BlueArchive SOLID   作:Roon

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MISSION LOG


アビドスでの事件を解決したスネークとオタコン、アロナは、シャーレでの通常業務を再開した。
そして、アビドスに次いで二校目の援助要請が3人の元に届く。








Act2 時計仕掛けの花のパヴァーヌ
ゲームハードを投げられて


 

スネークはベッドの上で目を覚ました。

 

 

殺風景な部屋には最低限の家具に加えてソファや掃除機、アビドスの生徒たちの写真と様々な種類のダンボールが置かれている。

 

 

スネーク「……起きろ、朝だ。」

 

シッテムの箱を充電ケーブルから外し、オタコンとアロナを起こす。

 

 

 

アロナ『……んー…、まだ疲れてるんですー…。』

 

 

オタコン『君、まだまだ若いでしょ…おはよう、スネーク。』

 

 

 

 

 

スネークは少し微笑み、モニターを指で叩いてアロナを起こした。

 

 

スネーク「いい加減起きろ。いちごミルクがお預けになるぞ?」

 

 

アロナ『…うぇ!?ま、待ってください!起きますからぁ!!!』

 

 

スネーク「オタコン、アロナを頼んだ。俺は朝食にする。」

 

 

オタコン『了解。こっちもご飯にするよ。』

 

 

 

 

台所へ向かったスネークは、スープの缶詰を開け、温め始める。そしてバターロールを焼き、生徒に差し入れで貰ったコンビニサラダを食べた。

 

 

スネーク「そっちもすっかりキヴォトスの食文化に染まったな。」

 

 

オタコン『うん。まさか意識だけになってもお腹がすいて、食事ができるとは思わなかったけど…。』

 

 

アロナ『私はいちごミルクが布教できて嬉しいですよ!』

 

 

オタコン『仕事中の糖分補給にも丁度いいもんね。学生の頃に出会えたらな…』

 

 

スネークはスープを飲み干し、シッテムの箱を置いて洗面所へ向かう。

 

 

スネーク「……」ショリショリ

 

 

髭剃りだ。30代後半の頃ならともかく、若い頃の姿に髭は似合わない。せっかく20代(MG2)まで若返ったのだから、若々しくありたい。

 

清潔感がある方が、キヴォトスではモテるそうだ。

 

 

()()()()()()()()()も、いやそういうタイプこそ、その場その場での女性の好みを特に大事にしたいのだろう。

 

 

──────────────────────────

 

 

防弾チョッキの上にスーツを着たスネークは、置いていたシッテムの箱を手に取り、懐へ仕舞う。

 

 

スネーク「今日はミレニアムに行く日だったな。直行でいいか?」

 

 

アロナ『大丈夫です!業務はミレニアムの事務室に転送してあるので、向こうでもできますよ。』

 

 

スネーク「助かる。」

 

 

オタコン『それに、今日は作ってもらった僕のボディの受け取り日でもあるからね。楽しみだよ。』

 

 

スネーク「じゃ、行くぞ。そろそろ出ないと遅れる。」

 

 

 

 

スネークは最寄りの駅に向かった。

 

 

家から出張の時はいつも電車を使う。これは、シャーレ車を持ってきても停められる所がないため。一番近い駐車場も、さすがはD.U.。料金が高いのだ。

 

 

「そんな所に金を使うなら公共の交通手段でいい」という判断で今至る。

 

 

─────────────────────────

 

 

駅。モバイル定期券を改札に通し、階段を上がる。

 

 

階段も随分楽になった。若いと何かと便利なものだ。

 

ホームでは、ときたま生徒に挨拶される。生徒といっても、連邦生徒会の生徒、ミレニアムの生徒、その他様々な学校の生徒だ。

 

 

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ユウカ「あっ、先生!」

 

 

 

ミレニアムまで歩く道中、ユウカに会った。

 

 

ユウカ「もう、この前の出張の時は書類大変だったんですから!ちゃんと仕事してくださいよ!?」

 

 

 

スネーク「この間は悪かった。だが頼りにしてるぞ、ユウカ。」

 

 

 

ユウカ「……大変だったのは、私だけじゃないんですからね。」

 

 

 

ユウカ満更でもなさそうな、赤みを帯びた顔をして、歩調を速めたと思ったらすぐに去ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

スネーク「…年頃のレディの扱いは難しいな、本当に。」

 

 

 

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スネーク「ここがミレニアムか。広いな。」

 

 

 

オタコン『天国みたいだ...最新技術の塊が闊歩してるぞ...』

 

 

 

オタコンは中央広場を歩き回る多種多様なロボット達やセキュリティを見て、目を輝かせている。

日本アニメ(ジャパニメーション)の話をする時と同等かそれ以上のリアクションだった。

 

 

 

アロナ『さすがミレニアムですね。技術はキヴォトスでもトップクラスですよ。』

 

 

オタコン『早くエンジニア部に行きたいよ...スネーク、急いでくれ。』

 

 

 

 

スネーク「図太さは変わらないな。」

 

 

 

 

スネーク「だが待ってくれ、せっかく約束の時間まで余裕があるんだ。ここの生徒がどんな感じか見させてくれ。」

 

 

 

 

スネークはオタコンを宥め、ミレニアムを見て回ることにした。

 

 

 

スネーク「オタコン、念の為聞くが、援助要請のことは忘れてないよな?」

 

 

 

オタコン『...忘れてないよ?』

 

 

スネーク「そうか...ならいい。」

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

 

スネークは校舎の反対側までぐるっと回ると、別の広場まで来た。

 

 

道中には発明品の実験をする生徒が数人程度居たが、ここには誰もいない。

 

 

 

スネーク「ここはそれほど生徒がいないな。」

 

 

 

スネークはコーヒーでも買おうと、自販機に近寄る。

 

 

 

その時。

 

 

 

「うわぁぁーーん!!ミドリのバカーーー!!」

 

 

「お姉ちゃん!!プラステだけは投げないでぇぇぇぇぇ!!」

 

 

 

 

 

生徒2人ほどの大声が聞こえる。が、スネークは割り切る。

 

 

 

スネーク「...銃声がない喧嘩なだけマシだな。」

 

 

コーヒーの缶のプルタブに指を掛ける。

 

 

 

 

 

 

オタコン『...!?スネーク、後ろ!!!』

 

 

オタコンが画面に近づき、顔がドアップに映る。

 

 

 

アロナ『すぅ......むにゃ!?』

 

 

 

 

 

ガコォン!!!

 

 

 

 

 

オタコン『スネーク?スネーク!! スネーーーーーーーク!!!!』

 

 

 

 

 

 

アロナ『あわわわわわ......』

 

 

 

スネークは後頭部にプラステが衝突し、時間差で崩れ落ちるように倒れた。さながら銃のマガジンを投げ当てられたような状態だ。

 

缶コーヒーを持っていた手は、だらんと地面に垂れ、動く気配がない。

 

 

 

 

 

 

 

「まずいよ......お姉ちゃん......」

 

 

 

「......とりあえず、こっちに運ぼっか。ダンボール用意して。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






文体は先駆者様リスペクトです
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