あれから何十年
この体にもなれてきた、っていうか大発見俺は厳つい顔の狼(多分)の“女の子”として生を受けたらしい。
これで超絶イケメンフラグはへし折られたのであった。
まぁそんなのは雌だと気づいて5分くらいで気にならなくなった。
それよりも超大発見なことそれはなんと、我が身には未知なるパゥワーが宿っているようだ!
なんか纏えば身体能力が強化されてさらに弾丸として撃ち出したりなんて出来る優れものだ!
この力は弄れば弄るほど様々な発見がある暇なんてこの数十年間ほとんどなかった!
そしてそんなことを考えている今更に思いついてしまった。
「これって某狩人漫画の念ってやつと似てる気がする…」
早速自分の性質がわかるという水見式というのをこの水溜まりでやってみよう!
まぁですよね…
なんの変化もあらへんがな、漫画とは違うってことだね…
特性とかわかれば今後鍛えたりするので使えると思ったが…残念。
まぁ、気を取り直して最近森から抜けた所に人間が街を作ったとかなんとか他の狼に聞いたからちょっといってみようかな。
ちなみに今の俺の職業は狼の群れのボスやをやっている。ボスになったきっかけはまぁ図体が他の狼の2、3倍はあるっていうのと、我が身に宿るパゥワーのお陰である。
とまぁ、そんな事は置いといて今は森の出口付近にきている相当つかれた…
森の中を移動するのはなかなか大変だからな、住んでるのは俺たちだけじゃなくて他にもいっぱい住み着いているから襲ってくるような奴らもいる、まさしく魔の森である。おそろしす
まぁ、力は俺の方が強いから気になんないんだけどね。
そんなてきとーなことを考えていると1人の少女が森に向かってきている。
だいたい13、4才くらいだろうか小さな籠を片手に森に入ってきた。
こんな小さい子を1人森に来させるなんて大人達はなにを考えてるのか…
しょうがない、護衛でもしてやるか…死なれても後味悪いしな。
女の子が辺りを見回す。
…あの女の子なにか探してるのか?手伝えるなら手伝いたいけどこんな見た目で行けば明らかに怖がらせてしまうからな身を潜めておくか。
そう思い茂みに身を潜めようとした瞬間何かが女の子に飛びかかった!
「!?」
女の子は横に跳びどうにかよけた。
「チッ目を離した隙にこれか!」
巨大な足で地を踏みしめ高速で女の子を守るように飛び出した何かとの間へ割ってはいる。
「ギヒヒヒヒ、その人間をよこせぇ旨そうでよだれがたまらんわぁ」
「気持ち悪いよだれを垂らすなでかいだけの蜘蛛が」
「う、うるせぇ気にくわねぇからまずはお、お前からく、食ってやる」
そう言って蜘蛛は大きく跳びルパンダイブを仕掛けてきた。
避けれるんだが避ければ後ろの女の子が危険だろうからここは我が身に宿るパゥワーの力を使うことにしよう。
俺は大きく口を開け口内からパゥワーをレーザー状に蜘蛛にむけて放つ、飛び上がった蜘蛛は身をそらすことが出来ず哀れ爆発四散。
蜘蛛のことはこれでどうにかなったが俺にはもう一つ問題がある、それはこの後ろの女の子もとい俺のことをガン見している少女である。
どうしたものか…言葉が通じるかわからんが一応話してみるか…
「怪我はないか?」
「えぇ、ないわ」
「そうか、ならゆっくり後ろを向いてそのまま真っ直ぐ進めそうして人間の街に帰れ」
実は言葉が通じたことにちょっと感動している。
「…それは出来ない」
「なぜだ?この森はさっきの蜘蛛同様人間を襲う奴らがわんさかいるんだぞ?」
「…それでも帰るわけにはいかない」
「…わかったそれなら帰れとは言わない。だが俺のそばから離れるな」
「…!わかったわ」
この少女俺の姿見てあんまし怖がってない…ちょっと嬉しい。
同族でも未だに怖がる奴ばかりだというのに…
まぁ今日はこの子の護衛でもして過ごすか。
何度か強制シャットダウンされて消えました…
自動保存に最後になって気づく自分…
盛大なアホである…