side印照才子
「……それで?奴らの個性は?」
話を切り上げ、一旦仕事の話にもどるブラッドロータス様。
「全部判明済みや。社長は周囲の音を無くす個性。これで拳銃ぶっぱなしても周りには分からんかったみたいやな。余罪モリモリやで。専務の個性は触れたもんを10秒くらい隠す個性。まぁその場しのぎにしかならん個性や。それともうひとり。用心棒みたいにしとったやつは、自分に触れたやつの5感を奪う個性。時間にしてみればものの数秒やが……それでもステゴロは相当強い個性やな。触れたらほぼ負けや。」
「……触らなくて良かったです。」
嫌な予感したんですよね。従ってて良かったです。
「私全然膝蹴りしたけど……エスコルチアがあったから?」
「多分そやろな。流水ちゃんのエスコルチアって相当分厚いやろ。もしくは発動にONOFFがあるとか。」
「なるほど……面倒臭いですが対処のしようはありますね。これも……?」
「ああ。ぜーんぶ元の情報が偽名やら隠蔽やらでめちゃくちゃだったのを……警察さんに調べてもろた結果やな。ありがたい限りやで。」
あぁ……だから事前情報で個性が何も無かったんですね?
警察内部も優秀ですね……一日でわかるものですか。
「こういうのは情報がそもそも間違ってる可能性もあるから鵜呑みのしないのが1番よ。事実と分かるまでは分からないものとして扱うのが1番。」
「流水さん。ソースついてますよ?」
「んむむむ……」
ブラッドロータス様がブラッドヘリアンサス様に口元を拭かれてる……もはや日常風景ですね。
「せやな!それでも全員拘束出来てしまうんやから……流水ちゃんとこ頼んで良かったわ!」
「それはどうも。こちらも一緒に仕事できて良かったですよ。ファットガム。サンイーター。」
「!…………う……はい…………はい。」
急に話を振られたサンイーター様が吃る。
「環ィ!流水ちゃんは先生やろが!もう少しシャキッとせぇや!」
「いいんですよ。環くんにも得手不得手があるので。」
「はぁ〜……もう烈怒頼雄斗は独立しとるっちゅうに……」
烈怒頼雄斗……チャート10位辺りをウロウロしてるヒーローですね。ブラッドヘリアンサス様と同級生とか。男気溢れる様で少年の心を掴んで離さないって聞いたことあります。
私にはあの趣味はないです。
「……切島くん最近インターンの子取ってるみたいですよ。保健室に四苦八苦してるって最近愚痴りに来ました。」
「成長してんねな……俺は嬉しいで!……環。」
「…………。」
プイッとサンイーター様が顔を背ける。
「ふふっ。ファットガム……これは面倒見ないといけないですね?」
「…………せやな。もう腹括っとるわ。実際仕事助かっとるしな。」
「…………。」
「また何かあれば呼んでください。いつでも予定空けて来ます。」
「はっはっは!そん時は頼むで!」
たこ焼きめいっぱいお腹に詰め込んで、あとは帰るだけ。駅までファットガム様とサンイーター様がお見送りしてくれてます。
「被身子ちゃんもまたな!」
「はい。ファットガムさん。サンイーター先輩もさようなら。」
「それと才子ちゃん!今回初めて一緒に仕事したけどやるな!さすが流水ちゃんとこの子やで!今度は多めに時間取って食べ歩きやろな!」
ファットガム様がこちらに手を出す。
「!……はい!!是非!!」
両手でしっかりと握手。食べ歩き!やりたいです!!
サンイーター様とはあまり話せませんでしたが、今回の大阪出張は楽しかったです。本当に。
美味しい粉物沢山食べました!
……でも出来れば半年に1回くらいでいいです。
太っちゃいます。