私のヒーロー   作:おいーも

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辻褄合わせのため少し変更しました。(2025/10/24)





目指す目標

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side傷原流水

 

 

 

 

それからの生活はありえないくらい早く進んだ。

 

 

 

服を買って。日用品を少し増やして。食べ物買って。

好きなもの。好きなこと。いっぱいお話した。

 

半年近くお仕事休んじゃったけどごめんね?パパ。

 

おかげで被身子ちゃんのこと少しだけわかった。

 

 

 

 

 

血が好き……に付随してスプラッタ系のものが好きみたい。

 

外国のアニメとか嬉々として見てる。

 

最近はアニメ……っていうかアニメを見ながら私の長ーい髪をひたすら触ってることが多い。

 

 

元々くるぶしまであった髪の毛は今や被身子ちゃんが『かぁいく』してくれてる。お団子だったり。編み込んであったり。

 

不快じゃないし寧ろJCに髪触られるの嬉しいからバッチコイなんだけどね。いやぁにこにこしてる被身子ちゃん眼福です。

 

自分じゃ髪の毛結べないから嬉しい。重いし多いし。でも切るのめんどくさいし。何より髪を結ぶのに絶望的にセンスがないからやらなかったんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

そういえば被身子ちゃんの吸血衝動なんだけど、私の血を吸ってもらってから治まってるみたい。

 

初めてはちょっと流石に申し訳なさそうだったけど最近は1日1回。寝る前に吸う時間を設けた。

 

 

最近手付きがいやらしい事もあるけど…私は全然ウェルカムだからね!可愛いは正義!

 

男っ気も女っ気も無い学生生活を過ごしてきたから、すごく新鮮で嬉しい。私にも春が来たんだ!

 

 

 

 

 

 

……そんな冗談はほっておいて親のこと。

 

私じゃないよ?被身子ちゃんのこと。

 

 

 

 

 

なんと言いますか……うん。察した通りだった。

 

公安の人が連絡とってみたらしいんだけど……被身子ちゃんがいなくなってせいせいしてるっぽい。言葉にも雰囲気にも。

 

本当に許せない。一生恨むね。一生。

 

 

被身子ちゃんには…今は言ってないけど、いずれ言わないとね。

 

 

 

 

 

それよりも最近被身子ちゃんが、私の横で料理を勉強してくれてる。

 

「流水さんに美味しいご飯を食べてもらいたいから修行するのです!」

 

 

とかってふんすふんすしてたから嬉しくなっちゃって……その日のうちにエプロン買って一緒に料理しちゃった。

 

なんでこんないい子を……(同棲始めてn回目)

 

一旦お嫁さんに貰うしかないか?……なんてね。

 

 

飲み込みはほんとに早くて、もうそろそろ私の腕を抜かれそうでマズい……お姉さんとしての威厳ががが……

 

 

 

とかいいながら私はあんまり料理得意じゃないのが悪いんですけども。基礎は出来るよ?基礎は。満足しちゃってね〜……一人暮らしだったしね?

 

 

もう少し料理勉強しよ。

 

 

 

 

そういえば被身子ちゃんは中学3年生だったはず……今まだ春だけど……行きたい高校はあるのかな?

 

中学校は行った方がいいよって言ったら普通に通ってる。家から近いしね。でも交友関係はだいぶ変わった……というか少なくなっちゃったっぽい。

 

まぁ仮面かぶってたしね。吹っ切れたのかな?色々。

 

今年は受験シーズンだし高校の話してもいいかもね。

 

 

 

 

 

よし!

 

今はパパに頼まれた書類終わらせないと。

 

 

 

 

コンコン

 

可愛いノックが聞こえる。

 

 

 

 

「流水さーん。ご飯できましたよ?」

 

好き!大好き!

 

「え!?今行く!今日の晩ご飯は何?」

 

「流水さんが好きなオムライスです。マッシュルームも沢山入れましたよ」

 

 

最近JCに胃袋を掴まれつつある22歳。字面が非常にまずい。

 

……が世間が許さなくても私は許すどころか縋って寝転がって甘えまくるのだ!

 

 

 

 

「わーい!被身子ちゃん大好き!」

 

「だっ……大好き……へへへっ……」

 

 

 

 

扉越しでも照れてて本当に可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side渡我被身子

 

 

 

 

 

オムライスを食べ終わって直ぐ、流水さんが切り出した。

 

 

「そういえば被身子ちゃんは何処の高校に行きたいの?……って言ってもまだ1年と半年くらいあるけど。」

 

「……高校……あんまり考えてなかったです。お皿片付けますね?」

 

「ありがとう!そっかぁ……やりたいことはあるの?」

 

やりたいこと。今まで考える暇もなかったから……でも最近は…

 

 

 

「……流水さんのお手伝いがしたいです。」

 

「……ヒーローってこと?」

 

流水さんの目が少し真剣になる。

 

 

 

「ヒーローじゃなくても、流水さんのお手伝いが出来ればなんでもいいです。家政婦でも。公安でも。」

 

「うーん……じゃあ選択肢は多い方がいいよね……。」

 

 

「……流水さんは何処の高校だったんですか?」

 

「私?雄英。」

 

 

「……えっ??」

 

雄英高校。それはヒーローを目指すものならば誰しもが志す超難関高校。サラっと話しながら食後に牛乳をごくごくと飲む流水さん。もう身長は伸びないと思いますよ?

 

 

「知らなかった……。」

 

「あえ?言わなかったっけ?……けぷ。」

 

 

あ、ゲップもかぁいい……

 

「本当頭良いんですね。」

 

「うんそうだよ。私これでも当時の入試は首席だったからね。」

 

 

「えっ……すご……。」

 

流水さんの仕事……ヒーロー活動以外の書類仕事は家でするみたいで、いくつか一狼さん……流水さんのパパさんに頼まれてるみたいですけど、サラサラっとやってのけちゃうんですよね。

 

「被身子ちゃんとの時間を作るためだよ」って笑顔で言われた時は顔が真っ赤になったのを覚えてます。

 

すごいなぁ流水さん……。

 

 

 

自分も……

 

「もしかして雄英行きたい?」

 

 

「えっ……。」

 

「いや、そんな顔してたから。」

 

やっぱり……この人は……。

 

 

「……流水さんと同じ高校に…行きたいです。」

 

「だったら……いっぱい勉強していっぱい個性の練習しないとね。」

 

 

「こういう時も……否定……しないんですね。貴方は。」

 

「するわけないでしょ。子供の未来を勝手に閉ざして。選択肢は多い方がいいんだから。今のうちにいっぱい経験しとかなきゃね。」

 

「流水さん…………。」

 

 

こんな人だから私は……

 

 

「私、決めました。雄英高校に行きたいです。」

 

「よろしい。であれば明日から私が付きっきりで勉強を見てあげよう。個性の訓練は私に任せてね。」

 

 

「いいんですか?流水さんも疲れが……。」

 

「大丈夫大丈夫へーきへーき。なんなら雄英にコネがあるからちょちょっとすれば……」

 

「それだけは本当にやめてください。」

 

 

 

 

これからも仲良くしましょうね。

 

いっぱい……ね?

 

 

 

 

 

私の流水さん♡

 

 

 

 

 

 

 

 

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