私のヒーロー   作:おいーも

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気月千歳の現在③

 

 

 

 

 

 

 

 

side気月千歳

 

 

「〜♪」

 

 

今日は珍しく仕事がスムーズに終わった。しかも部下が結婚ッ!いい事じゃなーい♪毎日こういうのでいいの。

 

 

なんだか流水ちゃんにキチンと許されてから毎日が幸せ。楽しい。世間からは許された訳じゃないのだろうけど……きっと誰かに許されたかったのね。私。

 

 

御祝儀何円くらい包もうかしら♪普通は3万円とかだけど……もっと奮発しちゃおうかしら♪んふふ〜。あの子にはお世話になってるから、こういう形でもいいから感謝を伝えたいわよね。

 

顔真っ赤にして報告に来て……初々しかったわ!

 

 

「あ!千歳おねーさん!!」

 

すると急に街中で声をかけられた。

 

 

「この声……もしかして!」

 

声の主に顔を向けると……

 

 

「やっぱり!日巡璃ちゃん!!」

 

「はい!お久しぶりです!!」

 

 

槍田日巡璃ちゃん!流水ちゃんのお弟子さん!今雄英高校だっけ?ヒーローになった時が楽しみね!

 

日巡璃ちゃんが駆け寄ってくる。……うわぁ……

 

 

「あら〜♪大きくなったわね!」

 

 

初めて会った頃は私が膝を折って見下ろしてたのに……見上げるほどにまで……子供の成長はすごいわね?

 

 

「はい!2mくらいになりました!」

 

「2m!!……大きくなりすぎじゃない?お姉さんビックリしちゃったわ。」

 

「えへへへ〜♪」

 

 

可愛い。2m超えの大きな体に可愛い顔。……これ絶対何人か同級生の癖を壊してるでしょ。罪な女の子よねぇほんと。

 

 

「日巡璃。その人誰?」

 

……あら?今度は小さい子……この子も可愛いわね??同級生かしら……レベル高。

 

 

「こんにちは。私日巡璃ちゃんのお友達……というか、ブラッドロータスのお友達の気月千歳っていうの。よろしくね?」

 

「ブラッドロータス先生の……よろしくお願いします。」

 

 

……すごく丁寧なお辞儀……いい所のお嬢様なのかしら?

 

 

「カナ!改めて紹介するね!この人は流水おねーさんのお友達の、気月千歳おねーさん!んでんで、千歳おねーさん!こっちは私の彼女のカノーテス・ディミトリウちゃん。可愛いでしょ!」

 

「へぇ!可愛らし…………え?彼女??」

 

「うん!」

 

「…………進んでるのねぇ。高校生って。」

 

 

私なんて……そういうのに現を抜かしたことなんてないのに……

 

 

「今日はお出かけ?」

 

「うん!デート!」

 

横にいるカノーテスちゃんがちょっと恥ずかしそうにしてる……なるほど……これは可愛い。

 

 

「そう♪じゃあおねーさんばっかりに構ってられないじゃない?」

 

「あ!そうじゃん!ほかの彼女待たしてる!早く行かなきゃ!」

 

「そうそう。じゃあね?日巡璃ちゃん。」

 

「はい!ばいばーい!」

 

「カノーテスちゃんもまたね?」

 

「はい。よろしくお願いします。」

 

 

ふたり共小走りで去っていった。……可愛いわねぇ。若い子と話してると潤うわァ……

 

「ん?」

 

……………日巡璃ちゃんさっき『ほかの』彼女って言った??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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