私のヒーロー   作:おいーも

257 / 257


なんだかんだパート20まで来ました。

いざやってみると筆が止まらないものですね。




傷原被身子の暇な一日⑳

 

 

 

 

 

 

 

side傷原被身子

 

 

 

「……」

 

ポチポチ……

 

 

 

『なんか今日火伊那先輩おかしくなかったです?』

 

『そうですね。あと気月様も。』

 

 

『ですよねぇ……さっき冬美さんに確認とったらやっぱりおかしかったって……』

 

『……何かあったのでしょうか。よそよそしいとは違うような……』

 

 

『流水さんが居ればすぐに分かったんでしょうけど……流水さんが来る前にタイミング悪く気月さん帰っちゃいましたしね。』

 

『何も無ければいいですが。』

 

 

 

「……ふー……」

 

……大丈夫でしょうか。

 

 

「被っ身子ちゃ〜ん♡ご飯できたよ〜♪」

 

「はーい!今日はなんですか?」

 

「唐揚げいっぱい作った!」

 

「ぱちぱち言ってたのは油ですか?怪我は?」

 

「だいじょーぶ!油は跳ねるものだよ!」

 

 

流水さんが大皿に盛られた唐揚げを机へ。

 

「うわぁ〜……美味しそうです!」

 

「えへへ!いっぱい食べよ!」

 

「はい!」

 

 

今日は流水さんが晩御飯の当番。

 

気になったこともあったので全部任せてしまいました。……ちょっとだけ良くなかったかもしれません。後で謝っておきましょう。

 

とりあえずこういうのは……

 

 

「あむっ!……あふっ……あふ……」

 

熱いうちに食べるのが1番美味しいんです。

 

 

「どう?」

 

「美味しいです!流石流水さんです!天才です!良妻賢母!」

 

「んふふ……そんなに褒めても何も出ないよ?」

 

 

照れて少しだけ頬が赤くなる流水さん。天使ですか?

 

「かぁいい。」

 

 

「もう!そんなこと行っちゃう口にはこうだぞ!ふー……ふー…………あーん!」

 

流水さんが小さなお口で息を吹きかけた唐揚げ!?

 

「あーん……もぐ……あふっ……」

 

「あっ……熱かった!?大丈夫!?」

 

「……流水さんの……ふーふーされた唐揚げなんて……どれだけ熱くても食べない理由はありません!」

 

どこの誰にも譲れないものってやっぱりあります。私の中の1つはコレです。ちなみに1番譲れないものは流水さんです。

 

 

「そう?……被身子ちゃん私の事好きすぎ♪」

 

「お互い様では?」

 

「それはそうかも!」

 

おぉ……あんなにあった唐揚げが……もう半分に。

 

 

いつも思ってるんですが、流水さんのお腹のどこに入ってるんでしょうか。ご飯食べた後の流水さんお腹がぽんぽこりんしててかぁいいんですけど……なんか少し目を離すとすぐに元に戻ってるんですよね。

 

 

「流水さん♡あーん……」

 

「わーい!あーん……おいしい!!被身子ちゃんに食べさせてもらうと何倍も美味しいね!」

 

「えぇ〜?照れますよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずご飯は終わり。残りの唐揚げは明日のお弁当へ。

 

 

片付けをして、とりあえずソファへ。

 

……火伊那先輩本当に何があったのかなぁ……

 

 

「……悩み?どしたの??」

 

流水さんがエプロンを脱ぎながら私の横に腰掛ける。

 

 

「ん〜……今日ちょっと火伊那先輩と気月さんがなんかよそよそしい……んー……普段とは違う感じで。」

 

「普段とは違う??ふーん……?喧嘩かな?」

 

「いや……そういう感じじゃなかったというか……なんというか……」

 

「…………そっか。まぁ一応気にかけてみるよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

何かあったのなら力になってあげたいですからね。

 

 

「まぁ本人たち大人だから自分たちで解決しそうだけどね!」

 

「そうですね。」

 

何かできる事はないでしょうか……

 

 

「……今日元気なかったのそれ?すっごい心配しちゃったよ。」

 

「え!?元気無かったですか!?」

 

「うん。ほんのちょっとだけね?少し不安だったんだ……」

 

流水さんが私にもたれかかる。

 

 

……私は……なんてことを……!!流水さんを不安にさせるなんて……!!!

 

「流水さん!」

 

いてもたっても居られなくなり、流水さんを抱きしめた。

 

 

「ふふ……なぁに?」

 

流水さんも腕を背に回してくれる。

 

 

「ごめんなさい。今日は不安にさせてしまって……」

 

「大丈夫だよ……っていうか不安なんて吹き飛んじゃったし♪」

 

「ダメです。私が私を許せないんです。」

 

 

流水さんを抱き上げ、そのまま歩き出す。

 

「どこ行くの?」

 

「一緒にお風呂入りましょ?あとのことは私に任せてください♪」

 

 

「んふふ……そっか。私の事独り占めにしたいんだ?」

 

「いつでも。」

 

「嬉しい♪……私の体……隅々まで堪能していいからね?」

 

耳元で爆弾発言が……

 

 

「………………のぼせすぎないようにします。」

 

「ケダモノ♡」

 

この人妻め…………

 

お風呂の時間は3割増で長かったとだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【私のヒーロー外伝】私の大事なスターチス(作者:おいーも)(原作:僕のヒーローアカデミア)

▼オールフォーワンとの戦争が終わり早一年。▼戦争の爪痕が未だ消えぬ日本、雄英高校で3年生としてヒーロー科に所属する渡我被身子。そして戦争で戦い抜いた傷原流水(きずはらるみ)▼彼女の緩い日常を書いた小説です。肩の力を抜いて楽しんでいただけると幸いです。▼※これは私が以前書いた小説【私のヒーロー】の後日談になります。読んでいただいた方が辻褄が合う部分が多いのは確…


総合評価:32/評価:-.--/連載:12話/更新日時:2026年05月19日(火) 09:57 小説情報

わたしのヒーローアカデミア(作者:Plot Must Die)(原作:僕のヒーローアカデミア)

▼個性『大活性』を持ち、ほぼ全ての記憶を失った少女が、我等がNo.1ヒーローによって謎の研究施設から救け出された。▼そんな彼女が憶えていることが二つある。ひとつは、自らの個性について。もうひとつは……。▼まぁそれはそれとして、なんやかんやでトガヒミコと仲良くするそうです。▼「ちうちう……する?」▼※トガちゃんヒロイン。あと改変▼※アンチ・ヘイトは念のため▼


総合評価:1605/評価:7.95/連載:87話/更新日時:2026年06月13日(土) 07:30 小説情報

死なない少女の英雄志願(作者:緑茶わいん)(原作:僕のヒーローアカデミア)

前世の記憶を持つ少女。▼平穏を望んでいた彼女は、ある時、敵と遭遇したのをきっかけにヒーローの道を志す。▼生存特化の“個性”。▼人よりしぶといことと原作知識を糧に、平和な世界を作ろうと足掻いていく。▼※pixivにも投稿はじめました。▼※主人公イメージ画像(nobelAI製)▼【挿絵表示】▼


総合評価:6341/評価:8.04/完結:107話/更新日時:2021年11月30日(火) 07:15 小説情報

抹消ヴォイスのヒーローアカデミア(作者:M.T.)(原作:僕のヒーローアカデミア)

事の始まりは中国、軽慶市。『発光する赤児が産まれた』というニュース。▼以降各地で「超常」は発見され、原因も判然としないまま、時は流れる。▼世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。▼世界では一つの職業が脚光を浴びていた。▼生まれ持った超常的な力“個性”を悪用する犯罪者・敵(ヴィラン)が増加の一途をたどる中、同じく“個性”を持つ者たちが“ヒ…


総合評価:4274/評価:8.15/完結:153話/更新日時:2024年05月29日(水) 02:18 小説情報

便利屋チェイテと愉快な仲間たち(作者:鮪薙)(原作:僕のヒーローアカデミア)

 どんな依頼もそれが犯罪行為ではなければ報酬さえ払えば遂行し達成する『便利屋』と呼ばれる集団が巻き起こすドタバタストーリー。少女は、そしてその愉快な仲間たちはこの世界で何を成すのだろうか……▼なんて書いたけど、早い話が本来の世界線とはなんかこう緩い感じに違うヒロアカのお話。▼


総合評価:1866/評価:7.83/連載:198話/更新日時:2026年07月19日(日) 21:12 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>