東方狼人間   作:四季折々

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iceべき馬鹿っていいですよね。
なんでも許してあげたい気持ちになる。
いやはや、素晴らしい。


無知は罪?いいえ、可愛いだけです。

どうも、初対面の人に化けの皮をはがされまくった永奈です。

紫さんはいい人だと思ったんですけどね、やっぱり妖怪ですよ。

うん、なんでかはわかりますよね?

 

「なんで、いきなり空高くにいるのさぁぁぁぁああああああ!!」

 

ヤバいヤバいヤバいヤバい!

なんか変な穴に落っこちたと思ったらいきなり空に放り出されるとかありえないから!

私は不老であって不死じゃないんですよぉぉおおお!

 

「なんとかしないと!えぇと、あぁの、“飛べわたし!”」

 

うん!効果ない!なんでぇ!?大雑把すぎたから!?

ああああっ!地面がぁぁ!地面が近づいてくる!!

あー、もう、なんかどうでもよくなってきた…

いや!諦めちゃダメだろ!?

そうだ!私は鳥!鳥なんだ!空だってほらこーんなプカプカと…

 

「て、あれ?私、飛んで…る…?」

 

飛べる…言葉の効果は出なかった筈…長年力を溜めてたから飛べるようになったのかな?

ま、いいか。これて落ちなくてすむし。

紫さんは私が飛べるのを見越して空に出したのかな?

これも紫さんの能力故にってやつなのかな?

境界を操る程度の能力、恐ろしい…

まぁ、そんなことはいいか!空も飛べるんだしここら辺見回ってみよ!

 

 

------------

 

 

結論から言おう。

どこだ、ここ?

確かに街が破壊されて長い時が流れたってのはわかる。

私も能力で体感時間を幾度となく早くしたのに、それでも狂いそうなほど長かったからね。

だが言わせて欲しい。

 

「私の…知ってる…地形が…一つも…見当たらない…」

 

私はどこか遠くへ飛ばされてしまったのだろうか…

核は広大な範囲の地形を変えるほどに強力だったのか…

それとも、私は地形がここまで変わるくらい、ロケットの中に引きこもってたのだろうか…

 

「まぁ、考えてもしょうがないね」

 

どの道、これからこの地上で生きていくんだし!

未知の方が探索しがいがあるって物だよね!

それじゃあ、手始めに……お!なんか霧がかってる所はっけーん!

早速行ってみよー!

 

 

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「…さむ」

 

寒いです…ここは霧の中の湖の近くなんだけど、滅茶苦茶寒いです。

どっかから冷気が漂ってきてる、巨大な氷でもあるのかな?

そんなことを思いながら湖の上を飛んでみる。

 

「チルノちゃーん!待ってよー!」

「遅いよ大ちゃん!さいきょーのあたいに付いてきなさい!」

「チルノちゃんそんなに急いでどうしたのー?」

「あたいの勘が教えてくれるんだよ、この先に強い何かがいるって。

だからあたいは、そいつを倒してもっとさいきょーになるのよ!」

「チルノちゃん危ないよー」

 

なんか可愛い子達が前をぐんぐん進んでいく…

私も付いてっても、大丈夫…だよね?

 

「チルノちゃん、強いなにかってどんな物なの?」

 

それは、私も気になります。

 

「あたいの勘は強い妖怪って言ってるよ!

妖怪なんてあたいにかかればボコボコなんだから!」

「チルノちゃん…もしかして…その妖怪後ろに付いてきてる…」

 

ん?後ろ?

大ちゃんに言われチルノちゃんが後ろを振り向く。

それに合わせて私も振り向く。

 

「後ろに妖怪なんていませんよー?」

「ほら、大ちゃん!後ろにはなにもいないじゃない!」

「チルノちゃんなにいってるの!後ろにいるじゃない!」

 

もう一度チルノちゃんが後ろを振り向く。

合わせてもっかい振り向く。

 

「やっぱりいませんよー?」

「ほら大ちゃんいないじゃない?」

「チルノちゃん…」

 

大ちゃんと呼ばれる緑髪の子がチルノちゃんと呼ばれる青髪の子をかわいそうな物を見る目で見ている。

なんだか、懐かしさを感じる…

 

「後ろのあなたは誰なんですか!」

「えぇと、大ちゃん、だっけ?私は永奈よろしくね!」

「あたいはチルノ!さいきょーなんだから!」

「えー!?なんでチルノちゃん普通に自己紹介してるの!?」

「あたい知ってるよ!名前を教えてもらったら、自分の名前も教えるってのがレーギってやつなんだよ!」

「チルノちゃん…えっとスミマセン永奈さん、私は大妖精です。

大ちゃんって呼んでくださいね」

「わかったー、私の事も永奈って気軽に呼んでくれても大丈夫だよ!

それよりチルノちゃん、その強い妖怪ってどのあたりにいるの?」

「強い妖怪?なにそれ?」

「え?」

「す、スミマセンえぇと、永奈…さん、チルノちゃんはその、いつもこんな感じなのでその…」

 

なるほど、チルノちゃんは発想のみで生きてるのかな?

それにしても、いつもってことなら大ちゃんは苦労してそうだな…

 

「そうなんだ!忘れちゃったらしょうがないね!」

「ああ!思い出した!あたいは強い妖怪の妖気を感じたからその様子見に行こうって思ってたんだ!」

「チルノちゃん…さっきは勘って言ってたよね…」

「強い妖気?そんなのどこから感じるの?」

「うーんとね…あれ?えーなから強い妖気を感じる…」

「私から?」

「さてはお前!妖怪だな!」

「え?そうだけど?」

「チルノちゃん、永奈さんはずっと私達の後ろにいたよ…」

「さてはお前!ずっと妖気隠してたな!」

「妖気って隠したり出来るの?」

「チルノちゃん、妖気もずっと感じれるくらい永奈さんは出してたよ…」

「あたいの背後をとれるなんて!誉めてあげるわ!」

 

なにか知らないけど誉められた!?

…ちょっと嬉しい。

 

「あたいの背後をとれるんだからきっとゴクアクな妖怪に違いないわ!」

「チルノちゃん、そうは見えないよ…

もし極悪な妖怪なら今頃私達食べられちゃってるよ…」

 

このコンビ凄く仲がよさそう…

 

「2人とも妖精なの?」

「そうですよ、チルノちゃんは氷の精なんですよ」

「氷…じゃあこの寒いのは」

「さっきチルノちゃんがなにか凍らして遊んでたから、その影響だと思います…」

「あー、なるほど」

「あたいはさいきょーだからね!」

「チルノちゃん…」

 

こんなやりとりをしてる2人微笑ましいなぁ

輪の中に私も入れてもらえないかな?

 

「ねぇ、私も…一緒に遊びたいだけど……だめ?」

「あたいはさいきょーだからね!妖怪だろうと関係ないよ!

あたいに付いてきなさい!」

「永奈さん、付いてきてたのは遊びたかったから、なんですか?

本当にほかに理由はないんですか?」

 

大ちゃんから凄く警戒されてる…

ずっと後ろを付き回すのはやめといた方がよかったのかな…

 

「…だめなら、いいよ?ここをすぐに離れる…」

「大ちゃん、なにを怖がってるのか知らないけど、あたいがさいきょーなんだから安心しなさい!」

「チルノちゃん…。

永奈さんもいじわる言ってスミマセン…今からでも一緒に遊んでくれますか?」

「大ちゃんが謝る必要はありませんよ!こちらこそお願いします!」

 

チルノちゃん…ただの頭の弱い子だと思ってごめんなさい…

妖精はイタズラ好きって昔本で読んだことがあったけど、そんなことないね。

仲間に入れてもらえるみたいだし2人といっぱい遊ぼ♪




こういうアホの子は本当に可愛いですよね!
最初永奈をこんな感じの性格にしようと思ってたんですけど、無理だったから、アホの子成分はチルノからかいしゅうしようとおもってます。
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