ウマ娘達とトレーナーさん達   作:祇園のナンコツ

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マーベラスサンデーの場合

マーベラーースッ☆

んん?トレーナー何だかお疲れ??

 

本日、マーベラスサンデーにはトレーニングも、ミーティングの予定も無かったが、トレーナー室に来ていた。

 

マーベラスサンデーのトレーナーは顔が怖い。というのはトレセン学園でも有名であった。周りのマーベラスの友達はトレーナーの事を人相が悪いだの、目つきがヤバいだの言うが、実の所目つきの悪さは仕事疲れによるものであり、トレセン学園以外でのトレーナーの様子を知っているマーベラスに取っては可愛らしい1面でしか無かった。

 

じゃあじゃあ!アタシがいっっぱいマーベラスな気分にしてあげるね!!

 

仕事が中々終わらず、疲れ気味だったトレーナーの身を案じてか、マーベラスサンデーはトレーナーにある方法で元気を取り戻させようとしていた。

 

ほらトレーナー!こっち向いて座って〜!

んふふ〜マーベラス…♪

 

マーベラスサンデーはトレーナーの正面に立つと、普段の元気な様子からは想像できない程優しい手つきでトレーナーの頭を撫で始めた。

照れるトレーナーをみて更にマーベラスな気分になっているマーベラスサンデーはそれはそれは上機嫌だ。

 

ん〜〜!!トレーナー、何だかアタシの弟になったみたい☆

こうしちゃうんだから☆ぎゅっ〜!

 

マーベラスはまるで家族にするようにトレーナーの頭に抱きついた。それはもう思い切り。

もちろん、思い切りではあるがウマ娘パワーはしっかりと抑えられている辺り、マーベラスサンデーのタガが外れた訳ではないのだろうが、トレーナーからしたらタガ外れ案件である。

なおトレーナーは鋼の意思を所持しているが。

 

へへ〜、やっぱりトレーナーはアタシのマーベラスだっ☆

ずっとこうしてた〜いっ!

 

だが、流石にマズイと思ったトレーナーはマーベラスの腕をトントンと叩きその抱擁を緩めてもらう。

 

え〜!苦しかった?

あっ☆じゃあ立った状態なら問題ないよね☆

 

しかしこれが良くなかった。

マーベラスサンデーはトレーナーを掴んで立たせると正面からハグをした。

トレーナーはもはや限界だったが、もうどうにでもなれ(鋼の意思)と胸の辺りにいるマーベラスサンデーを抱きしめ返す。

普段とは違う積極的(?)なトレーナーにマーベラスサンデーは一瞬体を硬直させた。

 

わ、えへへ!

これすっっごくマーベラスッ☆

な、なんだかいつもよりマーベラスッ☆☆

 

トレーナーが下を見ると、マーベラスの顔は真っ赤になっていた。

あのマーベラスサンデーが、である。

これにはトレーナーも動揺を隠せず、こんな体制であるにも関わらず、

いつものマーベラスらしくないな?と言葉をかけてしまう。

そりゃそうだろう。と言いたいところだが、2人の空気はもはや付き合う前のカップルの様でもあった。

 

えへへ、何だかね、トレーナーの力が思ったより強くって、胸がドキドキしてるんだっ…。

あ、ち、違うの!痛いとかじゃなくってね!?

こんな風にされたの初めてだから☆

 

照れ照れのマーベラスサンデーを見れたトレーナーは、仕事の疲れも吹き飛び、目つきの悪さもなりを潜め、その後の仕事は凄く捗った。

 

それから数日の間、マーベラスサンデーと歩いているトレーナーは何故か色んな人に2度見されていたという。

 

今日も、トレセン学園からはマーベラスッ☆という声が聞こえたとさ。

 

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