side気月千歳
「……ッスー……」
「…………」
気まず……気まずぅ!!
えっと……ベッドの上の惨状から何があったかはだいたい予想が着く。
服が散乱。私たちは全裸。もう何があったか明確です!!
筒美さん顔真っ赤だし!多分私も赤い。なにいい歳した女が顔真っ赤にして照れてんの!?子供じゃん!
いやそういう色恋沙汰が無かったかと言われると厳密に言うと無いことはなかったけど!!
こういうのは……ましてや相手が女性なんて初めてなんですけど!!?
「…………とりあえず……シャワー浴びてきな。……私は後でいい。」
「そ……そうね。じゃあ先にシャワー貰うわね?」
……この部屋というか寝室。……私のじゃないってことは多分筒美さんの部屋よね?……案外綺麗にしてるのね。いつもは割とガサツな姉御肌の人ってイメージだけど……
思わず顔を横に振る。
いやまずはシャワー行かなきゃ。体がなんかカピカピだし!
シャワーを浴びながら、ふと考える。
「……。」
昨日のことなんて全く覚えてないけど……やったのよね?私。
やっちゃったのよね!?飲み友達と!?
うわぁ……最悪。しかも……私がよく遊びに行く事務所のヒーローって……
どうすんのこれ?どうしようね!?
気まずいなんてものじゃないよ。ありえないくらいキツい!こんなの異能解放軍時代でもなかった……よ?
あれ?
ガラッ
「へ……?」
急に浴室のドアが空いたと思ったら、筒美さんが入ってきた。
「え?え?」
「考えたんだけど、お互い服今無いじゃん。だから一緒に入っちゃった方が早いかなって思ってね。」
「いや……それはそうかもしれないけど……服無いって何?」
「……服1回洗濯機入れたから。最低でもあと1時間以上かかるよ。」
「……え???」
え?この人何してるの??
「あんなよく分からない液体まみれの服1回洗った方がいいと思ってね。」
「……そんなになってたんですか……」
……どれだけ激しくしたんだ私達。アラフォーの性欲舐めるなってこと?
「ちょっと詰めて。私もシャワー浴びたい。」
「え?え?」
むぎゅっと私の横にくっついてくる筒美さん。うわ……すごい筋肉……ハリがあって……綺麗……
「……なんだい?見とれてるのかい?」
「いや!?……まぁ……」
「まぁ……どっちでもいいよ。やっちまったもんは事実だしね。」
……すごいドライですね?筒美さん。
そんな感じはしましたけど。
とりあえずシャワーが終わったので、一旦筒美さんの服を借りてリビングへ。
……少しだけ胸がキツいかも。
筒美さんがコーヒーを入れてくれる。
「どうぞ。」
「……いただきます。」
「……アンタも災難だったね。こんなおばさんと一緒に寝たなんて。」
「……そんなん言ったら筒美さんもじゃないですか。私も充分おばさんです。」
「……そうだね。」
そっぽを向く筒美さん。
「……?」
なんか違和感……いつもと違う。
「何かありました?」
「……なんでもないよ。」
「……ふーん?」
なんでもないと言う割には……耳がちょっと赤いですね?シャワーを浴びたからってのもあるかもしれませんが。
…………照れてるんですか?……ふーーーーーん????
「……筒美さんも照れるんですね?」
「バッ!!……うるさいうるさい!追い出すよ!?」
筒美さんが机を叩いて立ち上がる。顔はちょっと赤い。やっぱ照れてたんですね。
「私の服洗濯中ですよ?」
「…………ハァーッ……そうだったね。」
観念したのか椅子に座り直す筒美さん。
「シャワー一緒に浴びたかったんですか?」
「……。」
筒美さんはまた顔をそっぽに向ける。
「……♪」
なんでしょうね。こんな時間も悪くない気がしてきた。
「〜……」
バツの悪そうな筒美さんを見るのは新鮮だから。
……ん〜……んふふふ。次は筒美さんだけベロベロに酔わせて見ましょうか?