少女の姿をしたアンドロイド「
そして、モモイとスネークはアリスの学籍を偽造しに、データルームへ向かう。
ミッション内容
・アリスの学籍を偽造すること。
・学籍は棟を移動した先にあるデータルームで作れる。
・一部のエリアを除き、生徒に見つかってはならない。
モモイ「あー、あー……オタコン先生?聞こえてるー?」
オタコン「ああ。バッチリ。」
オタコン「今回僕も手伝うけど、こっちではアリスの面倒を見てるから、あんまり色々はできないかもしれない。」
スネーク「そうか。…アリスも大事だ。そっちも気をつけてくれ。」
オタコン「ありがとう。じゃ、何かあったら連絡して。」
スネーク「了解。」
モモイ「オッケー!」
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スネーク「ここはゲーム開発部の部室前だが、ここからどうやって行く?」
モモイ「えーーっとーー……確か、エレベーターで六階まで上がるはず。」
スネーク「分かった。エレベーターまで移動だな。」
モブA「あっ、先生だ。こんにちは。」
モブB「こんにちはー。」
スネーク「……。」
何と返せばいいか分からないらしい。こんなことを悩むのも、彼としては学生時代ぶりだろう。
スネーク「……モモイ。どうして俺に手伝わせたんだ?」
モモイ「だって、先生ってステルスとか得意そうだったから。ちょうどいいかなって。」
スネーク「ちょうどいいってな……そりゃないだろう?」
モモイ「でもさ?先生だから堂々とデータルームまで侵入できるかなって。」
スネーク「キヴォトス三大校のミレニアムの、データルームだぞ?いくらシャーレでもそこまでは……」
モモイ「あ!もうエレベーターが見えてきたよ!丁度上がってくるみたい!」
スネーク「……。」
スネークとモモイはエレベーターに近づく。
が、
ノア「あら、先生とモモイちゃん。こんにちは。」
モモイ「げっ……ノア先輩……」
ミレニアム
瞬間記憶の能力を持ち、その記憶力は並大抵のものではない。そして、言葉で太刀打ちできる者は、現状この学校にほとんど居ないという。
何より、怒るとユウカの何倍も怖い。普段優しい人が怒ると、本当に。
スネーク「ノアか、久しぶりだな。」
ノア「先生はどちらへ?」
スネーク「六階だ。」
モモイ「(言っちゃうの!?)」
ノア「六階というと……セミナーの管理区域になりますね。」
スネーク「……そこの職員用ロッカーに用がある。忘れ物をな。」
ノア「そうでしたか。モモイちゃんも一緒なのが気になってしまったので。」
スネーク「ああ、今ここの案内をしてもらってる。」
モモイ「えぁー……うん、そそ、そうだよ?」
言葉に詰まり、明らかに同様している。
ノアは怪しんだ。
スネーク「六階に着いたな。じゃ、俺達はここで──」
ノア「先生?」
スネーク「……何だ。」
ノア「ロッカーまで御一緒してもよろしいでしょうか?私も書類を取りに行く必要があるので。」
スネーク「構わないが。」
……
スネーク「俺はここだな。ノア、お前は?」
ノア「私はこちらですね。……。」ジーッ
モモイ「ねえどうするの!?すっごい見られてるよ!?(小声)」
スネーク「気にするな。結局どうして俺が……」
スネーク「!」
ノア「どうかされましたか?」
スネーク「……電子ロックが掛かっていない。」
モモイ「かけ忘れ?」
スネーク「そんなはずはないが……!」
モモイ「今度は!?」
スネーク「財布を取り出したんだが……札が減っててな。小銭もだ。」
モモイ「えぇ!?ロッカーに入れてたんでしょ?電子ロックをこじ開けるとか……できるのかなぁ?ピッキング?ハッキング?」
ノア「……あら、先生?失礼しますが、その財布に髪の毛が入っていませんか?」
スネーク「……ああ、よく見たら入ってるな。小さい隙間に。」
モモイ「髪ぃ?先生のじゃなさそうだね。」
スネーク「ピンクの長い髪だ。何か知らないか?」
ノア「……私の推理にはなりますが。」
スネーク「1年生の
スネーク「誰だ?」
ノア「以前からセミナーの債権の無断発行、銀行口座のハッキングなどをしていたイタズラ好きな子なのですが……もしかすると。」
スネーク「……そいつを探してくれないか?記憶力の良いお前なら見当がつくだろう。」
ノア「わかりました。見つかり次第、連絡しますね。」
スネーク「頼んだ。」
心なしか嬉しそうに、ノアは去っていった。
スネーク「……どうだ、こんなところか?」
モモイ「すごい!全部計算してたの?」
スネーク「……いや、金を盗まれたのはアクシデントだ。あれが今日の食費だったんだが…」
モモイ「おおぅ……」
スネーク「で、ここからは?」
モモイ「えーっと、今モモトークで地図を送ったよ。」
スネーク「これか。……随分長い道のりだな。」
モモイ「そこで!私が監視を誤魔化すから、先生にはその隙に潜入してほしいんだ。」
スネーク「……潜り込むなら、お前の方が適任じゃないのか?土地勘があるんだろう?」
モモイ「うーん……じゃ、
スネーク「そんな軽々しく、人のことを囮にするな。」
スネーク「気になったことがあるんだが。…地図の道中にあるこの『苔・シダ植物観察部』の部室にポイントマークがついているのは?」
モモイ「あー……そこね。そこの部の子たち、先生や私を見かけたら、絶対部室に連れていくからね。障害物扱いでマークをつけてるよ。」
スネーク「シダと苔を観察する部が生き残ってるのか?」
モモイ「あそこの論文、毎回必ず新発見があるらしいからね。部員もいるし羨ましいな〜⋯」
モモイ「⋯脱線しちゃった。じゃ、作戦開始!」
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スネーク「あそこが『観察部』か…」
スネークは部室へ歩み寄った。
「あっ!シャーレの先生だぁ!!」
スネーク「!?」
観察部モブA「ようこそうちの部活へ!さぁさぁ、自慢のコケちゃんとシダちゃんを見ていってもらえませんか!?」
B「先生だ!ご本人ですか!」
C「先生は理系ですか?文系ですか?」
スネーク「わ、分かったが…その前に。あまり腕を強く引くな。脱臼する。」
A「あ、すみませんでした。こっちです、ついてきてください。」
モモイ「…行ったかな。今がチャンス!」
モモイはセミナー管理区域の奥へ進んでいった。
スネーク「これがそうなのか?」
B「そうです、うちの待望の新人ですよ!この小石に、あっちの子のコケを移植したんです。」
スネーク「へえ、聞いた通り実績があるらしいな。設備も充実している。」
D「あ、先生!育ててたゼンマイの一部を天ぷらにしてみたんですが、ご試食いかがですか?」
スネーク「天ぷらに馴染みはないが…」
E「百鬼夜行のレシピに従ってみたので、きっと美味しいですよ!まだ誰も食べてませんけど!」
スネーク「俺を
F「ささ。こちらです。」
スネーク「(山菜の類いには、あまり手を出したことが無かったな…)」
スネーク「頂こう。」
[CALL]
PUSH SELECT
スネーク「悪い、無線が。」
D「(無線…?)」
モモイ『先生、棟の間の橋のとこまで来たんだけど、ドアをなんとかしてくれない?』
スネーク「待ってくれ、今食事中だ。…すぐに行く。」
モモイ『何呑気に食べてるの!?』
モモイ『…ちなみに何食べてるの?』
スネーク「『ゼンマイの天ぷら』…だそうだ。」
モモイ『ああ、ゼンマイ料理ね。私もよく(不本意だけど)食べるよ。』
スネーク「…美味い、のか?」
モモイ『うーん…美味しいのかな?私、野菜が苦手だからこっそり味変しててさ。マヨネーズで味を誤魔化してて…』
スネーク「……遅れるかもしれない。」
ちょっとネイキッドの方が混ざってる気がしないでもないですが、このスネークはソリッドです。