(オタコンの台詞を『』→「」に変えました)
MISSION LOG
迫る月光を撃退し、G.Bibleの反応がある廃工場に到着したスネーク達。しかし謎の音声によって最奥へと連れ去られてしまう。
そしてそこには、「少女」が眠っていた。
ミドリ「お、女の子......?」
ミドリ「眠ってる...のかな?」
モモイ「...返事がない。ただの死体のようだ。」
ミドリ「ちょっとお姉ちゃん、不謹慎こと言わないで。」
オタコン「ちょっと、モモイ...?」
ミドリとオタコンがほぼ同時に喋る。
ミドリ「というかこの子、人間かな...?なんというか、眠ってるというか、電源が入ってないみたいな感じ。」
モモイ「ホントだ...どことなくマネキンっぽい。」
スネークは少女の手に触れる。
スネーク「肌の質感は人間そのものだ。」
オタコン「...こっちに何か書いてある。AL-1S...?」
モモイ「......えーっと?アル、イズ...エー...んん?分かんないけど、この子の名前かな?」
モモイ「...アリス?」
スネーク「ローマ字じゃないだろ。型式番号といったところか。」
モモイ「え、そう?」
モモイが聞き返す。
スネーク・オタコン「……。」
スネーク「オタコン、スキャンはできるか?」
オタコン「もうしてみたんだ。けど...赤外線が防がれるみたいだ。いったい何でできてるのやら...」
ミドリ「いったいこの子は……ここはいったい何なんだろう?」
モモイ「この子に聞いたら早いんじゃない?」
ミドリ「この子が起きて会話ができればいいんだけど……このままじゃ可哀想だし、服でも着せてあげよっか?」
ミドリの提案に、オタコンが付け加える。
オタコン「...そうしてほしいな。僕とスネークが観察しにくいから。」
ミドリ「予備の制服なら...確か...」ゴソゴソ
モモイ「そんなの持ってたの?...あれ、それ私のパンツじゃない!?」
ミドリ「猫ちゃんの表情が違うでしょ。こっちは私の。」
スネーク「……。」
スネークは、眠る少女とモモイたちから目を背けた。
ミドリ「…よしっ。これでいいかな。」
モモイとミドリは、少女に服を着せた。
ややオーバーサイズ気味だが、違和感のない姿になっている。
スネーク「似合ってるな。いいじゃないか。」
…ピピッ…ピピピッ…
ミドリ「ん?」
モモイ「な、何!?この音!?」
ミドリ「警報音みたいだけど…ロボットがいるのかな?」
オタコン「いや、ロボットの反応はないよ。…ってことは…」
モモイ「『この子』から聞こえた気がしたけど?」
モモイ「もしかして…」
『…本機、異常なし。状態の変化、および接触許可対象を感知。休眠状態を解除、本機を起動します。』
少女が目を開いた。
ミドリ「め、目を覚ました?」
???「……状況把握、難航。」
???「会話を試みます……説明をお願いできますか。」
オタコン「…説明?」
モモイ「どういうこと?」
ミドリ「説明がほしいのはこっちだよ!あなたは何者?ここは一体なんなの?教えて!」
???「本機の自我、記憶、目的は消失状態であるこを確認。復元不可能。データがありません。」
スネークはSOCOMを握り込む。
???「本機に敵意を向ける存在を確認。会話を試みます。」
ミドリ「あっ!?先生!?」
スネークが少女に要求する。
スネーク「なら、俺の質問にも応えろ。」
???「……。」
スネーク「俺たちに危害を加えるつもりは?」
???「回答。そのような意思はありません。接触許可対象への遭遇時、本機への敵対意思は発動しません。」
スネーク「分かった。」
スネークは素直に、銃をしまった。
モモイ「ヒヤヒヤした…!」
スネーク「モモイ、ミドリ。ここからはお前たちで質問を。」
モモイ「あっ、そうだね。私たちからも。」
モモイ「その、さっき言ってた『接触許可対象』?で合ってるかな、それって何?」
???「回答不可。本機の深層意識における第一反応が発生したものと推定されます。」
オタコン「ロボットに深層意識が…?相当高度なAIが内蔵されてるみたいだね?」
ミドリ「深層意識って…?エメリッヒ先生、何か分かりますか?」
オタコン「いや、なんにも。AIだとしても、自我や意識を持つものなんて聞いた事ないよ。」
モモイ「うーん...」
モモイ「工場の地下、ほぼ全裸の女の子、おまけに記憶喪失……」
モモイ「ふふっ、いいこと思いついちゃった。」
ミドリ「いや……今の言葉の羅列からは嫌なことしか思い当たらないんだけど……?」
モモイ「…先生、色々手伝って!!」
???「???」
──────────────────────────
ミドリ「───ねえ、ちょっと!?」
ミドリ「この子を部室にまで連れてきてどうするの!」
ミドリがモモイの首根っこを掴み、揺さぶる。
モモイ「うわぁぁ!み、ミドリ、首絞めないで…ゲホッ…ゴホッ!?」
スネーク「ああ…ストップストップ!」
スネーク「ゲーム機を投げられ、廃墟を連れ回され、挙句少女を運ばされるなんてな……こういう忙しさは勘弁だ。俺はもう
オタコン「…さすがに僕もそう思うよ。」
モモイ「ゲホ…し、仕方ないじゃん。そもそもあんな恐ろしいロボットたちがいる場所に置いてくわけにも……いかないじゃん?」
???「…」モグモグ
スネーク「待て!それ食べるな!」
オタコン「掴む力が強い…二人とも手伝って!」
ミドリ「ああっ、私のWeeリモコンを食べないで!ペッてして!ぺッ!」
スネーク「…食事が出来るのか?」
???「回答。可能です。」
スネーク「モモイ?これ、やってもいいか?」
スネークは置いてあったチョコバーについて聞いた。
モモイ「私のだけど…いいよ!」
スネーク「分かった。おい、食べるならこれだ。」
スネークは少女にチョコバーをあげた。
???「…」ガジガジ
…少女はチョコバーを包装ごとかじり始めた。
スネーク「……。」
オタコン「……。」
モモイ「ね?放っておくわけには行かないでしょ?」
オタコンのそばに来たモモイが呟く。
オタコン「…そうだね。」
ミドリ「それはそうだけど…。」
ミドリ「やっぱり、今からでも連邦生徒会かヴァルキューレ辺りに連絡した方が良くない?」
オタコン「うーん…あの子はいったい…モモイはどうするんだい?」
モモイ「ミドリの言うこともそうだけど、それは
オタコン「?」
ミドリ「…やるべきこと?」
モモイ「じゃ、まずは名前を決めよう。無いと困るでしょ?」
モモイ「そうだな…『アリス』って呼ぼうかな。」
???「本機の名称『アリス』…確認をお願いします。」
ミドリ「それでいいの!?正式な名前があるんじゃ…」
スネークが近寄る。
スネーク「アリス…いい
オタコン「あだ名や愛称はあった方がいいさ。たとえロボットだって、名前が着くのはお約束だ。」
オタコン「型番のRXをもじって『アレックス』なんて呼ばれるスーパーロボットもいるくらいだし。」
ミドリ「それはアニメの話じゃ!?」
モモイ「アリスはどう?気に入った?」
???「……肯定。」
アリス「本機、アリス。」
モモイ「あはは!ほら、見たか私のネーミングセンス!」
ミドリ「本人が気に入ってるからいいけど……先生たちも乗り気で…?」
モモイ「さ、じゃあ次のステップに行ってみよっか。」
ミドリ「お姉ちゃん、いったい何をしようと…?」
モモイ「ミドリの方こそ、考えてみて?そもそも私たちが、どうしてあんな目に遭いながらもG.Bibleを探してたのか。」
ミドリ「それは…良いゲームを作って、廃部を防ぐため。」
モモイ「そう、今一番大事なのはそこだね?」
モモイ「良いゲームを作るのもそうだけど、まず部活の維持。でもそのためには、二つの条件のうちどっちかをクリアする必要がある。」
モモイ「|ミレニアムプライスの受賞は、あくまでそのうちの一つに過ぎない。」
ミドリ「いや、結局一つしか方法はないでしょ?だってこれ以上『部員を増やす』のは…」
ミドリ「!?まさか…」
ミドリ「この子を生徒に偽装して、うちの部員に!?」
スネーク「ほお、中々頭がキレるじゃないか。…だがどうやって…」
モモイ「それは後で……ってことで…」
モモイ「アリス!私たちの仲間になって!」
アリス「」ガリッ…
アリスはチョコまみれの口で、モモイのゲーム機をかじっている。
モモイ「あーーっ!私の『
モモイ・オタコン「…うーん……。」
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