【完結】俺は死んだはずだよな?   作:破れ綴じ

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共同の提案と話題の近衛兵

 エリザベトは椅子に座ったまま、こっちを見上げてきてる。

 

「ああ、悪いな。急に呼び出して」

 

 表情は穏やかに見えるが、その目の奥には警戒の色が滲んでる気がする。

 まあ……当然だよな。コイツからすれば王位継承戦のライバルが急に会いたいなんて言い出してる訳だからな、何か企んでるって思うのが妥当だろう。

 

「構わない──私も兄上とは話したいことがあったからな」

 

「……え? あ、うん」

 

 ……話したいこと、だと? 

 なんだ? 何の用事だ? お前は当然のように俺のことアシュレム王子だと思ってんだろうが、今の俺は王族就任数日目だから、深い都合の内容聞かれたとしてもマジで答えられねえぞ? 

 

 ……まあでも、少なくとも敵意むき出しって訳じゃなさそうだ。

 とりあえず話を聞く気はあるらしいってことだけは分かった。

 

「それで──兄上、話とは何だ?」

 

 おお、単刀直入。

 まあそうだよな、こっちから呼び出したんだから、こっちから切り出すのが筋ってもんだ。

 

 ……ただ、どう切り出そうか。

 正直なとこ、まだ迷ってる自分がいる。

 

 エリザベトが信用できる人間なのかどうか、俺には分からねえんだ。

 ルシアはアイツのことを「あの人なら国を任せられる」って絶賛してた。ただ、それだけで全幅の信頼を置けるかって言われたら、そうとも言い切れねえ。

 ルシアの目が節穴じゃねえってのは信じてるけど、それでも万が一ってことがある。もし、エリザベトが上層部の腐敗に関わってたらどうする。もし、俺の話を聞いて、逆に上層部に密告されたらどうなる。

 

 そうなったら全部が終わりだ、全員巻き込んじまう。なかなか口が開かねえ。

 少なくとも全部をべらべら喋る訳にはいかねえよな。内容は詳細を悟られないように、考えながら話すように気を付けねえと。

 

「……兄上?」

 

「あ、ああ。悪い、ちょっと考え事をしてた」

 

「そうか──兄上は近頃、様子がおかしいな」

 

「うっ……」

 

 様子がおかしい……って。

 そりゃそうだろうな、中身が別人なんだからよ。そんなこと言える訳もねえが、言ったら言ったでどうなるか分かったもんじゃねえし。

 

「王家として教育された言葉遣いを捨て、書類以外の政務を放り出し、仮病を装って議会を欠席し、処刑が決まっていた罪人の嘆願を認め……正直、何を考えているのか見当がつかない」

 

 うわー……全部バレてんじゃねえか。

 

 いや、バレてるっていうか、そりゃ分かるよな。急に態度変わったんだから不審に思われて当然だ。逆にここまでやって、王子の様子はいつも通りだって思う方がおかしいか。

 なのに、責めるような言い方じゃねえのが逆に怖いっていうか……冷静に観察されてる感じがなんとも言えねえで居心地悪い。

 

「……ああ、そうだな。自分でも、ちょっとおかしいとは思ってる」

 

「ほう? 自覚があると?」

 

「……ある。あるけど、それの理由もある」

 

「理由?」

 

 ……食いついてきたか。

 

「お前に、話したいことが……いや、相談したいことがある」

 

「……いいだろう。聞こう」

 

 相談、って言った瞬間、なんかエリザベトの空気が変わった気がした。

 警戒の色が薄れて、代わりに好奇心みたいなもんが浮かんでる感じっていうか。

 

 王位継承のライバルが自分に相談を持ちかけてくる──それがどういう意味を持つのか、コイツなりに考えてるんだろうな。もっとも、俺に取っちゃ王位には微塵も興味がねえんだが。

 とにかく──ありがてえ。ここで門前払いされたらどうしようかと思ってたんだが、とりあえず話は聞いてもらえるみたいだ。よし、覚悟を決めろ、俺。ここでコイツがどう出るか見極めるんだ。

 

 

 

「……この国の上層部には、重大な腐敗がある。俺はそれを暴いて、無実の人間を解放したい」

 

 

 

 言った。

 言っちまった。もう後戻りはできねえぞ。

 

「……続けてくれ」

 

 ……よし! 食いついたな。

 ここで引いたら、もう後がねえ。どうせ俺一人じゃどうにもならねえんだから誰かに頼るしかねえし、頼れる相手はコイツしかいねえ。ルシアが惚れ込むぐらいの相手なんだから、きっと間違いはねえはずだ。間違いがあったら困るんだが、でも信じるしかねえ。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 ……全部話し終えたぞ。

 

「……ということ、なんだが」

 

「成程成程……さて、どこまで信じていいものか……」

 

 ヴェインのこと、上層部との癒着のこと、口封じのために処刑される寸前だった罪人がいること。協力を持ち掛けるために、言うべきことは多分全部言った。これ以上何を付け加えればいいのか分からねえし、前世で会ったことはねえんだから、成り代わり含めて言わなくてもいいことは何も言ってねえ。

 

「……」

 

 もう俺にできることは終わったはず……だよな? 

 あとはエリザベトがどう判断するか、それだけなんだが……さっきから一言も返ってこねえ。

 

「……」

 

 何を考えてやがるんだ。信じてくれてるのか、それとも「こいつは嘘をついてる」って思ってるのか。あの目、冷静すぎて怖えんだよな。こっちの腹の中を全部見透かされてるみたいで落ち着かねえ。

 ああでも落ち着け、俺。ここで動揺したら余計に怪しまれるぞ。

 

「……」

 

 ……長えな、この沈黙。

 

 もしかして、俺の話に穴があったか? どっかで矛盾したこと言っちまったか? 

 いや、嘘は言ってねえはずだ。全部本当のことだ。じゃあやっぱりコイツが黒幕だったりするのか? ルシアの目を信じてここまで来たが、もし外れてたらどうする。エリザベトが上層部と繋がってたら、俺の話は全部筒抜けになっちまう。

 

 ……いや、今更そんなこと考えても遅え。もう話しちまったんだから、腹を括るしかねえ。

 

「兄上は曲がりなりにも──私の政敵だ。普段であればこの会談は、何らかの思考及び行動を誘発するための作戦だと見るべきだろう」

 

「……えっ」

 

 えっ。

 あれっ。

 

 あー……いやいやいやいや。

 そんな意図は全くねえんだよ。確かに俺のこと信じられねえのは分かるが……どうやって信じてもらえればいいんだこれ。

 

 素直に「俺は王になる気はねえ」って言えばいいんだろうが……王族ってのは国民から税を集めてそれで食ってる人間だよな。なのに、「俺は責務を果たす気がねえから気にしないでくれ」ってのに等しいことを言っちまってもダメな気がする。

 それこそ、エリザベトが黒幕なら「重要な秘密を知っている俺はライバルとして求心力を失ってる」って見えるし、エリザベトが潔白なら「王族にもかかわらず地位に課せられた責任を放棄しようとしている」って思われかねない。

 

 じゃあどう言えば……。

 

「ただ──兄上の話が事実だとすれば」

 

 ……ん? 

 

「──確かに筋は通る」

 

「ん……? え?」

 

 信じてくれた……ってことか? 

 いや、そうじゃねえよな。「筋は通る」だから、「話としては成立してる」ってだけで、本当かどうかはまだ判断してねえって感じだ。まあ、そんなすぐポンポン信じてくれるってことはねえよな。

 

 ただ──

 

「兄上が政務を放り出していたのは、この件の調査に時間を割くため」

 

「……あ、ああ」

 

「仮病を使って議会を欠席したのも、同じ理由か」

 

「そうだ」

 

「そして、罪人の嘆願を認めたのは、口封じの処刑を防ぐため」

 

「その通りだ」

 

「口調が変わったのは……どういうことだ?」

 

「……気分?」

 

 ……一つ一つ確認してきやがる。まるで尋問……いや、尋問なんだろうな、これ。

 俺の話に矛盾がねえか、一個一個潰していってるんだ。頭の回転が速えヤツってのは厄介だな。ボロが出たら一発でアウトだ──だが、奇跡的に良い感じの誤解をしてくれてる。最後のヤツだけ上手く返せなかったのは……仕方ないところもあると思う。

 

「なるほど。兄上の近頃の奇行、そのほとんどに理由があったということか」

 

「奇行って」

 

「王位継承に不利になることばかりしていたから、何か企んでいるのかと思っていたが」

 

 いや、まあ、確かに、奇行か。急に態度変わって、政務サボって、仮病使って、罪人の味方して。そりゃ奇行だよな。俺だって他人がそんなことしてたら「何やってんだコイツ」って思うし。

 企んでるっちゃ企んでる。ただ、その企みの中身が「王位を奪う」じゃなくて「知り合いを助ける」ってだけで。でもそれは言えねえ。言ったら「じゃあ王位はどうでもいいのか」って話になっちまう。

 

「自分の立場が不利になることを承知の上で、国の腐敗を正そうとしていたのだな。国を想うが故の行動だった、と」

 

「……まあ、そういうことになるか」

 

 嘘は言ってねえ。国のことを想ってるのは本当だ。ただ、その「想い方」がコイツの解釈とは違うってだけで。俺が想ってるのは国そのものじゃなくて、この国にいる大切な人間たちのことだ。

 でも、そんな細かいこと訂正する必要もねえだろ。俺は悪を挫き、弱きを助けようってんだ。結果として国のためになるなら、動機なんてどうだっていい。コイツが勝手に美化してくれるなら、それに乗っかっとけばいい。

 ……なんか、ちょっと罪悪感あるけど。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

「分かった。兄上の話、信じることとしよう」

 

 ……マジか。

 信じる、って。今、信じるって言ったよな。聞き間違いじゃねえよな。

 

「少なくとも、兄上が私利私欲のために動いているのではないことは理解できた。国の腐敗を正そうとしている、その志は本物だと感じる」

 

「……てことは」

 

「私とて、王家に連なる者の腐敗を許すことはできない。その意思に反しない姿勢を続ける限り、兄上を信用する価値はあると判断した」

 

「……!」

 

 よし。

 よし、よし、よし。

 

 第一関門突破だ。ここまで来れただけでも上出来だ。胸の奥でざわついてた何かが、ようやく少しだけ収まった気がする。

 ルシアの目は節穴じゃなかった。コイツは信用できる──少なくとも、腐敗に加担するようなタイプじゃねえ。そうじゃなきゃ、こんな話を聞いて「信じよう」なんて言わねえはずだ。

 

「ただし、一つ条件がある」

 

「……条件?」

 

「この件について、私にも詳細を共有してほしい。兄上一人で抱え込むのではなく、私も協力する。その代わり、情報は全て共有すること。それが条件だ」

 

 なるほど。つまり、監視したいってことか。

 

 信じてくれたとは言っても、完全に信用してる訳じゃねえんだな。俺が何をしてるか、逐一把握しておきたい。もし俺が裏切ったら、すぐに対処できるようにしておきたい。そういうことだろう。

 まあ、当然か。逆の立場なら俺だって同じことを言う。むしろ、これぐらいの警戒心がある方が信用できる。何も考えずに「全面的に協力する!」なんて言うヤツの方が怖えよ。

 

「加えて、兄上の状況を理解した上で──なお私は、王位継承戦で手加減をするつもりはない。国のためとはいえ、それに同情して王位を譲ることはあり得ないと理解してもらおう」

 

 あっそれはいいわ。俺は王になる気はないし。俺をライバルだと思ってるのはお前だけで、俺自身もちゃんと知識のあるお前が王になればいいと思ってるし。

 まあバレて悪印象持たれる訳にはいかねえから「はっはっは手厳しいな」って感じでポーズ取っておくけどよ。

 

「はっはっは手厳しいな──分かった。その条件、飲もう」

 

「んん……やはり粗野だな。中々慣れない……」

 

 でもこれで。

 王女はクロじゃない確率が高いってこと。コイツの協力を取り付けられたってこと。これから仕事をサボる口実ができたってことになる。

 

「よろしい。では、改めて──兄上、これからよろしく頼む。共に、この国の腐敗を正そう」

 

 握手、ってヤツか。小せえ手だな。でも、意外としっかりしてやがる。

 この手がこの国を背負おうとしてるのか……って、何考えてんだ。柄にもねえ。

 

「……ああ、よろしく頼むぞ」

 

 あーそういや……酒家の時もこんな感じだったっけ。

 俺と俺の兄弟の二人がトップの座を奪い合うことになってて、俺は成り代わったばっかりだしそんなもんまるで興味なくて、だけど相手にはちゃんとやる気がありますよってアピールをする必要があって……。

 関係性も盗賊の時と似てるよな。今のコイツは俺の妹だ。態度や口調こそ全然違うが、微妙に俺を警戒してたり、バチバチした目線を送って来てるあたり──なんだかネルを思い出すような……。

 

 ……なんか俺兄貴になってばっかりだな? 

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

「では、兄上。今度はこちらの相談だ」

 

「ああ、いいぞ。俺の話は聞いてもらった訳だからな。できる範囲でなんでも聞いてくれ」

 

「いやなに、大した話じゃない。近衛兵の人員についての相談だ」

 

 ほう、近衛兵。王族の護衛ってことだよな。今この王城で護衛してるヤツ。レミに一瞬で気圧されるレベルだけど。

 確か、ルシアが憧れてたのもそういう立場だったはずだ。王女サマを守る偉い兵士になりたいって、目をキラキラさせながら語ってたっけ。

 

「先日の一斉検挙で、近衛兵の中からも逮捕者が出てしまっただろう。そのため、欠員を補充する必要がある」

 

 ……先日の一斉検挙? なんだそれ。

 

「……ああ、あれか。大変だったな」

 

「全くだ。まさか近衛の中にまで腐敗が及んでいたとは。信頼していた者もいただけに、裏切られた気分だよ」

 

 なるほど。つまり、近衛兵の中にも別件で上層部の腐敗に関わってたヤツがいて、そいつらが捕まったと。それで人手が足りなくなったから補充しなきゃいけねえって話か。

 腐敗の摘発が進んでるってことは、エリザベトは本気で国を良くしようとしてるってことだよな。ますます信用できる気がしてきた。

 

「で、相談ってのは?」

 

「新しい近衛兵の候補者リストがあるのだが……正直、どれも気が進まない。見てくれ、兄上」

 

 へえ。俺に見せたところで誰が誰だか分かんねえと思うが。

 本来は王族とか軍事関係のお偉いさんとかが協力して、これまでの実績とか上の人間のコネとか踏まえて次の近衛兵を候補の中から決めるんだろうけど……。

 悪いな。お前の目の前にいる王族はその辺の事情全部知らねえんだよ。

 

「兄上にも目を通してもらいたいのだが、構わないか?」

 

「ああ、見せてくれ」

 

 おお、結構な枚数だな。一人一人の経歴とか実績とかが書いてある。

 ぱらぱらー……っと。うん、全然分かんねえ。名前見ても顔とかまるで浮かばねえし。家名を見ても何家なのか分かんねえ。貴族の子弟がどうとか、どこそこの領主の推薦がどうとか、そういうのばっかりだ。

 やっぱり兵士の中のエリートポジションなら、それなりのコネがないとなれねえんだな。功績だけじゃダメだと。それってアイツにはちょっと厳しそうな……。

 

「どうだ、兄上」

 

「いや、その……」

 

 ……正直に言うか。分かんねえって。

 いや待て、ここで「分かんねえ」って言ったら、王子としての資質を疑われるかもしれねえ。かといって適当なこと言って後で問題になっても困るし……。

 

「……俺には、ちょっと判断が難しいな。お前の意見を聞かせてくれ」

 

「そうか。では率直に言わせてもらうが──このリストの大半は、推薦によるものが大半を占めている。実績よりも血筋を重視した推薦ばかり、ということだ」

 

 ああ、やっぱりそうか。そうだよな。

 貴族の次男坊、三男坊ばっかりだと思ったんだよな。実力じゃなくて、家柄とか人脈とかで選ばれてるヤツら。できるだけうちの子供を見栄えのいい場所に置いといて、自分の家の優秀さをアピールしたいってとこなんだろう。

 そういうのが近衛兵になったところで、本当に王女を守れるのかって話だが。

 

 

 

「……ん? その、一枚だけ分けてあるヤツはなんだ」

 

「これか。これは少々異質でな」

 

「異質? どういう意味だ」

 

「そうか。まあ、見るといい」

 

 名前はどうせ知らねえから見ねえけども……ほうほう。

 おお、確かにこの経歴は異例だな。欄にびっしりと文字が詰まってる。功績、功績、功績。戦場での活躍、犯罪者の検挙、要人の護衛成功。短期間でこれだけの実績を上げてるってのは、相当な実力者ってことだよな。

 一応推薦の枠にも色々名前が書いてあるが……どれも同じ家からとかじゃなくて、バラバラな推薦者によるものだ。身内贔屓で推薦してるってことじゃないのか? 

 

「すごいな、これ」

 

「ああ。短期間でこれだけの功績を上げている。あまりにも出来すぎていて、何か裏があるのではないかと疑ってしまう」

 

 ああ、なるほど。優秀すぎて逆に怪しいってことか。

 まあ、分からなくもねえ。急に現れて大活躍して、近衛兵に推薦されて……そういうのって、スパイとか工作員とかの常套手段だもんな。信用できる人間かどうか、慎重に見極めなきゃいけねえってのは理解できる。

 

「だから私は、この者を候補から外そうと考えている」

 

 へえ。言いたいことは分かるが……もしこの実績が本物だったら相当優秀な人材だぞ? そう思うともったいねえな。せっかく実力で這い上がってきたヤツなのに、期間が短いってだけで信用に値しないのか。いやまあ、そりゃそうだろうけど。

 でもなあ。この王族の暗殺任務阻止とか、ガルトン邸での一斉検挙に協力とか、光明の教会が引き起こした暴動の鎮圧とか、見れば見るほどすげえ経歴なんだけどなあ。

 確かに功績に華がありすぎて怪しいって思う気持ちも分からなくねえが……。

 

「で……その凄い候補者の名前はー……?」

 

 ……あ? 

 

 

 ──ルシア? 

 

 

 

「どうだ? 私はこの者の経歴の裏取りから始めるべきだと思うのだが──」

 

「待て!!」

 

「──きゃっ!? ……は、え……あ、兄上! 何故急に大声を──」

 

「コイツだ! コイツ入れろ! 採用しろ! 経歴は俺が保証するから!」

 

「え、ええ……?」




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