side傷原被身子
「……はぁ。」
「どったん被身子ちゃん?」
「悩み事?」
今日は珍しくオフの日。珍しくオフが重なったのでお茶子ちゃんと梅雨ちゃんとカフェに来てます。
ちなみに私は黒豆茶。お茶子ちゃんはエスプレッソ。梅雨ちゃんはミルクティー飲んでます。
「あー!多分傷原先生と会えないとかじゃない?」
「ケロケロ……ありそう。」
「違いますよ〜。そりゃ毎日毎分毎秒会いたいですけど〜……」
「それはそうなんだね??」
「被身子ちゃんが傷原先生以外で悩むの珍しいわね?」
ふたりなら話してもいいですか。
「……最近マンション買ったんです。」
「「……え?」」
「自慢じゃないですよ?流水さんみたいに、困ってる人を助けるためにマンション買ってみたんです。」
「…………へぇ。」
「傷原先生を見習ってて偉いわ。被身子ちゃん。」
「ありがとうございます。…………管理大変ですね。」
「「あぁ……」」
思ってもみなかった。管理がすっごく大変。流水さんが代理人を用意してるのがわかる気がします。
私も代理人用意しましょうかね……流水さんの夢を手伝えればいいなと思って始めたことですが……いやはや。やっぱり何も考えずにやるものじゃないですね。
「……まぁ住んでくれてる人はみんないい人なので、今のところ問題は無いですけどね。」
「審査はしっかりした方がいいよ〜?」
「そこは大丈夫です。人を見る目は持ってるつもりです。」
「傷原先生に頼めば手伝って貰えるんじゃないかしら?」
「実は……流水さんには黙ってます。」
「え?なんで??」
「えー……えーっと……」
……なんだか……恥ずかしいですね?……まぁ隠すものでもないですし。
「……私が……立派になったのを……褒めて欲しいからです。」
「…………ヒュ〜♡」
「乙女ね?被身子ちゃん♪」
「もー!やめてくださいやめてください!……私だって偶には褒めてもらいたい時だってあるんです〜!甘えたい時だってあるんです〜!」
「甘えればいいじゃん。学生の頃よくベタベタしてたと思うけど?」
「……あの時は……流水さんを甘やかすのが楽しかったので……」
「ケロ……今は違うの?」
「……流水さんと居るとどんどん欲望が増えていくんです。困ったものです。」
好きな人と過ごす時間って麻薬です。どんどん。もっともっと。
「……はぁ。」
私ってこんなに汚い人でしたでしょうか。
「悩める乙女ね?」
「ま。流水さんなら私のことを拒むはずがありませんし、流水さんに暇が出来たらデート誘ってみましょう♪」
「立ち直りはや。」
これが正妻の余裕ですよ。お茶子ちゃん。
「そういえばお茶子ちゃんはまたあとから問いただすとして。」
「何を!?」
「梅雨ちゃんは気になる人は居ないんですか?」
「ケロ?」
「私梅雨ちゃんの色恋沙汰聞きたいな〜って。」
「え!私も聞きたい!」
「……ん〜……」
梅雨ちゃんは少し悩んだ素振りを見せたあと……
「今は家族との時間を大事にしたいし、仕事も楽しいからあんまり考えたこと無かったわ。」
「……そうですか。」
「……もしかして……私が連れ出してるから……?」
「そんなことないわ?私がやりたくてやってるのだもの。」
「そう?」
梅雨ちゃんらしいといえばらしい回答が返ってきました。梅雨ちゃん……売れ残らなければいいですけど……不安です。
「何かあったらお茶子ちゃんが責任を取るということで。」
「え!?」
「いいわね。出久ちゃんも一緒でしょ?」
「え!?!?」
「お茶子ちゃん。頑張ってくださいね?」
「冗談だよね!?冗談だよね!!??」
「ケロケロ……」
「梅雨ちゃん!?」
女子会は楽しいですね。また来ましょうね?