私のヒーロー   作:おいーも

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敏腕左腕ちゃん

 

 

 

 

 

side傷原流水

 

 

とあるオフィス……と言っても大きいものではないが。私と被身子ちゃんはとある人と対面していた。

 

 

「ごめんね?左腕ちゃん。急にお願いしちゃって。」

 

「いえいえ。傷原様の頼みですもの。断ってしまっては教祖様に怒られてしまいますわ。」

 

「止九ノ院さんってヒーローコスチューム作られてたんですね……。」

 

「私の家系は代々ヒーローコスチュームの制作会社でして……まぁ私は勘当されたので家計の会社ではないのですが。」

 

「左腕ちゃんは凄いからね。コスチューム制作も経営も全部1人でしてる超絶敏腕お姉さんだよ。個性でってのもあると思うけどね。」

 

 

止九ノ院糸重(どくのいんいとえ)個性 タランチュラ。いっぱい目があるから色んなところ見れるし、いっぱい手があるから色んな作業できるし、お尻(蜘蛛でいう腹部の部分が腰あたりに付いてる)から糸を出せるんだけど、コスチュームを作るための材料費を削るため、頑張った(本人談)結果色んな糸が出るようになった。

 

自分でも最後は何を言ってるかわかんないけど凄いってことだけわかる。

 

差別を受けてきた人だからあまり社員を増やそうって気にはなれないらしい。悲しいね。

 

 

「いえいえ。好きでしているので。会社を立ち上げるのにも少しだけ苦労しましたし。……傷原様には助けになっていただいて。」

 

「……え?ここでも流水さん?…………流水さん凄すぎないですか?」

 

「今回ばかりはお金だけじゃないよ?色んなツテ使ったって話。」

 

「……そういうところじゃないですかね?」

 

「?」

 

何が??

 

「ですがなにぶん1人ですので……今すぐっという訳にはいきません。」

 

「そう……ですよね……。」

 

「かかって2日でしょうか。」

 

「ふっ……!?」

 

「……どうかなさいましたか?」

 

「…………ありがたいんですけど……寝てます?」

 

「あー……あまり大きな活動をしなければ私、睡眠時間をほぼ取らなくてもあまり支障をきたしません。多分個性の影響もあると思うんですけれどね。」

 

すごいよねぇタランチュラの個性。私も汚水操作とかじゃなかったらもっと別の生活してたんだろうか。

 

「……流水さん。」

 

「なに?」

 

「流水さんの周りすごい人しか居ないですね。本当に。」

 

「なんでだろうね?ちなみに右腕ちゃんはヒーローのサポートアイテムの会社やってるよ。」

 

「…………。」

 

何さその顔。

 

「傷原様のコスチュームも私が手がけておりますので、腕は信用していただいて構いませんよ。」

 

「え!?流水さんの!?……ってことは流水さんの裸見たんですか!?」

 

「……被身子ちゃん……。」

 

食いかかる所本当にそこかな?

 

「いえいえ!そんな滅相もない!私の作業室には服を脱いで機械に入っていただくだけで、身体のサイズがわかるものがあるので……それで測っていただきました。」

 

「……そうなんですね。だったらいいです。」

 

被身子ちゃんの独占欲をヒシヒシと感じるなぁ。

 

もう私は世界一幸せな人です。

 

「それで……仕事の内容ですが、渡我様の個性が全裸じゃなくても機能できるギリギリの全身タイツが欲しい……でよろしかったでしょうか?」

 

「はい。色は……結構悩んだんですけど黒が1番かぁいいかなって。」

 

「なるほど。手と足もタイツで塞いじゃいます?」

 

「いえ。手は素手の方が色々扱う上でちょうどいいので。足は……どうしましょう。変身する時は靴も脱ぐのであまり考えたことないです。」

 

「付けてください。」

 

「……え?流水さん?」

 

「足は付けてください。」

 

タイツ is justice

 

足だけ出ているタイツなど認めん。

 

「わ……わかりました。渡我様もそれでいいですか?」

 

「……はい。流水さん?あんまり困らせちゃダメですよ?」

 

「タイツはいいものです。足だけでているなど認められん。」

 

「……流水さんって相当脚フェチですよね。」

 

被身子ちゃんの脚のせいです。本当にけしからん。最近は良く脚を見せてくる。夏場だからか!本当に許せん。ありがとうございます。

 

「……ではとりあえずその方針で。コスチュームの衣装変更などはされませんか?」

 

「……そういえばタイツ着るのであれば靴下は要りませんね。そしたら少しデザイン変わりそうなので色々考えてみます。」

 

「そうですね。タイツを着て変身出来るのであれば、それから考えれば良いので……。今は一旦こういう形にしておきましょうか。」

 

 

「できなかった時……どうしようね?」

 

「必殺技ですよね……どうしましょうね。」

 

 

まぁそれはどうにか考えながらってことだね。被身子ちゃんは武器の扱いは相当上手いからそこを伸ばせば良さそうだけどね〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

一旦左腕ちゃんの会社から出て、相澤先生に連絡を入れる。

 

『……なるほど。2日。であればその期間は私との訓練にあてましょう。』

 

「ありがとうございます。ビシバシしごいてやってください。」

 

『……善処します。』

 

 

ピッ

 

 

「よし。これでOK。じゃあ1回雄英に帰ろうか。」

 

「流水さん。」

 

「?どうしたの?」

 

「流水さんって私の脚好きですよね。」

 

被身子ちゃんが手を握りながら笑いかけてきた。蠱惑的だ!なんかえっちだ!!

 

そのまま二人で歩き出す。

 

「そりゃそうでしょ!あの健康的な太もも。少しがっちりしたふくらはぎ。くるぶしもいいよね!……全部被身子ちゃんのもの限定だよ?」

 

「知ってます。私流水さんに独占されて嬉しいです。……でも流水さんは私以外に綺麗な人いっぱい知ってますもんね。」

 

ちょっとだけ不安そう。心配の色。

 

「好きと綺麗は別だよ?」

 

「そうなんですけど……やっぱり私と会う前に会ってた人に、少なからず羨ましいと思ってしまうので……。」

 

可愛い。本当に可愛い。私ってこんな節操なかったかなぁ?最近被身子ちゃんへの気持ちをオープンにしたら、無限供給される被身子ちゃんの好きと可愛いがキャパオーバーするんだよね。日に何度か。

 

「……私は……全身貴方のものでしょ?名前書いとく?」

 

「……無理ですよ。」

 

「ふふっ。私被身子ちゃんが私のためにジェラシーしてくれてるの凄く嬉しい。凄く愛おしい。だって……私の事考えてくれてるじゃない。私は身も心も全部あなたに染められちゃったのに、あなたはそれでも自信が無いの?」

 

「……ちょっとでも不安になっちゃいますよ。流水さんは魅力的な女性なので。何かあったら嫌です。モヤモヤします。」

 

握る手が少し強くなる。心配なんだなって。

 

「……本当に嬉しい。何したら不安が無くなる?わがまま言ってもいいのよ?」

 

「……キス。してください。」

 

普段なら……普通ならこんな外ではしないんだけど……

 

「もう……欲しがりちゃんね?誰も見てないところだったらいいわよ?」

 

私も少し夏の暑さにやられちゃったみたい。

 

二人とも流れるように路地裏に入る。

 

被身子ちゃんを壁に押し付けて。顔を真っ赤にしてる被身子ちゃんの唇を奪う。

 

「流水さっ……んっ……」

 

「……んっ…………はぁ……被身子ちゃん。これでいい?」

 

「……もっと欲しいです。」

 

「ふふっいいわよ?……ん…」

 

被身子ちゃんが私を覆い被さるように抱きしめてくる。

 

被身子ちゃんを全身で感じるこの時が1番幸せ。……でもね?

 

「……んはっ……被身子ちゃん。今はここまで。……ね?」

 

「…………でもっ」

 

私は被身子ちゃんの唇に人差し指を添える。

 

「続きは夜。私の事めちゃくちゃにして?所有物だって刻みつけて……くれるんでしょ?」

 

私からの誘い受け宣言。被身子ちゃんが1番喜んでくれる。これした日は大変である。

 

「〜〜〜!!!……わかりました。我慢します。」

 

「良かったら……血吸う?」

 

「……少しだけ。」

 

「どうぞ。しっかり味わって。」

 

「〜〜!!もう!!流水さん!誘わないでください!もう!……かぷ。……ちう……ちう……」

 

「んっ……ふふっ。可愛い。」

 

雄英に帰るのが少しだけ遅くなったのは内緒だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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