side気月千歳
「〜♪」
今日は珍しく仕事がスムーズに終わった。しかも部下が結婚ッ!いい事じゃなーい♪毎日こういうのでいいの。
なんだか流水ちゃんにキチンと許されてから毎日が幸せ。楽しい。世間からは許された訳じゃないのだろうけど……きっと誰かに許されたかったのね。私。
御祝儀何円くらい包もうかしら♪普通は3万円とかだけど……もっと奮発しちゃおうかしら♪んふふ〜。あの子にはお世話になってるから、こういう形でもいいから感謝を伝えたいわよね。
顔真っ赤にして報告に来て……初々しかったわ!
「あ!千歳おねーさん!!」
すると急に街中で声をかけられた。
「この声……もしかして!」
声の主に顔を向けると……
「やっぱり!日巡璃ちゃん!!」
「はい!お久しぶりです!!」
槍田日巡璃ちゃん!流水ちゃんのお弟子さん!今雄英高校だっけ?ヒーローになった時が楽しみね!
日巡璃ちゃんが駆け寄ってくる。……うわぁ……
「あら〜♪大きくなったわね!」
初めて会った頃は私が膝を折って見下ろしてたのに……見上げるほどにまで……子供の成長はすごいわね?
「はい!2mくらいになりました!」
「2m!!……大きくなりすぎじゃない?お姉さんビックリしちゃったわ。」
「えへへへ〜♪」
可愛い。2m超えの大きな体に可愛い顔。……これ絶対何人か同級生の癖を壊してるでしょ。罪な女の子よねぇほんと。
「日巡璃。その人誰?」
……あら?今度は小さい子……この子も可愛いわね??同級生かしら……レベル高。
「こんにちは。私日巡璃ちゃんのお友達……というか、ブラッドロータスのお友達の気月千歳っていうの。よろしくね?」
「ブラッドロータス先生の……よろしくお願いします。」
……すごく丁寧なお辞儀……いい所のお嬢様なのかしら?
「カナ!改めて紹介するね!この人は流水おねーさんのお友達の、気月千歳おねーさん!んでんで、千歳おねーさん!こっちは私の彼女のカノーテス・ディミトリウちゃん。可愛いでしょ!」
「へぇ!可愛らし…………え?彼女??」
「うん!」
「…………進んでるのねぇ。高校生って。」
私なんて……そういうのに現を抜かしたことなんてないのに……
「今日はお出かけ?」
「うん!デート!」
横にいるカノーテスちゃんがちょっと恥ずかしそうにしてる……なるほど……これは可愛い。
「そう♪じゃあおねーさんばっかりに構ってられないじゃない?」
「あ!そうじゃん!ほかの彼女待たしてる!早く行かなきゃ!」
「そうそう。じゃあね?日巡璃ちゃん。」
「はい!ばいばーい!」
「カノーテスちゃんもまたね?」
「はい。よろしくお願いします。」
ふたり共小走りで去っていった。……可愛いわねぇ。若い子と話してると潤うわァ……
「ん?」
……………日巡璃ちゃんさっき『ほかの』彼女って言った??