私のヒーロー   作:おいーも

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傷原被身子の疲れた日

 

 

 

 

 

 

 

side傷原被身子

 

 

 

 

きょ……今日は……

 

ガチャ……

 

 

「おかえり〜被身子ちゃ……大丈夫??」

 

今日は……

 

 

「た……ただいま……です……」

 

バターン

 

「被身子ちゃん!?!?」

 

死ぬほど疲れました……

 

 

あ……

 

 

もう……

 

 

 

 

意識が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチ……

 

眩し……

 

 

「……朝……」

 

まだ寝起き。それに昨日の疲れもあって怠い身体に鞭打って身体を起こし、時計を見る。

 

 

9:00……あ、今日は休みでした。

 

ぼふん……

 

もう一度ベッドに全体重を預ける。

 

今日が休みかどうかすら忘れてしまうなんて……本当に疲れてるんですね。

 

…………まだ……起きたくないです。……あれ?流水さんは……

 

 

流水さんがいつも寝てるであろう場所を触る。

 

……暖かくない。

 

スンスン……匂いはある。一緒に寝てたんでしょう。

 

 

………………昨日……服脱いだ記憶ないんですけど……パジャマですね?メイクも落ちてます。

 

 

「…………。」

 

血の気が引いていく。

 

全部流水さんにやってもらった……!?昨日は……私が早く帰るからって晩御飯作る当番だったのに残業になって…………それに今日は私が朝ごはんの……!!

 

 

全力でベットから飛び降りる。ドアを開け、流水さんが居るであろうリビングに顔を出す。

 

 

まずいまずいまずいまずい!約束を違えた!しかも私が言い出した約束!!!こんな些細な約束すら守れないと思われた!!流水さん怒ってるかもしれない!これで最悪家庭内不和になって……離婚……!!!!ヤダヤダヤダヤダ!!まずは謝って……感謝して……流水さんと離れたくない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ。被身子ちゃんおはよ♡」

 

そこには私が買った可愛いフリフリエプロンを着た流水さんがいました。

 

 

「え……あ…………へ?」

 

「どうしたの?ご飯食べるでしょ?」

 

「あ……はい。あ……でも……私がご飯作る当番……」

 

 

拍子抜け。今まで約束を破ったことが無かった。なのに……流水さんは気にせずキッチンに立ってる。

 

いや……怒られるかも……とは少しだけ思ってましたけど……え?ん??

 

 

「うふふ♪まずは顔洗っておいで?」

 

「いや……でも……」

 

「大丈夫よ。もう朝食出来てるから。一緒に食べましょ?」

 

「えっと……はい。」

 

 

 

 

バシャ……

 

「…………。」

 

洗面所に行き顔を洗う。……えーっと……?

 

……ってそういえば!!

 

 

 

 

 

 

「流水さんお仕事は!?」

 

「え?今日休んだよ?」

 

「そんな……!!今すぐ行ってください!!」

 

 

洗面所から飛び出して流水さんに突撃。今日仕事でしょ流水さん!!!

 

「ヤダ。」

 

「なんで……!!」

 

「ん。」

 

 

流水さんが私を指さす。

 

「……え?」

 

「今日は私の旦那様を癒すって決めたから。」

 

「……え……あえ……?あの……その……」

 

 

急に流水さんに抱き上げられる。お姫様抱っこ。

 

「わっ!?」

 

「今日は……私のお姫様になってくれない?被身子ちゃん♪」

 

 

おでこにキス。

 

「はわ……はわわわわ……」

 

 

……流水さん……!?い……一体何があったんですか!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

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