side傷原流水
「あっつ〜……まだ5月でしょ?」
「今年は猛暑らしいですよ。」
「今年もの間違いでしょ〜……」
休日。扇風機の前で溶けてる私と、あまり暑そうじゃない被身子ちゃん。……そういや被身子ちゃん暑いの大丈夫なんだっけ……いいなぁ……
「うへぇ……今日誰か来るっけ?」
「予定は無いですよ。」
「じゃあいいや。」
すっぽぽーん。
「あー……涼し〜……」
「もう……来客が来たらちゃんと服きてくださいね?」
「あーい。」
扇風機の風を体全身で……幸せ!
「……流水さん。ちょっと怪我増えました?」
「そう?怪我は……あんま記憶ないなぁ。ガラスぶち破ったりは日常茶飯事だからそれもあるかも。」
「もう……大事にしてくださいね?」
「わかってますよ〜。」
私以上に私の身体を知ってる被身子ちゃん。こういうのは言い逃れせずにすっとぼけたフリするのが1番楽。
被身子ちゃんと生活し続けてきた知恵だよ。
「私達の子供のためにも……ね?」
「……は……はい。」
ただし最近の被身子ちゃんにはあまり効果がないので注意。
「んまーい。冷やし中華うまいねー!」
「うふふ。美味しいですね。」
こういう暑い日には冷たくて栄養たっぷりなものを食べるに尽きる!私の家の冷やし中華は、麺多めつゆ多め。野菜モリモリの超ヘビー級。
まぁお互い平らげれるんですけど。
「ん〜……被身子ちゃん錦糸卵切るの上手くなったねぇ……しっかり麺と絡んでるよぉ〜……ちゅるる……」
「流水さんの教え方が上手いからですよ。」
「んふふ。そう言われると先生冥利に尽きるね♪」
「元生徒はみんなそう思ってますよ。」
……たしかに。
「時々元生徒ちゃん達から連絡くるしね。」
「……は?」
おっと……
「ん?そんな感じじゃないよ。お悩み相談してあげてるだけ。」
「……そうですか。」
「私被身子ちゃん一筋なのにそんな訳ないじゃん。」
「ですよね。……でも心配です。」
「嫉妬してくれるんだ?かわいい♪」
「もう。毎日毎日愛しのお嫁さんが奪われないか気が気じゃないんですから。」
「〜♪」
「……もう。」
幸せだなぁ……
「美味しかった!」
「ご馳走様です。」
「洗っておくからゆっくりして?」
「一緒にゆっくりしましょ?手伝います。」
「ありがとう♪」
被身子ちゃんとふたりで片付け、ふたりで洗って、ふたりで休む。
全部ふたりで。全部一緒に。
ふたりでソファに座って。どちらともなくお互いに体重を預ける。
「……なんか……こういう休みもいいねぇ。」
「流水さんとならどこでもデートですよ♡」
「そうだねぇ。幸せ者だ。」
「私もです。」
こんな日常が続けばいいのに。続かせるために頑張らないとね。
「被身子ちゃん。明日は雄英?」
「いいえ。事務所に顔を出す予定です。」
「やった。私も事務所だから一緒に仕事しようね♪」
「流水さんが?珍しいですね。いつも別の病院に呼ばれてるイメージですけど。」
「ふっふっふ。タイミングがいいのだ♪」
まぁ被身子ちゃんのシフト既に確認済みだから、被身子ちゃんが事務所に来る日に私が何があっても事務所に居るだけなんだけどね。
被身子ちゃんのシフトどうやって確認したかって?…………うふふ。
「運命ですね?」
「当たり前じゃん。」
これが愛だよ?
«ほんのり紹介»
流水さん。ヤンデレレベル40/100
被身子ちゃん。ヤンデレレベル???