私のヒーロー   作:おいーも

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気月千歳の現在①

 

 

 

 

 

 

side気月千歳

 

 

 

「〜♪」

 

私は今とある場所に向かっている。足取りは今まで以上に軽やか。……また救われちゃったな。

 

 

 

「ハーイ!みんなこんにちは〜♪」

 

「あれ?気月さん。今日は元気ですね?」

 

「こんにちは♪冬美ちゃん♪今日も綺麗ね?……あれ?流水ちゃんは?」

 

「うふふ。お上手ですね?流水ちゃんは今被身子ちゃんとパトロールです。」

 

「あら。デートなのね?」

 

「うふふ。まぁそんなものですね。他のふたりは今トレーニングルームです。もうすぐ帰ってくるかと……」

 

 

今日は仕事終わりに流水ちゃんの事務所に顔を出した。なにか記事にできることが聞ければ……とも思ったけど、居ないのであればしょうがないわね。

 

 

「今日も取材ですか?」

 

「うふふ。私が取材する時は事前に1報入れるでしょ?」

 

「そうですね。じゃあ……」

 

「差し入れに来たのよ♪」

 

ジャーンと名店のシュークリームを出す。人数分!

 

 

「わぁ!嬉しいです!……気月さんの分も?」

 

「お姉さんと一緒にお茶しない?」

 

「任せてください♪」

 

 

パタタタとお茶を煎れに行く冬美ちゃん。……冬美ちゃんすっごく綺麗よね。そういう相手は居ないのかしら。……十中八九予想は着くけど……進展が無さそうなのよね。うーむむむ。

 

 

……!

 

「ねぇ冬美ちゃん。彼とはどうなの?」

 

カシャーーン!!

 

 

「え!?すごい音したけど大丈夫!?」

 

「だっだだだだっ大丈夫です!」

 

 

すっごい動揺してるけど!?あぁ……スプーン落としたのね?フォークも……色々落ちてるわね!?

 

 

「手伝いましょうか?」

 

「大丈夫です大丈夫です!」

 

「そう?……じゃあ……彼とはどうなの?」

 

カシャーーン!!

 

 

「冬美ちゃん!?」

 

「気月さん!?彼とは!?」

 

 

すごい顔しながらこっちに振り向く冬美ちゃん。真っ赤で目がぐるぐるしてて……いや、絶対何かあったじゃない。

 

 

「大・爆・殺・神・ダイナマイト。」

 

「はっ……えっ……エ-ト……アノ……ナニモナイデスヨ。」

 

「声高くなってるわよ。」

 

「何もないったら何もないですーーー!!!」

 

「えぇ?……だってそのイヤリング見たことないわよ?」

 

「!!」

 

 

咄嗟に耳を隠す冬美ちゃん。ビンゴね。

 

「しかも青い色合いというか……あなたの趣味じゃないでしょ?」

 

「うっ……」

 

「残念。ジャーナリストの目は誤魔化せないのよ?」

 

「うっ……うっ……エト……アノ……」

 

「聞かせてもらおうかしら。進展を♡」

 

「…………アウ……アウ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ!面白いわね♪……いい話来ちゃった♪」

 

「コロシテクダサイ……」

 

 

洗いざらい全部話してもらった。へぇ……あの大・爆・殺・神・ダイナマイトがねぇ……

 

「うふふ……大人の魅力ってヤツかしら?」

 

「ヤメテクダサイ……ヤメテヤメテ……」

 

「そんなに恥ずかしがることないじゃない。流水ちゃんたち見なさいよ。」

 

「あの子たちはあれが普通って言うか……見慣れちゃってるので……」

 

「じゃああなたもアレを普通にすればいいのよ。」

 

「なぁ!?そんなの出来るわけないですよ!!」

 

 

「やるのよ。それくらいの度胸はあった方がいいわ。」

 

「…………。」

 

 

「何かあったらゴシップなんていくらでも書いてあげるから。大船に乗った気でいなさい!」

 

「それはどうかと思いますけど……もう少し大胆に行った方がいいんでしょうか……」

 

「そうよ!自分の武器を最大限に使ってグイグイ行くのよ!」

 

「…………やってみます。」

 

「うふふ。女は度胸よ!」

 

 

まぁ……かくいう私は恋愛経験無いんだけどね。……もう適齢期過ぎてるから望んでないわ。

 

「…………ヨシ。」

 

 

なんて言うか……ここにいる子は一部を除いて娘に見えちゃうのよねぇ……お節介しちゃう。

 

まぁこういうことしか楽しみがないから……流水ちゃん帰ってくるまでこの子で遊んでおきましょう。

 

 

 

 

それはそれとして大・爆・殺・神・ダイナマイトに1人着けさせますか。面白い写真が撮れそう。

 

 

 

 

 

 

 

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