私生活(学業)の方で試験など色々あって…
遅くなりました
それと書式変わります
MISSION LOG
ゲーム開発部・ヴェリタス…エンジニア部が考案した作戦により、一足先にセミナー棟へ潜入したオタコン。
彼の手引きによって、無事侵入はできるのか。
「
「同じく、到着です。」
モモイとミドリが動き出し、エレベーターから出てくる。
「…そろそろ陽動の効果が出始めたか。」
「マキちゃん、コトリちゃん、どうか無事で…」
耳をつんざくアラートが鳴り続けている。
マキとコトリが囮になっている間にモモイとミドリ、スネークは廊下を進んでいく。ヴェリタスの支援により指紋認証セキュリティの書き換えが可能であったことでようやく実行できた作戦だ。
そこに、
その姿はさながらハイテク兵。
「侵入者を探せ!」
「各自、
「このセクションで食い止めないと…」
サーマルと聞き、モモイは手に構えていた
「ミドリ、お願い。」
「了解、いくよ。」
ミドリは閃光弾のピンを抜き、力いっぱい投げた。
「!?」
「フラッシュ──────!」
もがく生徒たちを背に、三人は足音を消して先へ。
──────────────────────
「さすが最上階、絶景だね!」
「今回のような状況じゃなきゃ、この景色もさぞ楽しめただろうな。」
道なりに進んでいくと、一面の窓から夜景を一望できる廊下に出た。スネークがさりげなく皮肉を吐くも、モモイは気にせず窓を覗く。
スネークはモモイとミドリを後ろに移動させ、クリアリングを始めた。二人もそれを見よう見まねでやってみるも、勿論うまくはいかない。
スネークは長年の勘から、左手側全面の窓ガラスに警戒していた。モモイに何も無かったとはいえ、司令塔である自分を狙っているだけの可能性がある。
また、それは的中することとなる。
(ガシャァッ!!)
13.9mm弾が窓を割り、モモイの耳を掠めた。
「うわっ!?」
「まさか…カリン先輩!」
「
──────────────────────
「先生は回避の動きが手馴れてる。あれで指示を飛ばされたら厄介…」
「かといって、生徒二人もすばしっこくて当てにくいな…」
「でも速度とパターンは掴んだ。まず先生の足止めを……」
「次は100%命中させる…」
C&Cコールサイン02、
と、その時。狙いを定めるカリンの手元に衝撃走る。
「何っ!?」
「『100%命中』…それはどうかな?」
『■■■■■!!!』
牛のような咆哮と共に、校舎の壁面からウタハが登ってくる。
「私の計算結果だと、君の狙撃の命中率は0%。当たらない。」
「…誰だ?」
やけに生物的な一対の脚が生えた、銃座のようなものが現れた。その上に、見覚えのある人物が。
「……は???」
『■■■!』
「
二門のガトリングが、カリンを追うように発砲している。
重心を下げ、銃口でカリンを追いかける。
「私の作った二足歩行の椅子、
彼女が接近を試みると、雷の玉座…通称雷ちゃんは脚を使って迎撃した。が、カリンは避ける。
「さすがC&C、接近戦もお手の物だ。」
「あなたは…ウタハ先輩!」
「先生、モモイ、ミドリ……今のうちだ。進んでくれ…」
──────────────────────
「あれ、狙撃が止んだ?」
「…ウタハ先輩とヒビキちゃんだ!今のうち……うん?」
「…ローター音?」
「セミナーの輸送ヘリだ!」
「
前後にローターが付いた特徴的なシルエットの輸送ヘリ。
よく見る自衛隊や米軍で見られる迷彩やオリーブドラブのカラーと違い、白と灰に塗装されている。ミレニアムの兵器の例に漏れず、校章がデカデカと描かれている。
どうやらカリンの元へ向かっているらしい。
「誰かがカリン先輩の所に向かってる…もしかして?」
「アスナ先輩かな…」
「気にしてられん、先を急ぐぞ。」
──────────────────────
「……換気口の音が消えた…電力遮断もうまくいったみたい。」
「ウタハ先輩とヒビキ、ありがとう!!」
[CALL]
PUSH SELECT
スネークに通信が入る。
「マキか?どうした──────」
『どうしよう!アカネ先輩がシャッターを爆破して逃げた!』
「何だって!?」
『すごい勢いでそっちに向かってるみたい…どうにかできる…?』
「………」
「…してみせるさ。俺はお前たちを手伝うと、『鏡』を取り戻すと約束したからな。」
「それに俺たちだけじゃない、アリスとオタコンもいるじゃないか。」
『先生……』
「後で会おう。」
スネークが通話を切った。
「通話、誰からでしたか?」
「マキからだ。…アカネがこっちに向かってると。」
「うぇぇ!?逃げられた!?」
「ここで逃げられちゃったら…」
「…急いで進もう。アカネ先輩がこっちにこないうちに。」
「もしかして私のこと、忘れてなーい?待ったんだよ?」
「!?」
「あの袖の…『01』?」
「そうそう!私がコールサイン01、アスナだよ!!」
アスナはニッコニコで自己紹介を済ませるなり、スネークのことを興味深そうに見つめた。
「あなたが…えーっと?何だっけ?」
「……あ、そうそう、『デイブ先生』!」
「聞いてたよりかっこいい…先生も銃が得意なんだっけ?」
「……」
「そのバンダナってどうして着けてるの?」
「「(確かに……)」」
「…………」
アスナの褒め言葉にも、純粋な質問にも、スネークは一貫して沈黙を貫いた。
あまり触れられたくないところを的確に突かれたからだろう。
「君がアスナか、君のことは色々聞いてる。」
「例えばどんなの?」
「君が綺麗でエネルギッシュな子だと。…まさかこんなにとは思わなかったが。」
「それホント?先生、意外とそういうタイプなんだ。」
「………」
自然と出てきた口説き文句を、手馴れた口調で言うスネーク。対して、スネークを冷静に分析するアスナ。
悲しいことに、スネークの口説きは彼女に通じない。
「…そして君の
「…もう知ってる?」
「だから君がここに居るのか?俺たちが来ることを予知して?」
「大体そんな感じ!話が早いね!」
「じゃ、さっきのヘリは君じゃない?」
「それは分かんないけど…」
「じゃ、始めよ!」
「…ねえ、えっと?始めるって…何を?」
モモイが控えめに聞いてみる。
「もちろん、戦闘だよ!決まってるじゃん!」
「私、戦うの大っ好きなの!」
「…君はそういうクチか。」
「アスナ、行っくよー!!」
アスナは構える侵入者三人へ、銃を構えながら突っ込んでいった。
例え生徒でも、ソリッドはアスナみたいな子を軽めに口説く……気がしました。