私のヒーロー   作:おいーも

236 / 236
傷原被身子の秘密

 

 

 

 

 

 

side傷原被身子

 

 

 

「……はぁ。」

 

「どったん被身子ちゃん?」

 

「悩み事?」

 

 

今日は珍しくオフの日。珍しくオフが重なったのでお茶子ちゃんと梅雨ちゃんとカフェに来てます。

 

ちなみに私は黒豆茶。お茶子ちゃんはエスプレッソ。梅雨ちゃんはミルクティー飲んでます。

 

 

「あー!多分傷原先生と会えないとかじゃない?」

 

「ケロケロ……ありそう。」

 

「違いますよ〜。そりゃ毎日毎分毎秒会いたいですけど〜……」

 

「それはそうなんだね??」

 

「被身子ちゃんが傷原先生以外で悩むの珍しいわね?」

 

ふたりなら話してもいいですか。

 

 

「……最近マンション買ったんです。」

 

「「……え?」」

 

「自慢じゃないですよ?流水さんみたいに、困ってる人を助けるためにマンション買ってみたんです。」

 

「…………へぇ。」

 

「傷原先生を見習ってて偉いわ。被身子ちゃん。」

 

「ありがとうございます。…………管理大変ですね。」

 

「「あぁ……」」

 

 

思ってもみなかった。管理がすっごく大変。流水さんが代理人を用意してるのがわかる気がします。

 

私も代理人用意しましょうかね……流水さんの夢を手伝えればいいなと思って始めたことですが……いやはや。やっぱり何も考えずにやるものじゃないですね。

 

 

「……まぁ住んでくれてる人はみんないい人なので、今のところ問題は無いですけどね。」

 

「審査はしっかりした方がいいよ〜?」

 

「そこは大丈夫です。人を見る目は持ってるつもりです。」

 

「傷原先生に頼めば手伝って貰えるんじゃないかしら?」

 

 

「実は……流水さんには黙ってます。」

 

「え?なんで??」

 

「えー……えーっと……」

 

……なんだか……恥ずかしいですね?……まぁ隠すものでもないですし。

 

「……私が……立派になったのを……褒めて欲しいからです。」

 

 

「…………ヒュ〜♡」

 

「乙女ね?被身子ちゃん♪」

 

「もー!やめてくださいやめてください!……私だって偶には褒めてもらいたい時だってあるんです〜!甘えたい時だってあるんです〜!」

 

「甘えればいいじゃん。学生の頃よくベタベタしてたと思うけど?」

 

「……あの時は……流水さんを甘やかすのが楽しかったので……」

 

「ケロ……今は違うの?」

 

「……流水さんと居るとどんどん欲望が増えていくんです。困ったものです。」

 

 

好きな人と過ごす時間って麻薬です。どんどん。もっともっと。

 

「……はぁ。」

 

私ってこんなに汚い人でしたでしょうか。

 

 

「悩める乙女ね?」

 

「ま。流水さんなら私のことを拒むはずがありませんし、流水さんに暇が出来たらデート誘ってみましょう♪」

 

「立ち直りはや。」

 

 

これが正妻の余裕ですよ。お茶子ちゃん。

 

「そういえばお茶子ちゃんはまたあとから問いただすとして。」

 

「何を!?」

 

 

「梅雨ちゃんは気になる人は居ないんですか?」

 

「ケロ?」

 

「私梅雨ちゃんの色恋沙汰聞きたいな〜って。」

 

「え!私も聞きたい!」

 

「……ん〜……」

 

梅雨ちゃんは少し悩んだ素振りを見せたあと……

 

 

「今は家族との時間を大事にしたいし、仕事も楽しいからあんまり考えたこと無かったわ。」

 

「……そうですか。」

 

「……もしかして……私が連れ出してるから……?」

 

「そんなことないわ?私がやりたくてやってるのだもの。」

 

「そう?」

 

梅雨ちゃんらしいといえばらしい回答が返ってきました。梅雨ちゃん……売れ残らなければいいですけど……不安です。

 

 

「何かあったらお茶子ちゃんが責任を取るということで。」

 

「え!?」

 

「いいわね。出久ちゃんも一緒でしょ?」

 

「え!?!?」

 

「お茶子ちゃん。頑張ってくださいね?」

 

「冗談だよね!?冗談だよね!!??」

 

 

「ケロケロ……」

 

「梅雨ちゃん!?」

 

 

女子会は楽しいですね。また来ましょうね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

抹消ヴォイスのヒーローアカデミア(作者:M.T.)(原作:僕のヒーローアカデミア)

事の始まりは中国、軽慶市。『発光する赤児が産まれた』というニュース。▼以降各地で「超常」は発見され、原因も判然としないまま、時は流れる。▼世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。▼世界では一つの職業が脚光を浴びていた。▼生まれ持った超常的な力“個性”を悪用する犯罪者・敵(ヴィラン)が増加の一途をたどる中、同じく“個性”を持つ者たちが“ヒ…


総合評価:4264/評価:8.15/完結:153話/更新日時:2024年05月29日(水) 02:18 小説情報

便利屋チェイテと愉快な仲間たち(作者:鮪薙)(原作:僕のヒーローアカデミア)

 どんな依頼もそれが犯罪行為ではなければ報酬さえ払えば遂行し達成する『便利屋』と呼ばれる集団が巻き起こすドタバタストーリー。少女は、そしてその愉快な仲間たちはこの世界で何を成すのだろうか……▼なんて書いたけど、早い話が本来の世界線とはなんかこう緩い感じに違うヒロアカのお話。▼


総合評価:1864/評価:7.75/連載:192話/更新日時:2026年05月23日(土) 22:07 小説情報

わたしのヒーローアカデミア(作者:Plot Must Die)(原作:僕のヒーローアカデミア)

▼個性『大活性』を持ち、ほぼ全ての記憶を失った少女が、我等がNo.1ヒーローによって謎の研究施設から救け出された。▼そんな彼女が憶えていることが二つある。ひとつは、自らの個性について。もうひとつは……。▼まぁそれはそれとして、なんやかんやでトガヒミコと仲良くするそうです。▼「ちうちう……する?」▼※トガちゃんヒロイン。あと改変▼※アンチ・ヘイトは念のため▼


総合評価:1600/評価:7.95/連載:81話/更新日時:2026年05月06日(水) 07:30 小説情報

【私のヒーロー外伝】私の大事なスターチス(作者:おいーも)(原作:僕のヒーローアカデミア)

▼オールフォーワンとの戦争が終わり早一年。▼戦争の爪痕が未だ消えぬ日本、雄英高校で3年生としてヒーロー科に所属する渡我被身子。そして戦争で戦い抜いた傷原流水(きずはらるみ)▼彼女の緩い日常を書いた小説です。肩の力を抜いて楽しんでいただけると幸いです。▼※これは私が以前書いた小説【私のヒーロー】の後日談になります。読んでいただいた方が辻褄が合う部分が多いのは確…


総合評価:24/評価:-.--/連載:12話/更新日時:2026年05月19日(火) 09:57 小説情報

八木雪花とほのぼの轟一家ヒーロー録(作者:あならなあ)(原作:僕のヒーローアカデミア)

この物語は、轟焦凍の従姉妹と轟家+αが織り成す日常を淡々と綴っていく物です。過度な期待はしないでください。▼*本編完結済み▼*主人公は転生者ではありません。▼*色んな人を救済しています。具体的には敵連合幹部とか銃の美魔女とかガチ重オールマイト信者とか他大勢。▼*ラブコメ多めです。色んなCPが多々出てきます。▼*不定期更新です。筆が乗ったら書いて投稿します。ご…


総合評価:1517/評価:7.76/完結:244話/更新日時:2026年05月07日(木) 13:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>