side傷原被身子
ガシャン……ガシャン……
「ふっ……ふっ……くっ……」
ガシャン…………
「……っ〜……フーッ……」
やっぱり筋トレは……いいものですね。
今日は雄英高校は休日。なので事務所に顔を出している訳ですが、あまり仕事が無いとの事。珍しいこともあると思いながらかれこれ3時間くらいゆっくり筋トレしてます。
流水さんは公安に、印照先輩は後日行われる内部調査の準備、冬美さんは編み物。最近ハマってるらしいです。ナガンさんは最近シルバニアフ〇ミリーに興味があるらしく色々調べてるみたいです。
「……。」
ふと思い出す。中学生までの私。
親から気に入られようと。いい子で居ようとした私。わがままなんて言わずに、皆に同調して、仮面を被って。
自分で自分を呪い、自分で自分に呪われてた私。
雁字搦めの私。あのころ何も無かったら……今の私は……どうなっていたんでしょうか。
ヒーローなんてやってないと思います。敵になっていたかもしれません。理解者なんて現れずに、自分の欲望のまま暴れ回っていたかもしれません。
もしかしたら流水さんと……戦う……ことも……
「…………嫌ですね。」
今の幸せを知ってしまっていては……そんな未来があった可能性なんて……微塵も思えないほどに平和ボケしてますけどね。
最近は吸血衝動も治まりつつあり……っていうか流水さんがほぼ無限供給してくれるので、血を吸いたいなと思うことが無くなりました。
吸血パックは毎日持ってますよ?ちゃんと使ってます。
その上で吸血衝動が無くなったので……これも流水さんのおかげですね。
「……んふふ。」
左手の指輪。毎日眺めて。毎日頬が緩んで。
「……よし。」
そろそろ終わりましょうか。……そういえばタオル置いてきちゃいました。取りに行かないと。
ドアを開けようと手をかける。
……と
ガラッ
「被身子ちゃん一緒に筋トレし…………よ……」
流水さんが入ってきた。近い。
「流水さん?私いま汗臭いので……?」
流水さんの顔が少し赤くなる。
「あっ……えと……うん。」
これ……
「……ふぅん?」
流水さんに抱きついてみる。
流水さんの身長は小さいので、私がハグするとちょうど胸に顔が埋まる。
「んぶっ!?」
「どうしたんですかぁ?流水さん?私の汗と……筋肉見て……変な気持ちになっちゃいました?」
「いやっ……んっ……その……ちがっ……」
「まだお昼ですよぉ?……流水さんは……ところ構わず興奮しちゃう……変態さん……なんですかぁ?」
「ちょっ……まっ……んふっ……」
流水さん……結構筋肉フェチでもあるんですけど、それ以上に匂いフェチなところあるんですよね。特に……私の汗とか。今鼻腔一杯に私の匂いが充満してて……多分すごいことになってるんでしょうね。
まぁ私も筋肉フェチで匂いフェチでもある(流水さん限定)んですけどね。お互い様ですね?
「そんな……えっちで……可愛い……変態さんは……お仕置しないとですね?」
「!!……被身子ちゃん……まって……私……」
「ダメです♡」
後ろ手にドアの鍵を占める。
もう少しだけトレーニング室お借りしますね?
補足説明です。
流水さんのフェチは筋肉と匂いと八重歯(被身子ちゃん限定)です。なぜフェチになったのかはご想像にお任せします。
被身子ちゃんのフェチは、流水さんのありとあらゆるものです。特に脇とお尻、うなじが好きです。なぜ好きなのかもご想像にお任せします。