side白灘珠世
「「……。」」
カンカン……ジャー……
「ふっ……ほいっ……そいっ……」
「「…………。」」
んーと……後はウスターソースと……隠し味に……
「「………………。」」
「おいしょっ……えーっとこっちは……うん。おいしいね。」
「「……………………じゅるり。」」
視線を感じるなぁ?
「2人のお皿出して?」
「「はい!!」」
元気だねぇ。
大きいどんぶりを持ってくる2人。
2人は朝昼晩と大量に食べる。そのスリムな体のどこに栄養がいくんだろうね。胸か。胸なのか。
私はぺちゃんこですよーだ。ふーん。流水ちゃんと一緒だもんね!
チャーハンを山盛りに。2人分。それと青椒肉絲も山盛り。2人分。
それと私のをちょいちょいっとよそって……
「はい。いただきます。」
「「いただきます!!」」
うーん……おいしい。今日もいい出来だね。
「ふぁぁ……おいひいでふ……おいひい……」
「…………。」
美味しい美味しいといいながら食べてくれるえーちゃんと、黙々と口の中いっぱいにもぐもぐ頬張るちーちゃん。どっちも可愛い。
2人の笑顔を見るためにご飯作ってるんだよね。幸せ者だ。私。
「……珠世様。そろそろ新しい鍋買いませんか?」
「えぇ!?てっちゃんを!?これは私の相棒だよ!!」
ちーちゃんに私と同じくらい大きい中華鍋ことてっちゃんを買い換えようと言われた。
これは私とともに2人の胃袋を収めてきた良き相棒!人生のパートナーなのに!!
「そろそろ……汚れが落ちにくくなっております故……」
「うっ……それはそうだけど……」
鍋のコーティングなんて知らなかった時期だから、最初の焦げ付きが消えないんだよね。それでも長い時間使ってたから愛着がある。
ちなみに同じくらい大きな鍋がもう一個ある。ちゅーちゃん。私は二刀流なのだ!ちゅーちゃんはちゃんとコーティングしてあるよ。
……?振れるのかって?余裕だよヨユー。振れなきゃ買わないし。
それにしても……この子と離れるなんて……うううっ……名残惜しいよ……
「珠世様。我々に見繕わせていただけませんか?」
「え?」
「はい。私達にぜひ日頃の感謝として……新しいお鍋を買わせていただけませんか?」
「…………。」
「珠世様……」
「どうか……」
うるうるうる……
「うううううっ!!もう!私がその顔弱点なの知ってるでしょ!!いいよ!私のためなんでしょ?」
「珠世様!……はい!最上のものを用意致しますね!」
「大きかったらなんでもいいからね!」
これ以上大きくてもいいよ!最近少し軽いなって思ってきてたから。
料理を初めてからというもの……身体ががっちりしてきたんだよね。筋肉の塊になってきた。流水ちゃんと一緒だね。
「珠世様はやはりこちらの方が……」
「いえ!こちらの方が……」
「それでしたらこちらが……」
「いえいえ。それよりも……」
「……普通のでいいよ?普通ので?」
補足説明。白ちゃんの身長は170cmくらいです。