私のヒーロー   作:おいーも

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ちょっとだけ話の毛色を変えました。

久しぶりに2人のイチャイチャが書きたくなったので。許せサスケ。




傷原被身子の暇な一日⑧

 

 

 

 

 

side傷原被身子

 

 

 

「……。」

 

偶にはぼーっとするのも良いものですね。

 

 

あ、そういえば包帯が少なかった気がしますね。消毒液の期限も見とかないと行けません。

 

メモに書いて色々用意しておきましょう。後で流水さんと買いに行きましょ〜♪

 

 

今日の予定ができました!デートですデート!んふふ……結婚したらマンネリ化するとか聞きますけど……ぜーんぜんそんなこと無いです!

 

どうやったら相手に飽きるか教えて欲しいものですね!

 

スマホを開く。……最近こっそり撮った流水さんの寝顔。無防備にヨダレ垂らして……んふふ。本当に可愛い。

 

 

「……ふぁ〜……暖かくて気持ちのいい陽気ですねぇ……」

 

ダメダメ。このままだと眠くなっちゃいます。

 

 

今日の書類もあらかた終わっちゃったので……というかあまりすることがないので、道具の整理と備品の管理だけするだけなんですよね〜。

 

あと女子生徒の話し相手になったりとか。被身子ちゃん先生とか呼ばれてます。……あのころの流水さんみたいです。同じ立場になれて少し誇らしい。

 

 

「…………。」

 

あの頃と比べて……私の周りの私物は……ぜーんぶ流水さん関連になりましたね。

 

このペンも。スマホも。ケースも。カバンも。アクセサリーも。服も。全部流水さんと買いに行ったものです。もしくは、流水さんに貰ったものです。

 

そして……

 

 

「この指輪も……ですね?」

 

私があれだけ待って欲しいって言ったのに……私が買いたいって言ったのに。もう待てないって。我慢できないって。わがまま言って買ってきてもらった指輪。

 

あんなに焦ってた流水さん初めてだったなぁ……

 

 

コンコン……

 

「はーい。」

 

ガラッ……

 

 

「被身子ちゃん先生居る〜?」

 

「あのさぁ〜、授業わかんないところあって〜……」

 

「忙しかった??」

 

ぞろぞろと生徒が遊びに来る。

 

 

「全然?ここはいつもでもウェルカムですよ。」

 

さて。今日もしっかり先生やりましょうかね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってことがあったんですよ〜。」

 

「もぉ……モテモテだねぇ?」

 

 

学校が終わり、流水さんと買い物を終え、手を繋いで帰る。この何気ない時間がすごく愛おしい。

 

指を絡めて歩くだけで。何もない日の出来事を喋るだけで。隣に歩くだけでこんなにも心が満たされる。幸せになれる。

 

「モテモテって……流水さん以外は嬉しくないです。」

 

「知ってる。」

 

「ですよね?」

 

「「ふふふっ……」」

 

ふたりで笑い合う。

 

 

何も無い日が、暇な日が1番幸せ。

 

何もない……ううん。

 

「今日は被身子ちゃんの好きなグラタンだよ〜。」

 

「え!楽しみです!お腹ぺこぺこなので!」

 

「んふふ〜♪あと焼くだけなのだ〜!」

 

「さっすが私の流水さん!」

 

「だから一緒に食べようね?」

 

「当たり前です。」

 

 

私は私の当たり前の日を守るために。

 

ヒーローになったんですよね。

 

 

私の流水さん。私の当たり前。

 

 

 

 

あぁ私の神様。

 

彼女の当たり前に……私はなれてますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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