私のヒーロー   作:おいーも

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少し手を加えました。(2025/11/11)



お出かけ

 

 

 

 

 

 

 

side渡我被身子

 

 

 

こんにちは。今日は私が引越ししちゃうから、鳴花 亜煌(なりばな あきら)ちゃんと辛堂 霞味(しんどう つゆみ)ちゃんとデートに来ました。

 

 

月1で会ってたので会える頻度が減っちゃうのは少し悲しいですけど、学校の都合なのでしょうがないですよね。

 

デートと言っても少し遠出してブラブラするだけですけど。

 

 

引越し準備はある程度終わってる(ほぼ流水さんが終わらせた)ので私は時が来るのを待つだけです。

 

クラスの皆も準備……終わったのかな?どうなんだろう。

 

 

 

「渡我ちゃん!これ見て!可愛くない?」

 

「鳴花ちゃん。あまり遠くに行ってはいけませんよ。」

 

「亜煌……渡我ママが怒ってるよ?」

 

「誰がママですか。」

 

「ごめんね〜ママ〜。」

 

「私の子供にしては大きいですねぇ……?」

 

 

冗談もさておき、大きめのショッピングモール。

 

緑谷君が死柄木弔と接触したショッピングモールですが……1ヶ月も経てば皆忘れてますよねぇ……。

 

 

「おっきー!すごーい!!」

 

「あれ?鳴花ちゃん来たことなかったでしたっけ?」

 

「渡我ちゃんとは無いね。私とはある。初めてに見せたいんだって。」

 

「露味!?変なこと言わないで!!」

 

「え〜……じゃあ昨日のメッセージ見せてもいいの?」

 

「絶対だめ!!!!」

 

「も〜……言ってもいいいと思うんだけどな?」

 

「……何の話ですか?」

 

「亜煌がね?」

 

「やめてやめて!!本当にやめて!!!」

 

「ふーん?」

 

 

なんでしょう。まぁ悪いことじゃ無さそうですけど。

 

「渡我ちゃんは何か買うものあるの?」

 

「明日流水さんが行きたい場所があるって言うからそれ用の菓子折りだけ買おうかなって……それ以外は何も無いです。」

 

「菓子折り……!?もしかして…相手の両親にご挨拶に行くの!?…結婚!?」

 

「亜煌……早いよ。まだ学生だよ?」

 

「そうです。早すぎます。婚約すらしてないのに。……ふふっ。」

 

もう……しているようなものですね?流水さん♪

 

「え?何その笑い〜……気になる〜。」

 

「もしかして婚約済??」

 

「まだですよ〜。」

 

「なんなのさ〜……。」

 

「鳴花ちゃんが何も言わないから言いませーん。」

 

「亜煌。言おう。」

 

「やだ!!!!」

 

 

楽しい時間。

 

 

…………。

 

ふと思った。前の私なら楽しめただろうか。……流水さんに会う前の。仮面で隠した傷だらけの私。

 

多分……一年……半年前には爆発してたと思う。

 

彼……元気かな。私に話しかけてくれた人。……きっと初恋だった人。…………もう道は交わらないですけど。

 

 

「渡我ちゃん!喉渇かない?」

 

「……確かに。カフェ行きます?」

 

「行こう行こう!ついでに勉強を……」

 

「…………鳴花ちゃん?」

 

「この子はこれ目的だから。」

 

「……てへ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェに到着。

 

ほぼ満席。大きめの席を3人で。

 

何飲もうかな〜……。

 

 

「いっぱいあるねぇ……私カフェラテがいいかな〜。」

 

「辛いものある?」

 

「あるわけないじゃない。」

 

「辛堂ちゃん本当に辛いもの好きですね。」

 

「辛味こそ至高。」

 

 

辛堂露味ちゃん……個性カプ細シン(サイシン)。髪の毛をちぎってねじると、それが小さな粉になって食う宙を舞う。それを吸い込むと大変。辛い!痛い!

 

って個性なんですけど……それの影響ですかね?相当な辛党なんですよね……。

 

苦いのも無理。甘いのも無理。酸っぱいのも無理って意味わかんないです。

 

 

すると店員さんが声をかけてくる。

 

「お客様。申し訳ありません。ただ今席が満席ですので……別のお客様と相席をしていただいてよろしいでしょうか。」

 

「相席?」

 

「私はいいよ。2人は?」

 

「いいですよ。」「いいよ〜。」

 

「本当にありがとうございます。ご迷惑をおかけします。」

 

店員さんが頭を下げて去っていく。

 

 

 

相席かぁ〜……まぁいいか。どうせここ3人で……

 

 

「え?」

 

「「?」」

 

「んでここにいんだよ。渡我ァ。」

 

「あれ!?渡我じゃん!林間合宿ぶり!」

 

「知らん子もいる!誰誰??」

 

「上鳴。あんま知らん人に声掛けんな。すんません。ウチの友達が。」

 

爆豪くん。切島くん。上鳴くん。瀬呂くん。……A組のチャラ男組の人たち。お久しぶりですね?

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

「えーっ!雄英高校のヒーロー科!?めっちゃ頭いい所じゃん!!」

 

「すごーい!私も雄英のヒーロー科行きたかったんだよね!」

 

「へっへーん実はそうなんだわ!俺。天才だからさ?」

 

「何言ってんだクラス最下位がよ。」

 

「あぁん!?いいじゃねぇか!少しくらい夢見てもよ!!」

 

「るせぇぞお前ら。他の客に迷惑だろうが。」

 

「怒んなって爆豪。知ってるやつと相席できて良かったじゃねぇか!」

 

仲良しはいいことですけど……ちょっと……ねぇ?

 

 

 

「……皆さん……賑やかですねぇ?」

 

「「「「「すんません。」」」」」

 

 

「……ちっ。だから言ったろうがよ。」

 

「爆豪くんももっと注意してくれて良かったんですよ?」

 

「お前に任せた方が早ぇ。」

 

 

なんか釈然としません。

 

「そういえば雄英での渡我ちゃん教えてください!みんなと馴染めてますか?」

 

「馴染むも何も……さっきの見てもらったらわかると思うけど全然馴染んでるよ?みんな仲良し!」

 

「中学校の同級生なんだっけ?渡我どんな感じだったの?」

 

「えーっとねー……私達も3年生まであんまり渡我ちゃんのこと知らなかったんだよね。」

 

「それまではいい噂も悪い噂も聞かず……?そもそもこんな子いたっけって感じだった。」

 

「……まぁ……それは私が1年休んだからなんですけどね。」

 

「渡我も大変なんだな。」

 

「年上だもんな?そりゃみんなのオカンになるわ。」

 

「誰がオカンですか。こんな大きい子産んだ覚えないです。……さっきも言いましたね?」

 

 

なんか勉強会終わった時から言われ始めたんですよね。……なんででしょう。

 

 

「?……まぁいいけどよ。なんで仲良くなったんだ?」

 

「いや、なんかクラスでもずーっと1人だったんですよ。時々手帳やスマホ眺めてるくらい。」

 

「へー……そりゃ気になるわな。……あれ?渡我って結構社交的だと思ったけど違ったんだ?」

 

瀬呂くんがニヤニヤしてる。

 

「……なんですかその顔。」

 

「傷原先生以外興味無くなったんだろ。」

 

「そうですけど。」

 

「照れねぇ!!全く!」

 

「鉄仮面すぎる!」

 

 

その程度で照れさせようなんて……程度の低い。

 

 

「それで、仲良くなりたいな〜って思ったのが7月くらい。」

 

「亜煌が急にあの子と仲良くなりたいって言ったからびっくりしちゃった。」

 

「え?そんな急に?理由とか聞いてもいい?」

 

「なんとなく。」

 

「「なんとなく?」」

 

「すみません。この子いつもこんな感じなんです。」

 

「不思議ちゃんって奴か!」

 

 

 

「……飽きねぇな?本当に。」

 

「まぁ共通の話題は私なんで。ああなりますよ。」

 

「フン。よくわかんねぇ。」

 

そういうの分からなそうですもんね。

 

「そういえば……なんで爆豪くん達はここに?」

 

「あ?寮に引っ越すから、それ用の物いくつか買いに来ようって言われたから着いてきたんだよ。お前もだろ。」

 

「……私寮生活出来ないので。」

 

「……そうだったな。すまん。……じゃあどうすんだ?」

 

「折衷案を出してくださったので…流水さんと学校公認で同棲します。」

 

「……そうかよ。」

 

「私がまだ学校居れて良かったです?」

 

「ちゃんと勝ててねぇからな。」

 

「何時になるんですかね?」

 

「ぜってぇ泣かす。」

 

「待ってますね?」

 

 

 

 

「え!?それで仲良くなるためだけで10月になったの!?」

 

「うん。渡我ちゃんの好みを知るためにスニーキングしたのだ。私の個性でちょちょいのちょい!」

 

「ストーキングじゃね?」

 

「ちょっと鳴花ちゃん!?それ聞いてないんですけど!!」

 

「やっべ!極秘情報だったんだ!」

 

 

鳴花亜煌ちゃん。個性無意識。自分と触れた相手を第三者の意識から外す個性。自分含め3人まで可能。外見だけではなく、匂い、音等も全部感じにくくなる。だけど息を止めてる時限定。

 

 

「……いいですけど。だから鳴花ちゃんは流水さんのこと知ってたんですね?」

 

「そうです!ふふん。……傷原さんには秒でバレましたけど。ちょっと怒られました。」

 

 

さすが流水さん。

 

「でも今ならわかんないよ!私のスニークが勝つかも!!」

 

「…………亜煌。このままだとどんどん変態になってるよ?」

 

「そうかなぁ?」

 

「そうかも。」「そうだなぁ。」「そうだね。」「そうだぞ。」

 

「そうなのかー。」

 

「それ伝わらないかもしれないからやめない?」

 

古いネタですね。

 

 

「…………そういえば辛堂ちゃん。」

 

「はい?」

 

「勉強……いいんですか?」

 

「………………アッ」

 

 

もう知りませんよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

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