永奈「ん?どうしたんですか、ミスチーさん」
ミスティア「さっき、さん付けしないで呼んだよね?」
永奈「あ、あれはとっさに言ってしまって…いや、でした?」
ミスティア「いやいや!?怒ってないよ!ただ、いつもそう呼んでくれたらなぁ…なんて思って…」
永奈「なら、今度からさん付けじゃなくてもいいん…ですか?」
ミスティア「もちろんだよ!私ももっと仲良くしてもいい?」
永奈「はい!嬉しいです!もっと、も~っと仲良くなりましょっ!」
ミスティア「私もそう言ってもらえると嬉しいよ帰ったら尻尾撫でてあげるよ!」
永奈「え?」
ルーミア「私も仲良くしたいから撫でてあげるよー、尻尾を重点的にねー」
永奈「え?…え?」
あの後、私は天照様と月夜見様の部屋に招かれた。
ルーミア達は部屋の外に待っとくように言われた、中であの時のことを詳しく月夜見様から説明を受けた。
司祭の独断により全てが行われていて既に罰を受けていることを教えられた。
「やはり、天照様は関与していなかったんですね…」
「私は司祭がそのような考えを持っていることに気づけませんでした…私は全てを見通せると豪語していたのに私を慕う者の考えすら見抜くことを出来なかった…」
「そんな、天照様は悪くないよ!天照様は信用していたからこそ見抜くことが出来なかった、いや、心を覗き見ることをしなかった。
人のことを心から信用する事の出来る、清き心の持ち主だから。
…それに比べ私は、自分のことを棚に上げ人を恨み続けた…醜い、とても醜い心の持ち主…穢れ、そのものです…」
「永奈!お前がなんと言おうとお前は私の妹だ!話はせんz「黙りなさい、月夜見」…はい」
「…えぇと、その、なんだか月夜見様の様子が少し、その~、おかしな気がするんですが…」
「…これは、仕方のないことなのです、私達は月に人を移住させたあと、私の父であるイザナギにより天界への召還命令が下されました。
なので、この場にいる私達は現代の人、神の思いや信仰により形作られている者、いわば思念体の状態、月夜見は…その、昔で言うシスコンのような感情が強いと思われているらしく…」
「そこから先は、なんとなくわかりました…」
「理解が早くて助かるわ」
「すまなかった…お前をすぐにでも探しに行きたかったんだが…そういわけだったんだ…
許してくれ、永奈」ナミダホロリ
「え、と、月夜見様私はもう恨んでませんから、その、離してもらっていいですか?抱き上げられてると、話が頭に入って来ないというか、なんというか…」
「もう、絶対に離すもんk「離しなさい」…はい」
「…ふぅ、天照様達にも色々とあったんですね、私は今もみんなの、想司のことを考えてくよくよして…」
「あ、そうそう、守護隊長の想司さんのことを言うのを忘れてたわ」
「そ、想司に何かあったんですか!?
あ、もう死んでるのか…」
「そう!彼ったら死んだ後ヒドかったんだから…私があの時代の人間を管理してたんだから天界にいったら大目玉よぉ!
まったく、誰かさんのせいで彼ったら『また同じ世界に蘇らせろ!』だの『また同じ姿で転生させろ!』だの能力使って冥界で大騒ぎだったらしいのよぉ!
ほんと、こっちの身にもなってもらいたいわ…」
「…そ、想司はどうなったんですか?
ま、まさか、騒いだから世界から外した…とか、ないですよね…?」
「世界から外したりしないわ、私がさせない、みんな私の大切な人達なんだから、まぁ、一部にはキツい罰を与えましたけどね」フフフ
よかった…もう、会えないわけじゃないんだ…ただ、姿が変わるのは見つけるのが大変そうだな…
「ああ!言い忘れてたけど、彼、姿も変わらずに転成するわよ」
「え?それは、本当ですか…」
「えぇ、そのかわり冥界の一部を管理する仕事を向こうにいる間請け負うことになりましたけどね。
これで、転生したら、愛する人を探すときも簡単ね」フフフ
「な、なんでそのことを///
あー!心読みましたね!天照様ぁ!」
「あなたの心の声は大きすぎるのよ、それに彼の話をすると尻尾をブンブン振り過ぎよ」
しまった!天照様は心を見透かせるんだった!尻尾は…しょうがないね。
…さっきから月夜見様が私のお尻の方を見ていたのはそのためか…
「月夜見」
「っ!どうしました、姉上?」
「わかってるわね?」
「…はい」
この雰囲気も楽しいなぁ…
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私達が楽しく談笑していると
バタンッ「永奈!妖怪達が撤退を始めたって!」
「え?ミスチーそれはほんと?」
「うん、なんでも神の大軍がこちらに向かってるらしい、多分諏訪に行ってた奴らだよ!」
「わわ!ど、どうしよう…」
「永奈」
「あ、天照様…」
「もしかしたら、今日でお別れかも知れないわね…」
「そんなこと言っちゃいやですよ…」
「あなたもわかっているのでしょう、誰にでも別れは必ずある、悲しむな、とは言わないわ。
ただ、お別れするなら私は笑顔でお別れしたいわ」
「天照様…」
「永奈、悲しいときは月を見ろ、私が側にいる、立ち止まったときは太陽を見ろ、姉上が側にいる、私達はいつでも側にいるぞ」
「月夜見様、今度は、抱きつかないんですね…」
「最後くらい、カッコいい兄でいたいからな!」
「…2人とも大好きです、また、いつか、あえたなら、いっぱい、いーっぱい、お話、しましょうね」
「おう!」「ええ」
「それじゃあ、いってきます!!」
勢いよく外に飛び出す。
もう、後ろは振り向かない、前だけを向いて飛ぶ。
いつか、また、あえるよね?
次回で大和編も最終回になります!
月夜見さんはシスコンです。