なんとなく新シリーズを作りました。
マンネリ化は良くないですからね!
side白灘珠世
「……」
朝。目が覚める。
両サイドには私の愛おしい妻達。生重院 千棘(きじゅういん ちとげ)と止九ノ院 糸重(どくのいん いとえ)。
……一糸まとわぬ姿で。私も。
服はベッドの周りに散らばってる。
肌寒さは感じない今日この頃。私は基本的に裸族なのであまり服を着ないことに抵抗は無いが……2人の裸は目に毒。もうとても良くない。
2人の少し顕になってる肌を布団で隠し、私はお風呂場へ。
こんなに大きくなくていいって言ったのに……大きいお風呂。いやもうあの二人は体が大きいから大きい方がいいのかなって思ったけど……単純に3人で入りたかっただけとは……
言ってくれれば良いのに。
シャーッ……
シャワーはいいね。お風呂は……ちょっと熱くなりすぎちゃうからあんまり得意じゃない。ゆるゆるの温度で何とかって感じ。3人ともそう。皆虫だからね。
「……。」
千棘……ちーちゃんも糸重……えーちゃんもどっちも個性で苦しんできた。私もそう。
ちーちゃんもえーちゃんもどちらも個性の影響が色濃く現れて……顔にまで。人の面影など身体つきくらいしかない。あと髪の毛。
私はそこまでじゃなかった。顔は普通の人間。だから2人の苦しみは分かりきれない。……心が痛い。
私と一緒になって本当に心から幸せになってくれているか毎日考える。2人の選択肢を狭めてしまってないか。
2人を守り切れるか。
私はアルビノで光線過敏症だ。太陽光にめっぽう弱い。お出かけもままならない。なんなら仕事が多くて夫婦の様なことは全くできてない。……夜以外。
「……ふぅ。」
私は自己肯定感はかなり低い方だけど……こんな私で幸せになってくれてるか不安。
ガラッ
「!」
「珠世様。」
「どうしておひとりで行ってしまわれるのですか?」
2人の……裸……
ドキン……
「いやっ……あの……2人ともッ……よく寝てたから……起こすの……」
「うふふ……珠世様……嘘はいけません故……」
ちーちゃんが前から、
「珠世様……私達のこと……お嫌いになられました?」
えーちゃんが後ろから私を抱きしめた。
2人とも私より頭一個分以上高身長なので、必然的に2人の豊満な身体で全身が埋まる。
2人の汗の匂い。少しキツめだけど……それが寝ぼけていた脳をガンガン刺激し、完全に目が覚める。
「いやっ……あの……んむっ!?」
「……言い訳は聞きたくないですね?……もう一度聞きましょうか?」
ちーちゃんに唇を奪われた。
「あのっ……その……ひゃん!?えーちゃん!?どこ触って……」
「珠世様……私達……旦那様のかっこいい姿が……見たいなぁ?」
えーちゃんのいっぱいある綺麗な手で全身を撫でられる。
脇腹、腰、胸、おしり、太もも。
「ちょっ……んっ……」
「珠世様。」
「珠世様?」
「わかった……っ……からぁ!……言うから!」
「うふふ……」
「あらあら……もう少し楽しみたかったのですけど……?」
えーちゃんに腕を取られる。……逃がすつもりは無さそう。
「…………2人の……裸見ると……興奮しちゃうから……一人で入ったの……」
「「っ〜!!」」
2人に湯船に連れていかれる。
「えっ!?ちょっ!?」
ジャボン……
「何をっ!!?」
2人がかりで押さえつけられ、身動きが取れない。
「これから身体が少し冷えます故……少しでも暖かい方が良いかと……」
「珠世様……私達を煽るのが本当にお得意ですね?」
……私はまたなにか彼女達のツボを刺激してしまったみたい。
「……もう。……おいで?」
「「珠世様♡」」
毎朝こう。
だから毎朝時間がカツカツ。
だから一人でお風呂入りたかったんだけど……全く成功しないんだよね。どうしたものか……