私のヒーロー   作:おいーも

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傷原被身子の暇な一日⑰

 

 

 

 

 

 

 

side傷原被身子

 

 

 

今日は雄英高校にいます。

 

「〜♪」

 

 

いるんですが!いつもとは違うところがあります!!

 

 

「ブラックヘリアンサス。こっちの書類は片付きました。次はどれですか?」

 

「はい!えっと次は……これですね!」

 

「ありがとう。今日中にノルマ+αまで終わらせちゃいましょ。」

 

「はい!ブラッドロータス!」

 

 

流水さん来てるんです!!流水さん!!

 

 

 

いつぞや私が過労でぶっ倒れてから、ちょこちょこ顔を出してくれるようになりました。怪我の功名ってやつかもしれません。

 

そんなこと言ったら怒られそうなので言いませんが。

 

 

 

にしても……流水さん仕事早すぎませんか?私が入社2年目なのはありますけど……めっちゃ早いです。書類制作とデータの打ち込みが特に早いです。間違いもありませんし。

 

 

仕事が出来て家事も出来て強いヒーローで社会的地位もある。その上お金も持ってる。

 

…………それでいて私なんかを溺愛してくれる。なんですかこの人。私を愛するために生まれてきた人じゃないですか。都合が良すぎます。

 

こんな人知っちゃったら他の人で満足できないです。乗り換える気は毛頭ありませんけど。

 

 

「ブラッドヘリアンサス。そっちはどんな感じですか?」

 

ふわっと流水さんがこちらの画面を覗き込む。

 

甘い香りが鼻先をくすぐる。

 

 

「えっとですね。あとコレとコレを修正したら終わります!」

 

「……ふむ。……あ、ここ計算間違えてる。あとここ。少額の誤差だけど大変だから今のうちに直して再提出しとこ。」

 

「え?あ!はい!」

 

 

ポンポンと頭を撫でてくれる流水さん。

 

 

……なんで今の一瞬で計算ミスがわかるんですか??私ずーっと探してたんですけど。流水さんとはそもそもの人間の作り方が違うのか、時々スペックの違いを叩きつけられる。

 

 

それもかっこいいんですけどね??毎日キュンキュンしちゃいます。……ちょっとだけキスしたいなって思ったけど我慢です。目線だけで訴えておきます。

 

ちなみに仕事場は保健室だ。なんでかっていうと職員室に流水さんの机が無いから。当たり前なんですけどね?

 

 

「……ふふ。ちゅ。」

 

なにか察したのか、私のおでこに流水さんが唇を落とす。

 

「これで我慢して?」

 

顔が少し熱を持つ。

 

 

「……もう。……もっと我慢できなくなっちゃいました。」

 

「逆効果だった?」

 

「いえ。嬉しいです♪」

 

保健室だからこういうイチャイチャもできる!ふたりきり最高!!

 

 

「いい子♡私も我慢してるんだから……ね?」

 

「!!……えへへへ……」

 

流水さんも我慢してくれてるんだ……ふたりきりだから少しくらい羽目を外してもいいと思うんですけど……♪

 

 

「……被身子ちゃん♪」

 

「流水さん……」

 

流水さんが私の頬を撫でて……

 

 

 

 

 

 

ガラッ

 

「師匠!傷原さん!書類どうかな!?」

 

「緑谷少年!?ノックはした方が……」

 

 

「「……。」」

 

「あっ……」

 

「…………はぁ。」

 

 

なんかこの人……喋り方が少し前のオールマイトに似てきましたね。それはそれとして……

 

 

「緑谷くん。部屋に入る時にノックをしないのは社会人としてどうなのかな?」

 

「流水さん。私終わらせておくので心ゆくまでどうぞ?」

 

「ありがと。被身子ちゃん。」

 

 

「緑谷少年。観念した方が良さそうだぞ。」

 

「ごっごめんなさい師匠!!!」

 

「スーッ……何度言えば済むんだこの馬鹿弟子がぁ!!!」

 

 

そういえば最近流水さんの怒号も増えました。8割緑谷くんに対してですが。残りの2割はオールマイトです。流水さんもなんだかんだこの生活を楽しんでくれてるみたいで良かったです。

 

 

 

今日も平和ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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