また、最後に次回編の導入とかもしようと思います。
街に緊急警報が鳴り響く
「っ!永奈起きなさい!緊急事態よ」
「大丈夫だよ!永琳!守護隊に合流する準備は出来ています!」
「そう!なら、私はロケットの方の様子を見に行くわ!あなたは守護隊長と合流して手を貸しなさい!」
「はい!わかりました!」
私と永奈は家から飛び出し別々の方向へ急ぐ
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「整備班!ロケットになにか異常はあるかしら?」
「第3機ロケットには異常ありません!第4機ロケットは未だ点検中です!」
「そう、わかったわ」
「八意様!守護隊長から言伝を預かって参りました!」
「内容は?」
「はっ!隊長は防衛システムを起動させました!しかし、妖怪共の数が多く突破されるのも時間の問題だ、と」
「わかったわ…
ならば、あなた達守護隊の者達にはギリギリまで戦ってもらいます。
第3機ロケットはあなた達以外の住民が集まり次第発射させる、あなた達は発射を確認後速やかに第4機ロケットで発射してちょうだい!」
「了解です!」
「整備班!急いで第3、第4のロケットの発射の準備をしなさい!
それ以外の者は人民誘導を行って!」
「「「「「了解!」」」」」
急いで私も準備をしなくては、守護隊には今、永奈もいる…
絶対に死なせるわけにはいかない
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「みなさーん!焦らずに乗ってくださーい!
外のことなら守護隊の者達が防いでおりますからー!」
今の現状からいうとあまりあまりよろしくはないわね…
どこから情報が漏れたのか妖怪が多数襲撃してきていることが噂となり広まっている…
そのため、皆が我先に乗り込もうとして結果的に多くの時間がかかってしまっている…
ここから見えるだけでも防衛システムが今にも崩壊しそうなのがわかる、守護隊の者達はそれに備え南の方へ防衛陣を築いてるようね。
「お、俺は知ってるんだぞ!今回の妖怪騒動は数年前に街に入ってきた妖怪が引き起こした奴なんだろ!?」
「だから何度も言ってるじゃないですか!彼女は八意様のペットで今回のことは関係ないと…」
「嘘をつくな!」
なにか言い争いをしていると思ったら永奈のことだったのね…
確かに街に馴染んできたとはいっても、根っからの妖怪嫌いの人には関係ないのね…
「奴を殺せば今回のこともすぐ終わるんだろ!?早く殺してこい!」
「なにを騒いでいるのかしら?」
「いえ、この者が今回の騒動は八意様のペットの仕業ではないかと、と…」
「八意様!あなたは妖怪にだまされているのです!
妖怪は卑怯な生き物、八意様の慈悲深さに漬け込んでこんな事を起こしているのです!」
「あなたが言いたいのは、私が永奈に騙されてるってこと?」
「その通りです!」
「ならば、なぜ彼女は今ここに居ず防衛陣なんて、場所にいるのかしら?」
「そ、それは」
「もし、彼女が私に泣きすがって一緒に行きたいなんて言ってきたら騙されてるはずの私は彼女をここまで連れて来ているはずよ?
彼女は進んで先陣に立っているの、死に対して誰よりも恐怖を持っていて臆病な彼女は妖怪の身でありながらも人を、私達を安全に月に送るために戦っているのよ、なのにどうして理解してあげられないの?
今この地上で一番、死ぬ可能性の高い所にいるのよ?」ポロッ
「くっ、ですが」
「守護隊に関してもそうよ!穢れに汚染されてるだなんだのって、非難している者達がいるけどこういう時に命を張っ皆を守ってるのは彼等なのよ!」ポロポロ
「…」
「まだ、文句があるってひとがいたら私にいいなさい!
戦闘の最前線に私が吹っ飛ばしてやるわ!」ポロポロ
「…申し訳、ありませんでした」
静かに乗車作業が再開された。
これなら、多少なりとも時間が短縮されそうね。
「八意様、大丈夫ですか?」
「えぇ、もう大丈夫よ。
つい、感情的に大声を出してしまってごめんなさいね」
「いえ、八意様の熱弁に心動かされた者達は多数いるでしょう…
これで、月に行っても守護隊の者達が穢れだなんだと言われることが少なくなるでしょう」
「そうね、そうなってくれればいいわね」
私がそう言った瞬間、防衛システムが壊された
「っ!防衛システムが破壊された!?皆、急いで乗り込んで!」
「時間がない!列を崩さず迅速乗り込め!」
南の方では戦闘が始まったようだ
「八意様!住民の乗り込みが完了しました!
早くお乗り下さい!」
「わかったわ!今すぐ発射するわよ!」
私が地上で最後に聞いた声は獣の大きな、とても大きな雄叫びだった
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「第3機ロケット、月面に着陸します」
私達を乗せた第3機ロケットは何の問題もなく月についた
「これはこれは、お待ちしておりました、八意様」
「司祭様、出迎え感謝します。
第4機ロケットの方はどうなっておりますか?」
「…大変申し上げにくいのですが」
「…何か問題が?」
「第4機ロケットは発射しておりません。
最後に守護隊長殿から通信が入り、妖怪の軍勢に負けてしまった、我々は地上に残るから最終兵器の核を使用してくれ、と」
「そ、そんな、うそ、よね?」
「八意様、これが現実にございます」
動悸が激しくなる、頭が痛い、吐き気がする。
「こんな、こんなことって」
体に力が入らなくなる、後ろに倒れそうになり尻餅をついてしまう
「私が、あの子を…」
連れてきていれば、なんて言葉は口には出せなかった。
それを言ってしまえばほかの者達はどうなる?守護隊の者達にも家族はいる、家族だけでも守護隊から外してくれないかと地上を出るときに言ってきた者達もいる。
私だけが悲しいわけではない
「ですが、安心して下さい。
兵器によりあの穢れ共々、守護隊の者達は仕事を全うする事が出来たのです。
これは、英雄として今後語り継がれることでしょう」
…今、司祭はなんて言った?“あの穢れ”と言ったのかしら、それは、永奈の、こと?
ならばなぜ穢れ共々と言ったのかしら、なにか、司祭の印象に残る事を永奈がやった、それにより口を滑らせてしまった。
印象に残ったこと、司祭は第4機ロケットと通信を行った者。
なにか、通信中に起こった?
…調べてみる価値は、ありそうね。
「司祭様、取り乱してしまい申し訳、ありません」
「いえいえ、八意様もまた、人なのです。
感情的になってしまうこともおありでしょう、今はゆっくり休んで下さい」
「そうですね、今回はお言葉に甘えさせて頂きます」
「はい、どうぞごゆっくり」
「それでは、失礼します」
向かう先は1つ、惑星間通信室そこに行けば通信データがあるはず、構内のことは設計図を前もって見ていたからある程度はわかる。
急ぎましょう。
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「…ふざけるんじゃないわよ。
なにが、妖怪の軍勢に負けた、なのよ。
彼等は、彼女は生き残ってたじゃない…」ポロポロ
許せない、司祭がこの様なことを行っていたなんて。
永奈を守護隊の者達を殺したなんて。
この様なことに気づけなかったなんて。
「これは、天照様に報告して、司祭に罪を償わせなければ…
私1人で裁いては、いけない。奴は守護隊の者達も殺した。
相当の罪を償わせなければ。」
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私は今回調べた録画データを持ち天照様と月夜見様の下へ向かった。
月夜見様はこの録画データを見た瞬間、おもむろに立ちあがり「司祭を殺してくる」と言ったが天照様に止められた。
天照様は、悲しみの底にたたき落とされたような顔をしながら「このデータを民衆に教えます。その後どうなるかは私達が決めることじゃありません。人々に判断を委ねましょう」と言った。
天照様は血が滴るほど拳を握りしめていた、天照様も自分の信仰者がそのような暴挙を行ったということが悔しかったのだろう。
結果から言うと、司祭は称号を剥奪され民衆の前から消え去った、処刑されなかっただけでも充分慈悲深い判決だっただろう。
私は彼女を、家族を失ってしまい心にぽっかりと穴があいてしまったようだ、この穴は今後埋まることはないだろう。
私はこの悲しみを背負い続けよう
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「こ、ここは?」
永奈が目を覚ますと暗闇の中にいた、感覚的に先ほどまでいたロケット内の部屋の中だとはわかったが一切光が入ってこないことに違和感を感じる。
あと、体中がなんだか痛む。
「そうだ、想司!どこにいるの?」
永奈が問いかけると離れた場所から物音が聞こえる
「想司!」
倒れている想司に近づくにつれ血のような匂いが強くなっていくのを感じる
「くっ、なにも見えない、“私の手の上には懐中電灯がある”」
永奈が言葉を放つと手の上に懐中電灯が現れる。
懐中電灯を使い音のする方を照らすと体中から血を流す想司の姿が映る。
「想司!」
「え、永奈、か?」
「そうよ!わかる?」
「手を握ってくれないか、もう目が見えないんだ」
「どうして、こんなに怪我を…」
「は、はは、妖怪と戦った時に実は結構攻撃を受けていてな、俺の“呪いをかける程度の能力”を応用して血が出ないようにしてたんだが、ロケットが倒れたかなんかの時に壁に体を強く打ち付けてしまったみたいだ」
「喋らないで!大丈夫、あなたを死なせたりしない、絶対に死なせない!」
「もう、わかるんだ、自分でも、死がそこまで迫ってるのが」
「いやだ、やだやだ、死なないで想司。私を1人にしないで」
「すまない、また、永奈を悲しませてしまうことになる」
「お願いだから!私と、私と一緒にいてよ」
「…永奈、君に呪いをかける」
「そんなことどうでもいい!」
「この呪いにより君は苦しむことになる。
でも、俺は君に生きてもらいたい、生きて外の世界をもっと知ってもらいたい」
「外のことなんてどうでもいい、私はあなたさえいれば、もうなにも、いらない」
「今から君にかけるのは“不老の呪い”だ」
「そんなのかけてどうするのよ!私はここで1人で生きていくなんて無理よ!そんなの耐えられる訳ない!」
「落ち着いて永奈、呪いは俺にもかけるそれは“生まれ変わっても永奈のことを忘れない呪い”。
いつか、生まれ変わって必ず君を迎えにくる。
もしここから旅立ってしまっても必ず見つけ出す」
「この世界にまた生まれられるかわからないじゃない!」
「…永奈、これは俺のわがままなんだ、こんなにも愛する人ともっと長い時間一緒にいたい、だから聞いてはくれないか?」
「それなら、今から一緒にいればいいじゃない!」
「それは…出来ない。
君同様、俺の能力も万能じゃないんだ死にゆく人を生き長らえることは出来ない」
「いやだ、やだやだやだ!」
「すまない、俺は永奈のことを…愛してるよ」
「私も、想司のことを愛してる、だから目を開けて、もっと声を聞かせて、一緒に、いてよ」
「」
「ねぇ、想司、そんな意地悪しないでよ、目を、覚ましてよ」
それから想司が目を開けることも、声を出すこともなかった。
ただ、私は長く長すぎる時間をただただ悲しみ苦しみ、そしてこんな目に遭わせた、司祭と司祭の信仰している天照を恨み続けた
愛する者を殺した、神を天照を殺す。
この殺意だけは、年月が経つにつれ日に日に増していった
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「確かここら辺のはずなんだけど、なっと!」
私は強力な妖気を感じる遺跡のような物の中に来ている。
これまた、随分広いようでなかなか妖気の主が見当たらない。
「どこにいるのかしら?」
そう言った瞬間遠くから話し声が聞こえた。
「ソウジ、私ねあなたといれてとても幸せだわ、あら、またお仕事なの?ガンバって行ってらっしゃい!
ワタシ、いつまでも待ってるからカナラズ帰ってきてね」
話し声が急に聞こえなくなった。
次の瞬間背後から声が聞こえる。
「あら?あなたはダァレ?」
「っ!」ゾクッ
急いで距離をとる
「あなた、私と同じ、妖怪ね。
妖怪がこんな所になにをしに来たのかしら?」
目の前にいる少女は見た目こそ幼いように見えるが明らかに異質、ただ対面するだけでも汗が吹き出るくらいに重圧がかかる
「私はあなたを怖がらせたいわけじゃないの、なんのようでここに来たの?
答えなさい」
「っ!…わ、私はここに大きな妖気があることに気づいたから私の作戦に協力してもらえないか聞きにきた、ただそれだけよ」
「それだけ?」
「えぇ」
一瞬目の前の少女が悲しそうな表情を見せる
「…わかったわ、その協力してもらいたいことってなにかしら?」
「近々、地上で祟り神と大和の神達による戦が起きる。
だから、その隙をついて大和の国を落とそうって作戦よ」
「ふ~ん、その大和の神々って奴のボスはなんて名前なの?」
「大和の最高神の名前?たしか、“天照大神”って名前よ」
「フフッフフフフフ…天照の奴地上に帰ってきてたんだ。
いいわよ、その作戦是非とも参加させてもらうわ。
私の名前は永奈よ」
「…協力、してくれるのね。
私の名前は紫、“八雲紫”よ」
「そう、紫ね、よろしく」
この大妖怪から協力を得ることが出来た。
この妖怪の力で大分戦況が変わるだろう。
…ちょっと気になることがある。
「1つ聞いていいかしら?」
「どうしたの?紫」
「あなたはさっきだれと話していたの?」
「誰とって、大昔に天照によって殺された私の愛する人よ」
「…そう、教えてくれてありがとう」
…この子は危ないかもしれない
長かった。
五千字書くのもくたくたなのに平均このくらいいく人たちはすごいと思う。
純粋に尊敬しちゃうね。