そうな人……リストになかったような……?
「早く逃げるぞ!このまま終わらせる訳にはいかねぇ!」
「そうっすね。行きましょ!」
「……。」
1人屈強そうな男がずっと周りを警戒してる。
ただほんの一瞬。
社長と思われる人が移動しようとした瞬間。意識が警戒から外れた。
狙いを定めて……首がいいですね。
パシュ……
「ぐっ!?おおおおおあああああああっっっ!!!!!!」
「「!?」」
私が射出したもので……屈強そうな男が前のめりに倒れる。
「その人はもう動けません。大人しく降服なさい。」
私は拳銃のようなものを構えて降伏を促す。
「!!ヒーローか!?……うぐぐぐ……チャカをぶっぱなしおって……」
「社長!?どうするんですか!」
2人が隠し持っていた拳銃を向けてくる……けどまぁどうとでもなりますよね。
「チャカじゃないです。……まぁどの道関係ありませんね。」
パシュ……パシュと2人に向けて打つ。
「あっがぁあっあああああああ!?!?」
「ああおあおおおあおあおあっっっ!?」
2人は手から拳銃を落とし、全身を痙攣させて倒れた。
「痛いですか?そうですよね。今あなた達に刺さってる針から電流を流すんですよ。コレ。」
ブラッドロータス様にヒーロー着任記念で作ってもらった私用のテーザー銃。連射可能なタイプで、私が扱えるようにチューンナップされてる。
「うぎっ……ぐああああああああああっっっ!?!?」
「拳銃2丁で脅す前にとっとと発射すれば良かったんですよ。時間かけたら負けるのはあなた達ですよ?」
合理的に。それでいて正確に。仕事が出来ない者はこういう時にハッキリするんですよね。
「…………と。そろそろ効かなくなってきました?」
「!」
屈強な男に声をかける。
「私の隙を伺ってるんでしょうか?……近付きませんよ。私は。」
「…………。」
「当たり前でしょう。個性の範囲に入ったら私が不利になってしまうかもしれません。なので……もう1発打たせて貰いますね。」
「チッ!!」
すると男が急に起き上がり、2人を回収。そのまま出口に向かおうとする。
「ダメですよ。」
パシュ
「ぐあああああっ!?!?ああっ……くうううっ!!」
膝から崩れ落ちるも、何とか外に出ようとした瞬間。
バリン!!!!
「「!?!?」」
目の前の窓が割れて、ブラッドロータス様が突入してきた。
そのまま男の顔面に膝蹴り。
「んごっ!?!?」
男は鼻血を出して2人の男に覆い被さるようにダウン。
「……インテリジェンスちゃん!無事!?」
目の前で起こった情報量に脳が追いつかなくなりそうになりつつ
「……ありがとうございます。ブラッドロータス様。」
精一杯感謝だけは伝えた。
これで……終わりです……?