【完結】俺は死んだはずだよな?   作:破れ綴じ

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見えてきた平和と気にするまでもない疑問

「じゃあ次の質問な。もし遠くの街に行きたいって時、どうやって行く?」

 

「遠くなら……馬車」

 

「正解。で、馬車に乗るにはどうすればいい?」

 

「えっと……金を払う?」

 

 よしよし。

 コイツもだいぶ一般常識ってもんを覚えられてきたな。昔なら、普通に逃げるか御者を脅すか……もしくは同乗者を脅して金を奪って、その上で逃げるって言い出してただろう。

 

 俺は唐突の規則正しい兵士生活で否応なしに覚える羽目になったが、コイツはそうじゃねえ。一人で生きるってなった時に盗賊の頃の価値観が残ったままなのは良くないからな。

 ……いや、つい少し前も死体から金を漁るってイベントをこなしたばっかりなんだが。まあ、あれは状況が状況だし、ノーカウントでも……いいよな? 

 

「どこで払う?」

 

「……御者?」

 

「そうだな。ただ、街によって違うから、分からなかったら周りのヤツに聞け」

 

「ふーん」

 

 メモはネルに取らせてる。俺と一緒で字はまだ下手だが──一応それでも書けるようになってきた。盗賊団にいた頃は字なんて書けなかったはずだが、今は少しずつ覚えてきてる。これだけできりゃ、何かしらの仕事に就く上で不自由はしねえだろう。

 

「──買い物はどうする?」

 

「物取ってから……店のヤツに金を渡す」

 

「値段が高すぎると思ったら?」

 

「……諦める?」

 

「いや、値切れ。『もう少し安くならないか?』って聞けばいい。しつこくすると嫌われるから、それでダメなら諦めろ」

 

「おっけー」

 

 そろそろ計画も最終段階だ。

 教会の幹部を殺しちまったから、マドリーは必ず調査に来る。そうなったら、もう捕まるまで秒読みだ。捕まる時はリアンとマドリーが協力する形になるようできるだけ工夫して、二人の完全な和解に繋げなきゃいけねえ。

 その前に、ネルには遠くの街へ逃げてもらって、そこで盗賊団とは関係ない普通の暮らしをしてもらう。だから、こうやって色々教える必要がある訳だ。

 

「次。もし病気になったら?」

 

「病気……えっと、医者に行く」

 

「正解。で、医者に行く金がなかったら?」

 

「……我慢する?」

 

「いや、ちゃんとした教会に行け。貧しい人間のために無料で治療してくれることがある。ただ、全部の教会じゃないから注意しろ。怪しい教会には近づくなよ」

 

「分かった」

 

 あと金の稼ぎ方と、宿の取り方と、売られた喧嘩の対処法と……結構色々教えたな。

 これでもう大丈夫か? こんだけ教えれば、コイツ一人で生きていけるのか? 

 分かんねえけど、信じるしかねえか。少なくとも今のネルは、もう盗賊団にいた頃のままじゃねえ。少しずつ常識を覚えてきてる。盗み以外で生きていく方法があるって分かった以上、もうあんな危ない暮らしはしなくて済むはずだ。

 

 だから、大丈夫だろう。多分。きっと。

 ……大丈夫だよな? 

 

「……なあ」

 

「次はなに?」

 

 いや、メモ構えてもらってるとこ悪いんだが。

 ただ、今のネルがこの質問にどう答えるのか──ちょっと聞きたくなって。

 

「お前は──生まれ変わりって、あると思うか? 例えば、死んだ人間が、また別の人間として生まれ変わるとか」

 

「……?」

 

 ああ、困惑してる。

 だよな、今までの話の内容で急にそんなこと言われても困るよな。

 

 ……あっでも、コイツなりに頭を捻って考えてくれてるぞ。

 なんて答えるんだろうか。もし、「ある」だなんて言ってくれるなら、ちょっとだけ相談してみようとも思うんだが──

 

「──あったら面白いけど、そんなものある訳ないんじゃない?」

 

「……そうか。だよな」

 

「だって、死んだら終わりでしょ。アシェル兄だってそうだったし、多分アタシもアンタもそう。生まれ変わりとか、そんなのお伽噺じゃん」

 

 すげえ常識的な回答だな。

 生まれ変わりなんてあるわけがない、死んだら終わり。確かに、それが常識だ。

 

 ……なんだよ。いいことじゃねえか。

 ネルは、ちゃんと現実と空想の区別がついてる。常識がちゃんと身についてる証拠だ。盗賊団にいた頃は、そもそもそんなこと考えもしなかっただろうに。

 

 でも、ちょっと複雑……。

 

「今のはどういう質問?」

 

「いや、ちょっとした息抜きだ。真面目な話ばっかりでも息が詰まるだろ」

 

「あっこれ真面目な話だったの? なんか、クイズごっこか何かかと」

 

「おい」

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 もうあの森にはもう戻れねえよなあ……。

 

「えっ! 今日は街でご飯食べるの!?」

 

「そうだぞ。金が入ったからちょっと贅沢だな」

 

「マジ!? やったー!」

 

 あと確認しなきゃならねえのは、リアンとマドリーの関係が緩和されてるかどうかってことだな。そこまで関係が修復しきれてねえ状態で俺の身を差し出すってのはちょっと不安だ。あの二人がもう少しでも元の関係を取り戻してるっていう事実を確認したい。

 ただ、あの森には戻れねえから街に出るしかねえ。マドリーやリアンの捜索隊を避けつつ、二人の関係が改善されたかどうかを探る。これが上手くいってないと、計画の最後を実行する訳にはいかない。

 幸いにも金はそこそこある。あの幹部が持ってた金だ。あのタイミングでアイツを殺せたのは確かにラッキーだったのかもしれねえ。これだけあれば、ネルの逃走資金を差し引いてもしばらくは宿代と食事代に困らなさそうだ。

 

「ねえねえ! どこの店行く?」

 

「酒場だな」

 

「? アタシ飲まないよ? 酒場って酒しかないんじゃないの?」

 

「あー……普通に飯もあるぞ」

 

「へー」

 

 納得してくれたみたいだな。

 どこでもいいってわけじゃねえ。酒場なのは情報収集に持って来いだからだ。バレク家とグロス家が共同で開発したあの酒も出してる店がいい。あの酒が入荷されてるってことは、その店はバレク家とグロス家の両方と良好な関係を築けてる店ってことになる。二人の関係が改善されたかどうか、噂話で分かるかもしれねえ。

 

 えーと、酒場酒場酒場……。

 ああ、あった。あれでいいか。

 

「あの店にするぞ」

 

「りょーかい」

 

 店に入ったが……まだ夕飯には早い時間だからかそこまで混んでねえ。

 商人みたいなヤツとか、労働者っぽいヤツが何人かいる程度だ。マドリーとリアンの姿は……ねえな。よし

 

「いらっしゃい。何にする?」

 

「酒と、あと何か食えるもん二人分」

 

「酒はどれにする?」

 

「バレク家とグロス家が共同で造ったっていう、下戸でも飲める酒があるだろ。あれを頼む」

 

 店主が少しだけ目を細めて頷いた後、奥へと引っ込んでいった。てことはあるんだな。

 ネルは周りをキョロキョロ見回してる。落ち着きがねえな。まあこういう店に客として入ったこともねえだろうし、この反応も自然っていえば自然か……。

 

「ほら、酒と料理だ」

 

 店主が戻ってきて、木のジョッキと皿を置いていく。

 肉と野菜の良い匂いだ。湯気が立ち上ってて、パンも添えてある。

 お、おお。ネルの手が勢いよく料理に伸びてった。肉を口に放り込んで、そのまま目を見開いて、咀嚼して、飲み込んで。

 

「おい、もっと落ち着いて食え」

 

「いや、だって! こんな味の濃いもの食べたことないし!」

 

「そうか。よかったな」

 

 ちょっと急ぎすぎな気もするが……まあ、コイツが嬉しそうだからいいか。

 盗賊団にいた頃はこんな表情見たことなかったな。あの頃は常に誰かを警戒してて、常にギラギラ敵意を滲ませてて、コイツが笑ったところなんて見たこともなかった。

 今のネルは本当に楽しそうだ。それだけでも、抜け出して正解だったんだろう。

 俺も飲むかあ。

 

「あー美味え……」

 

 ジョッキを傾ければ、喉を通る感触が懐かしいような。

 ああ、これだ。この味だ。リアンとマドリーと一緒に造り上げた、あの酒の味だ。俺が下戸でも飲めるようにって目標を掲げて、三人で試行錯誤を重ねて、ようやく完成させたあの酒だ。久しぶりに飲んだが、やっぱり美味い。感慨深いものがある。

 あの頃のことを思い出すな。実験室での夜、マドリーが薬の配合を調整してる横で、リアンが酒の温度を測ってて。俺はただ飲んで感想を言うだけの役割だったが、それでも三人で一つのものを造ってるって実感があった。

 マドリーが真剣な顔で記録をつけて、リアンが興奮気味に次の案を出して、俺がそれを飲んで評価する。そんな日々が続いた。失敗も多かったが、それでも楽しかった。三人で協力して、一つの目標に向かって進んでる感覚があった。

 

「それ、そんなに美味しいの?」

 

「ああ、美味いぞ」

 

「へー。アタシも飲んでみたいな」

 

「お前はまだ早い」

 

「えー」

 

 にしてもコイツ、マジで素直になったな。

 初めの盗賊だった頃はあからさまに嫌われてたし、盗賊団に新しく成り代わった頃は警戒色強めで俺の言うことなんて聞くかも分からなかったってのに──今は素直に従ってくれる。俺だってこんなヤツどうでもいいはずだったのに、今じゃ血縁があった頃より愛着を感じてる。初めの頃を思えば、こんな表情見られるなんて予想もしてなかったな。

 

 だからこそ、リアンとマドリーを仲直りさせた後。

 コイツには、俺が真っ当な生き方を教えて逃がしてやるんだ。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 ──げっ。

 

「おっちゃん! 二人だ!」

 

「奥の席をお願いできるかしら?」

 

「こ、これは。リアン坊ちゃんとマドリーお嬢様じゃないですか。ど、どうぞどうぞ……!」

 

 マジかよ。リアンとマドリーじゃねえか。なんでここに……。

 いや、よく考えたらあの酒を置いてる店なんだ。二人が入り浸っててもおかしくはねえ。

 

「次はどれ食べよっかなー」

 

「……おいネル。声でけえ」

 

「え? ……あっ、やば」

 

 気づいたのか、慌てて口を押さえる。ネルだってリアンとマドリーが俺たちを追っかけてることは把握してるからな。ここで騒いでバレちまったら目も当てられねえ。

 幸い、席は俺たちからは少し離れた場所だった。助かった。このまま気づかれずにやり過ごせればなんとかなる。

 それどころか、これは逆にラッキーかもしれねえ。

 客の噂話で二人の関係を聞き出そうと思ってたが、よりにもよって本人たちが来てくれた。

 

「いつものお酒を頂ける? それと、本日のお勧め料理を」

 

「俺は肉で。あとパンも」

 

「かしこまりました」

 

 店員が頭を下げて厨房の方へ消えていく。

 リアンが椅子に座って、マドリーが向かい側に腰を下ろして……二人とも普通に会話してるな。思えば成り代わって以降、二人揃ったところを見るのはこれが初めてだが……話で聞いてたほどギスギスした感じは全然感じない。

 これは……思ってたより上手くいってんのか? 協力関係が構築できたことで、お互い冷静になって元の関係に戻りつつあるってことなんじゃねえか? 

 

 何の話してんのかなー……っと。

 

「それで──例の教会からの連絡はどうなったんだ?」

 

「それが途絶えたの。三日前から一切ない」

 

 例の教会……連絡が途絶える……。

 あっ。

 

「……ってことは! 犯人が動いたってことか!?」

 

「そう考えるのが自然ね。あの幹部は私の指示に従順だったもの。連絡が途絶えたということは、帰還できなくなったということ。犯人に直接接触して返り討ちにあったと考えるのが妥当かしら」

 

「! じゃ、じゃあ! 犯人の居場所が分かるってことか? 兄貴をコケにした野郎をぶちのめせるってことか!?」

 

「ええ。幹部が最後に向かった場所を辿れば、犯人の拠点が分かるはず。おそらく森の奥でしょうね」

 

 あー……やっぱり森に隠れてたってことがバレてんのか。

 まあ、予想通りだ。マドリーは頭がいいからな、すぐに気づくと思ってた。俺が返り討ちにしたのは事実だし、遅かれ早かれ気づかれるのは時間の問題だったんだ。

 

「そうか、じゃあ……教会の連中はどうなる?」

 

「……幹部がいなくなった以上、もうあの集団は統制が取れない。危険性を補って余りあるほどに有用ではあったけれど──これ以上は維持ができないわ。切りましょう」

 

 おお! マドリーが教会を切り捨てようとしてる。

 やったぜ。やっぱりあの時アイツを殺れたのは良かったんだ。これでマドリーはあの危険な組織から離れられる。勢いに身を任せてやっちまったあの暴挙が無駄にならずに済みそうだ。

 

「よし、森の捜索はいつ始める? 俺はすぐ行けるぞ」

 

「こちらこそ。早ければ明日にでも。痕跡を辿ればすぐに見つかるはずよ」

 

「流石じゃねえか。よし分かった。じゃあ、明日から本格的に動くぞ」

 

「ええ、貴方がいると心強いわ。早く犯人を見つけて──彼を辱めた下郎に決着をつけましょう」

 

 お、おお? 

 

 なんだこの雰囲気。二人とも普通に会話してるよな。やっぱり、噂に聞いてた対立してるって感じがまるでしねえ。二人共が頷き合って、ちゃんと歩幅を揃えて協力できてる。

 なんだ、よかった。計画は上手くいったってことじゃねえか、心配しすぎてたな。二人は和解に向かえてるんだ。この調子なら、犯人探しが終わってもすぐにまた対立するってこともないだろう。

 

 ああ、良かった良かった──

 

 

 

「──そういえば、前に話した……あの墓荒らしについては覚えてる?」

 

「あ? ……ああ、犯人の可能性が高いってアイツらか。何か新情報が?」

 

 あっやべ。

 

「よし出るぞネル」

 

「りょ、了解!」

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 今日の寝床は森の地面じゃなくて、ちゃんとした宿だ。もう飯も食い終わって、リアンとマドリーの関係性も確認できて、日も暮れてきて──ってなったらあとは寝るだけだからな。

 この体になってから屋根のある場所で寝るってのはもしかしたら初めてかもしれねえ。

 

 お互いの身の安全のためのとか、節約のためとかで借りたのは一部屋だけだが。これまでの暮らしに比べればそれでも遥かに贅沢な寝床だ。廊下の板が軋む音が響いて、ネルは周りをきょろきょろ見回しながらついてくる。

 部屋の扉を開ければ……おお、中々綺麗な部屋じゃねえか。

 

「わ! ベッドじゃん! 本物のベッド!」

 

「おい、飛ぶな、跳ねるな」

 

 沈んで、また浮き上がって……子供みたいに跳ねてやがる。見ていて微笑ましいというか、なんというか。

 そりゃ盗賊団にいた頃は狭い部屋で雑魚寝するだけだったし、団を抜けてからも葉を敷いた土の上で寝てたからな。こんな上等な寝床なんて夢のまた夢だったし、多分ベッドを見るのもこれが生まれて初めてなんだろう。気持ちは分かる。

 

「ねえねえ、これ柔らかい! すごい柔らかい! 何これ、雲? 雲なの?」

 

「雲じゃねえよ。羽毛だ」

 

「羽毛? 鳥の? へー! 鳥ってこんなに柔らかいんだ!」

 

 違うんだが、まあいいか。

 説明するのも面倒だし、コイツが楽しそうにしてるならそれでいいだろう。

 荷物を床に置いて窓の外を見れば、街の屋根が並んでいて煙突から煙が上がってるのが見える。夕飯の支度でもしてるんだろうか。平和な光景だな。こういう普通の暮らしってのをこれからネルには手に入れてほしい。

 

「お前の寝床はそのベッドだ。俺は床で寝るから、何かあったら起こせ」

 

「え? なんで?」

 

 ……? 

 なんでって。何がだ。

 そんなに変なこと言ったか? 俺は床でも寝られるし、せっかくのベッドなんだからお前がそっちで寝ればいいだろうに。俺だってそっちで寝れるならそっちがいいが……譲ってくれるのか? そういう訳じゃないだろ? 

 

「そのベッドは一人用だろ。お前が使えばいい」

 

「でも、詰めたら二人で寝られるよ? ほら、こんなに広いんだし。もったいないじゃん」

 

 ええ……。

 もったいないってのは分かるが、普通男と女が同じベッドで寝たりなんか……ああいや、ネルはそういうの分からねえのか。むしろ盗賊団にいた頃の価値観がそのまま残ってるから、そんな提案しやがるのか。

 そういえば、盗賊団にいる頃、下っ端は全員狭い部屋に詰め込まれてそこで雑魚寝してたんだよな。今思い出せば、朝起きた時に無事かどうかすぐ確認できるよう、俺たち兄弟はネル以外のヤツも含めて全員で固まって手を繋ぎ合いながら寝てた気がする。最後の方じゃネル以外は全員死んじまったんだが……それでも俺たちは手を繋いで眠ってた。コイツの頭にあるのは、その頃の名残なんだろうな。

 

 だとしてもなあ。

 今になってわざわざそんな身動きの取りにくい場所で寝るのは俺もゴメンだぞ。もし敵襲でもあったとしてもすぐ動ける方が逃げる時だって有利だし、くっついて寝ても暑苦しいだけだろ。

 

「もうあの盗賊団じゃないんだから──狭い場所に詰め込んで寝たり、手を繋ぎ合って眠る必要は無いだろ」

 

「え? ……あ、うん。それも、そう……か。そう……なのか?」

 

 なんだその煮え切らない返事は。

 別に変なこと言ってないだろ。何が理解できないんだ。

 

 まあいいか、細かいことは。

 それより俺は、明日以降どういう風に動いていくかを決めておかねえといけねえんだ。今日はもう疲れたし、さっさと寝て、明日の朝早くに考えるとするか……。

 

 

 

「……リーダーって個室があったよね? なんで下っ端が雑魚寝って知ってるの?」

 

「というか、なんでアタシとアシェル兄が手繋いで寝てたって知ってるんだろ……」

 

「……まあいいや、細かいこと。気のせいでしょ。アタシも寝よ……」




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