新たにオタコン(メタルギアmk4)を加え、『廃墟』に到着したスネーク達は、オートマタの軍勢を撃退。『G.Bible』の反応を探して探索を続ける。
スネーク「…廃工場が増えてきたな。」
ミドリ「先生の言ってた『月光』も増えて来ましたね。」
スネーク「ああ。奴に通常の弾は効かないからな。くれぐれも見つからないでくれ。」
モモイ「ねえ、弱点とか無いの?」
モモイがオタコンに尋ねる。
オタコン「うーん…対物ライフルや携行ミサイルなんかがあればいいんだけどね。」
モモイ「うーん...」
オタコン『…ねぇ…君、スティンガーを持ってるじゃないか?何で使わなかったんだい?』
スネーク「あまり弾が無い。実際、使わなくても問題なかったろ。」
モモイ「何発あるの?」
スネーク「2発だ。」
モモイ「…シャーレって資金難だったり?」
スネーク「いや……これを
シッテムの箱の中で、アロナが分かりやすくへこんでいた。
アロナ『ゼロが1桁足りなかったんです……。』グスン
スネーク「…オタコン、レーダーの方は?」
オタコン『月光が三機。工場の出口近くを巡回してる。…しかも、ちょうど反応のある場所に直結してそうな道のど真ん中なんだ。』
ミドリ「遮蔽物とかも無いですよね…どうしますか?」
スネーク「……ここは一発、派手にやるか。」
スネークはスティンガーを構える。
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ドガァァァァン!!!
スネーク「今だ!全員行け!」
爆風が消えないうちに、スネークが前進の指示を出す。
オタコン『僕も行くよ!スネーク、反応の場所で合流だ!』
月光のうち二機がバランスを崩し、一機が索敵している。
…ここでもう一発。
工場の屋根が崩れ、月光が脚を巻き込まれた。
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モモイ「ひゅーーー!!!危なかったぁ!!」
ミドリ「先生も大胆なことを…」
オタコン『スn…デイビッドにしては珍しいよ。あんな豪快な突破は。』
モモイ「それにしても……んん!?」
ミドリ「うわぁっ!?まだいた!?」
月光が一機、3人へにじり寄る。
モモイ「一か八かだけど…攻撃しよう!!」
ミドリ「こうなったら…えぇい!!!」
オタコン『下がれ!ここから離れろ!』バンバン
3人は月光を撃ち始めた。オタコンも内蔵されたSOCOMで月光の脚を撃つ。
装甲に銃弾の跡や焦げが見えるが、その辺の銃では太刀打ちできない。
そこへ、一つのドラム缶が転がる。
月光はそちらへ気を取られ、攻撃をやめた。
スネーク「ふんっ!」
スネークがドラム缶で体当たりをする。…が、蹴り飛ばされてしまう。
スネーク「!モモイ!ミドリ!」
2人が月光に踏みつけられそうになっている。スネークが呼びかけるも…
ミドリ「うわぁぁぁぁあ!!!!!」
モモイ「ミドリーーー!!!!????」
モモイとミドリが、二人がかりで月光の脚を持ち上げた。
オタコン『……???』
スネーク「……???」
オタコン『…そうだ!キヴォトス人は力が強いんだったね!』
スネーク「まったく、逞しいな!」
モモイとミドリが月光を押しのけ、ひっくり返した。
スネーク「全員走れ!反応はすぐ近くだ!」
モモイ「うわぁぁぁぁぁぁああああ!?!?」
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反応のあった廃工場 通路
モモイ「…よし…ロボットも追いかけてこないね」
モモイ「何でかわかんないけど…とにかくラッキ〜でいいのかな?」
ミドリ「良くないよ!うわぁぁぁぁん!」
ミドリが半泣きになった。
ミドリ「もういや!一体何でこんなところで、ロボットたちに追われたり、踏まれそうにならなきゃいけないの!」
モモイ「落ち着いて、ミドリ。生きてればいつか良い日も来るよ。」
ミドリ「今日の話をしてるの!そもそもお姉ちゃんのせいでしょ!」
モモイ「う……でも、あの月光?は…しょうがなかったじゃん!」
オタコン『まあまあ……』
スネーク「モモイ、ミドリ。この埋め合わせはするからな。」
オタコン『…ありがとう、スネーク。危なかったよ…』
スネーク「気にするな。」
4人は工場の通路を歩いていた。
スネーク「!?監視カメラか!」
モモイ「えい!」ババッ
モモイがカメラを撃つと、ほどなくカメラは自壊した。
オタコン『監視カメラの類いは機能してないみたいだね。』
ミドリ「ここ、築何年なんだろう…?」
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モモイ「先生?」
スネーク「何だ?」
モモイ「先生って……何してた人なの?前職とか」
スネーク「……。」
モモイ「なんか言ってよ!?怪しいじゃん!」
オタコン『あはは…』
ミドリ「お姉ちゃん!…すみません、先生。」
スネーク「いや、いいんだ。で、前職だが…」
スネークが語る。
スネーク「…元、NGOの職員だ。」
ミドリ「NGOって、スティンガーとかドラム缶を使うんですか…?」
オタコン『まあ……ね。ある種のボランティアみたいなものなんだ。』
モモイ「物騒なボランティアだなぁ……」
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4人は、廊下の行き止まりにドアを見つけた。
ミドリ「……まさか、ここ?」
モモイ「おお!年季の入り具合とかそれっぽいじゃん!」
ミドリ「……開かない?」
その時、音声が流れた。
『接近を確認。』
ミドリ「な、何!?」
音声が再び続く。
『対象、才羽モモイ……生体情報不一致。入室権限がありません。』
『対象、才羽ミドリ……生体情報不一致。入室権限がありません。』
スネーク「何だ…?」
『対象、デイビッド先生……ソルジャー遺伝子を検知。生体情報一致。』
『……データベース称号中……』
『先生本人と断定、入室権限を付与します。』
オタコン『ソルジャー遺伝子…!?』
モモイ「どういうこと!?先生、いつからこの建物と仲良しになったのさ!?」
スネーク「そんな覚えは無い!」
スネークが質問を投げかける。
スネーク「なぜソルジャー遺伝子を知っている!?なぜ俺に権限がある!?」
…質問には我関せずといった調子に、音声は再び流れる。
『下部のエアロックを解除、扉を解放します。』
オタコン『下部…?』
スネーク「俺は見当がついた。」
ミドリ「私もです……!」
モモイ「???」
床が開く。
モモイ「うわぁぁぁぁあっ!?!?」
ミドリ「わぁーーーーーーっ!?!?」
スネーク「俺に掴まれ!───」
オタコン『スネーク!?みんな!?……ええい!!』
落下を免れたオタコンも、下へ飛び降りた。
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スネーク「───ッ!!」
スネークは格好良く着地をキメた。
モモイ「───うわーーーっ!?」
…が、モモイがその上にのしかかった。
ミドリ「お姉ちゃぁぁぁぁん!!!」
スネーク「ウッ」
オタコンは、ジェットを噴射しゆっくりと降りてきた。
オタコン『2人とも、無事かい?怪我は?』
モモイ「なんともないよ!」
ミドリ「私もです。それで、デイビッド先生は…」
オタコン『…君も大変だね。』
ミドリ「ひゃっ!?先生、どうして私たちの下に!?」
モモイ「私たちのクッションになってくれたからでしょ?」
ミドリ「あ、そっか…」
スネーク「いくら丈夫とは言っても…な…」
スネーク「まあ…2人が無事ならいい。」
スネークは息も絶え絶えだった。
モモイ「あんまり深い所まで落ちた感じはしないけど……!?」
ミドリ「お姉ちゃん、何が───!?」
オタコン『?』
オタコン『立てるかい?2人について行こう。』
スネーク「ああ。今、あっちに…」
オタコン『!?』
モモイとミドリ、そしてスネークとオタコンの目に入ったのは、
椅子の上で眠っている、長髪の少女だった。
スネーク「…!?」
廃墟で流れる音声のイメージは、個人的にはPALコード入力時の音声です。