side傷原被身子
「オイ傷原ァ!!」
ガラッ!
「わっ!?爆豪くん!?」
「…………うるさ。なんですか?」
せっかくお茶子ちゃんとお茶してたのに…………
今日はお茶子ちゃんが緑谷くんの授業で雄英におじゃましてたみたいで、帰る前に顔だしてくれました。
なのでお茶兼恋バナを。最近は緑谷くんと上手くいってるみたいで何よりです。
「あ?麗日も居んのか。」
「久しぶりだねぇ爆豪くん!同窓会の時以来じゃん!」
爆豪くんに手を振るお茶子ちゃん。かぁいいです。
「……まぁいい。相談乗れや。」
「え……爆豪くんが……相談??」
「いいですよ。お茶いります?」
「ん。」
「はいはい。」
爆豪くんがソファに座る。
「ちょ……ちょちょ!被身子ちゃん!爆豪くんって相談なんてするの!?」
「あぁ!?どういうことだゴラァ!!」
あぁ……そういえばお茶子ちゃんは知らないんでしたっけ。
「爆豪くん普通に相談に来ますよ?稀ですけど。」
「……へぇ……」
「……ふん!」
素直じゃないですからねぇ……
「それで?何かありました?」
だいたい爆豪くんはなんでもできるセンスマンなので、相談事は基本人間関係です。特にお弟子さんとか話が多いですかね?
どうせまた今回もお弟子さんが……
「女の喜ぶプレゼントってなんだ。」
「「…………へぁ???」」
……え??????
爆豪くんの口から聞きなれない言葉が…………
「……いや!?あの被身子ちゃん!?爆豪くんといつもこんな話してるの!?」
「……そんなわけないです。……爆豪くん熱あります?」
「ふざけんなゴラ!!俺は至って真面目だ!!」
「いや……あなたに限って冗談ってことは無いでしょうけど……」
爆豪くんが女性にプレゼント……!?誰にだ……?
「お弟子さんにですか?」
「ちげぇ。世話になってる人だ。」
「流水さんですか?」
「ちげぇ。」
「ミルコさん!」
「ちげぇ!!詮索すんなボゲ!!」
「むぅ……」
「へぇ……爆豪くんも女性にプレゼントするお年頃なんだねぇ……」
「んだそれ。」
お茶子ちゃん。言いたいことは分かります。
「ん〜……その人との関係値にもよりますけど、好きな物あげたらいいんじゃないですか?アクセサリー系は余程親密な仲じゃないとNGです。花もダメ。無難なのは食べ物ですね。」
「…………そうか。」
……おや?
「贈り物で思い出したけど、最近デクくんが超美味しいカレー屋さん連れてってくれたんだよ!後で被身子ちゃんにも教えるね!」
「ありがとうございます。……爆豪くん。もしかして結構親密な仲だったりします??」
「え?」
「……………………ふん。」
ビンゴ。
なんか反応的にそんな気がします。……もしかしてお付き合いしてる人居るんですか?あの爆豪くんが?
「……」
あまり茶化すと怒りそうですね。茶化すものでもないですし。
ノートの切れ端にサラサラサラと、流水さんとよく行くアクセサリーショップをいくつか書いて、爆豪くんに渡す。
「気のせいでしたか。まぁいいです。コチラ……爆豪くんにお渡しするので有効活用してください。」
「……すまねぇ。」
爆豪くんはグイッとお茶を飲み干し、紙を持って保健室を後にした。
「…………なんだったんだろ。ね?」
「はい。よく分かりませんでした。」
お茶子ちゃんはニブニブですねぇ……
ま。いいです。成功するかどうかは爆豪くん次第ですし……
……まぁあのセンスマンはなんだかんだいいもの選びそうですけど。