なんだかんだパート20まで来ました。
いざやってみると筆が止まらないものですね。
side傷原被身子
「……」
ポチポチ……
『なんか今日火伊那先輩おかしくなかったです?』
『そうですね。あと気月様も。』
『ですよねぇ……さっき冬美さんに確認とったらやっぱりおかしかったって……』
『……何かあったのでしょうか。よそよそしいとは違うような……』
『流水さんが居ればすぐに分かったんでしょうけど……流水さんが来る前にタイミング悪く気月さん帰っちゃいましたしね。』
『何も無ければいいですが。』
「……ふー……」
……大丈夫でしょうか。
「被っ身子ちゃ〜ん♡ご飯できたよ〜♪」
「はーい!今日はなんですか?」
「唐揚げいっぱい作った!」
「ぱちぱち言ってたのは油ですか?怪我は?」
「だいじょーぶ!油は跳ねるものだよ!」
流水さんが大皿に盛られた唐揚げを机へ。
「うわぁ〜……美味しそうです!」
「えへへ!いっぱい食べよ!」
「はい!」
今日は流水さんが晩御飯の当番。
気になったこともあったので全部任せてしまいました。……ちょっとだけ良くなかったかもしれません。後で謝っておきましょう。
とりあえずこういうのは……
「あむっ!……あふっ……あふ……」
熱いうちに食べるのが1番美味しいんです。
「どう?」
「美味しいです!流石流水さんです!天才です!良妻賢母!」
「んふふ……そんなに褒めても何も出ないよ?」
照れて少しだけ頬が赤くなる流水さん。天使ですか?
「かぁいい。」
「もう!そんなこと行っちゃう口にはこうだぞ!ふー……ふー…………あーん!」
流水さんが小さなお口で息を吹きかけた唐揚げ!?
「あーん……もぐ……あふっ……」
「あっ……熱かった!?大丈夫!?」
「……流水さんの……ふーふーされた唐揚げなんて……どれだけ熱くても食べない理由はありません!」
どこの誰にも譲れないものってやっぱりあります。私の中の1つはコレです。ちなみに1番譲れないものは流水さんです。
「そう?……被身子ちゃん私の事好きすぎ♪」
「お互い様では?」
「それはそうかも!」
おぉ……あんなにあった唐揚げが……もう半分に。
いつも思ってるんですが、流水さんのお腹のどこに入ってるんでしょうか。ご飯食べた後の流水さんお腹がぽんぽこりんしててかぁいいんですけど……なんか少し目を離すとすぐに元に戻ってるんですよね。
「流水さん♡あーん……」
「わーい!あーん……おいしい!!被身子ちゃんに食べさせてもらうと何倍も美味しいね!」
「えぇ〜?照れますよ?」
とりあえずご飯は終わり。残りの唐揚げは明日のお弁当へ。
片付けをして、とりあえずソファへ。
……火伊那先輩本当に何があったのかなぁ……
「……悩み?どしたの??」
流水さんがエプロンを脱ぎながら私の横に腰掛ける。
「ん〜……今日ちょっと火伊那先輩と気月さんがなんかよそよそしい……んー……普段とは違う感じで。」
「普段とは違う??ふーん……?喧嘩かな?」
「いや……そういう感じじゃなかったというか……なんというか……」
「…………そっか。まぁ一応気にかけてみるよ。」
「ありがとうございます。」
何かあったのなら力になってあげたいですからね。
「まぁ本人たち大人だから自分たちで解決しそうだけどね!」
「そうですね。」
何かできる事はないでしょうか……
「……今日元気なかったのそれ?すっごい心配しちゃったよ。」
「え!?元気無かったですか!?」
「うん。ほんのちょっとだけね?少し不安だったんだ……」
流水さんが私にもたれかかる。
……私は……なんてことを……!!流水さんを不安にさせるなんて……!!!
「流水さん!」
いてもたっても居られなくなり、流水さんを抱きしめた。
「ふふ……なぁに?」
流水さんも腕を背に回してくれる。
「ごめんなさい。今日は不安にさせてしまって……」
「大丈夫だよ……っていうか不安なんて吹き飛んじゃったし♪」
「ダメです。私が私を許せないんです。」
流水さんを抱き上げ、そのまま歩き出す。
「どこ行くの?」
「一緒にお風呂入りましょ?あとのことは私に任せてください♪」
「んふふ……そっか。私の事独り占めにしたいんだ?」
「いつでも。」
「嬉しい♪……私の体……隅々まで堪能していいからね?」
耳元で爆弾発言が……
「………………のぼせすぎないようにします。」
「ケダモノ♡」
この人妻め…………
お風呂の時間は3割増で長かったとだけ。