side傷原被身子
今日は休日。デートです!
でも、相手は流水さんじゃなくて……
「被身子ちゃーん!ごめんね!?待った!?」
「亜煌が寝坊したんだよ〜……ごめーん!」
「大丈夫ですよ。私も今来たところです。」
「ホント!?」
「んなわけないでしょこのバカチン!私たちを気遣ってそう言ったに違いないわ!被身子ちゃんが遅れるわけないでしょ!」
「えぇ!ありがとぉ!!」
「いえいえ。早く行きましょう。お店大混雑してるかもしれませんよ?」
私の大親友、鳴花 亜煌(なりばな あきら)ちゃんと辛堂 霞味(しんどう つゆみ)ちゃん。大人になってふたりとも美人さんになりましたねぇ。いやはや……私は嬉しいです。
予定していたお店で一息。あんまり混んでなくて良かったです。
「そういえばやっぱりヒーローって大変なの?なんか昔ほどどんちゃんやってるイメージないけど。」
「大変……というか私の場合は雄英の養護教諭も兼任してるのでそういう意味では大変ですね。」
「私は毎日毎日パトロールと事務手続きだからね〜……別の意味で大変。飽きちゃうよ〜。」
実は亜煌ちゃんはヒーローになったんです。まだサイドキックですけど。
ヒーロー名ミミクリオン。擬態するって意味と透明になるカメレオンと合わせたらしいです。爬虫類好きですもんね。
最近カメレオンを飼ったらしく、見せてもらいました。可愛かったです。
ちなみに所属してる事務所は瀬呂くんの所です。……追っかけましたね?
ちなみに何度か瀬呂くんにアタックして友達認定してもらってるらしいですけど……本人はこれで満足しちゃってます。もういい歳なんですからもっとアプローチかけてもいいと思うんですけど。奥手なんですから。
これは恋のキューピット傷原被身子が頑張らないといけないかもしれません。
「そういう露味も毎日大変って言ってるじゃん。」
「そうなんだよね〜……マネージャーもやることいっぱいだよ……」
露味ちゃんはなんとあの日本を轟かす最強アイドルグループKSI48のマネージャーをしてるらしいです。
……凄くないですか?学生時代勉強できないちゃんだったのが……今やアイドルのマネージャーとは……未来はわかんないですね。
「……ってことは今二人ともイイ相手は……」
「……。」
「亜煌はともかく私にそんなことしてる時間はない。」
「私はともかくって何!?」
「……もったいないですねぇ……」
「だぁぁぁぁって!あんな世界に身を置いてると言い寄ってくるのはデブとハゲで金持ってるおっさんばっかりなんだもん!しかもアイドルのマネージャー忙しすぎてそんなことにかまけてられないし……」
「……ご愁傷さまです。」
「私はともかくって何??」
露味ちゃんは最近恋愛話になると少し荒れます。……私が結婚式をやってからでしょうか。ちょっと焦ってるのかもしれませんね。
「……はぁ……最近さ〜……アイドルの子達からのスキンシップが激しくてさ〜……」
「「え!?」」
「同性だよ?…………流水さんの気持ちがわかってきたかも。これ色々ぶっ壊されるって……」
「……え?露味ちゃんもしかして……」
「手ェ出してるわけないじゃん!我慢してるよ!……だってアイドルの子年齢いっててまだ22とかだよ!?下は17とかだし……もう可愛い子ばっかりで大変。時々本気で狙われてるんじゃないかって錯覚するもんね。」
「……露味も大変だねぇ?」
「ほんとね……」
……みんなが疲れた自慢しかしない。
大人の会話ですね。……嫌なもんです。
もしかしたらあと数年もしたら露味ちゃんは女の子と付き合ってるかもしれませんね。