東方狼人間   作:四季折々

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永奈「~~~♪」

うさうさうさうさうさ

永奈「ん?」

うさうさうさうさうさ

永奈「どこから…」

うさうさうさうさうさ

永奈「これは、森の声…?」

うさうさうs…違います。鳴き声です。

永奈「しゃべっt…え?」


竹の子物語編
迷ったと思わなければ迷子じゃない!


話をしましょう。

あれは今から36万…いや、1万4000年前だったか、まあいい、私にとってはつい1週間前の話です。

 

『永奈、旅にでるの?』

『うん、私は世界を見て回りたいの、自分の力のみでこの世界を生きてみたいんだ!』

『…本気、みたいだね。わかった、それならあたいは止めないよ』

『うん、私もチルノちゃんと同じだよ。永奈ちゃんが決めたことなら止めないよ。

…だけど、必ず、帰ってきてね。いつまでも待ってるから』

『もちろんだよ!必ず帰ってくる、その時はお土産をいっぱい持ってくるよ!』

『お土産かー、食べ物がいいのかー』

『帰ってきたら今作ってるお酒飲ましてあげるからね』

『わ、私も、みんなと一緒に待ってますから!』

『うん!それじゃ、行ってきます!』

 

地上に出てきてから私は素晴らしい友達に出会えた。

優しくて、暖かくて、頼りになって、そして一緒にいて楽しい友達。

別れたくはない…でも、それでも、私は旅にでる。世界を見たい、見て回りたい!

妖怪は欲望に忠実なんだから、しょうがないね。

そんな感じで私は旅に出た。

川を越え山を越え、時には人里によったりもした。

今ではある程度妖力を操れるから抑えるのも簡単だった、妖力を抑えたら尻尾や耳も無くなるので人里に行っても妖怪だと思われない。

まぁ、そんなことはどうでもいい、重要なのは今である、ナウである。

 

「あ、あれぇ?おかしいなぁ…ここ、さっきも通ったような…」

 

今、私がいるのは人里の近くにあった竹林である。

なんでも、この竹林では絶品の筍が採れるらしい…行くしかあるまい。

だけど、迂闊だった…筍は見つけたもののこの竹林は竹が急速成長している、上を覆われているためろくに飛べもしない…

吹き飛ばしちゃってもいいかな……

 

「まぁ、物騒なことはよそう…人里の近くだからもしものことを考えなくちゃ…」

 

人里が近くにあるということは少しでも力を解放するとバレてしまうということ。

バレたら面倒です、非常に。

 

「こんな時こその便利アイテム“私の手の上には方位磁石がある”

そうそう、こうグルグルずっと回ってるから方角もわかるんだよね!…ってわかるわけないよ!

うー、困ったなぁ、磁場がおかしくなってると使えないんだよね…」

 

流石に困りました…竹林じゃ火も焚けないから筍食べられないよ…

……あ、生でも美味しい

 

「あんた、こんな所でなに筍食べてるうさ…?」

「?コリコリ、ゴクン。…あなたは誰?」

「私はてゐって名前、あんたは何者?人じゃ…ないうさね?」

「ん~?その風貌、妖怪?私も妖怪だよ!永奈っていうの!」

「妖怪?そっかそっか、永奈は妖怪か!それなら、ついてくるといいうさ!」

「案内してくれるの?ありがとー!」

「…その山のような筍は担いでいくうさね」

「美味しいよ?」

 

てゐの後をついて行く。

 

「…っ?なにこr、きゃあっ!」

「……ウササ、宙吊りになっても筍離さないって凄いうさ!」

「ちょ、ちょっとどういうことですか!狙いはなんですか!

はっ!さては、あなたも筍を狙ってるんですね!こんな事したって譲りませんよ!欲しいなら口で言ってください!」

「……別に筍が欲しい訳じゃないうさ、あんたは怪しい、人間にしては霊力が微かにも感じられないし、妖怪にしても妖力を感じられない。

いったい何者うさ?」

「え?妖怪ですよ、妖怪。

い、今妖力解放するからこの縄ほどいてください」

「信用できないうさ、みんな!こいつを調べるうさ」

うさうさ、うさうさうさうさ、うさうさうさうさ

 

てゐのにより多くのうさぎが出てきた。

ここは、うさぎ天国…?

縄で両手両足をキツく縛られゆっくり地面に降ろされる

 

「まぁ、酷いことはしないうさ、ちょっと調べるだけうさ」

「あ、あぁ…ふわふわのうさぎに囲まれて…あ、おなかの上乗ってきた…ん?耳元まできてどうしたの?ウクク、そんなに耳舐められたら…ククク、くすぐったいよ!」

「…楽しんでもらってるようでよかったうさ。

そういうつもりは一切なかったけど、まぁあんたに危険が無いことはわかったうさ」

 

少しだけ妖力を解放する

 

「こ、これで信じてもらえる…」

「あ、うん。永奈が妖怪だというのは信用するうさ。

竹林には何の目的で…って筍だったうさね」

「うん!ここには絶品の筍があるって聞いて来たんだよ!

…ちょっとだけ帰り道がわからなくて迷ってたかもしれないけど」

「永奈のはちょっとじゃないうさ…私は永奈が筍掘ってるところからずっと見ていたうさ。

どういうことかわかるうさね?」

「……凄く迷ってました、迷いすぎてお腹がすいて筍を洗わずにカジってました…。」

「まぁ、そんなことはどうでもいいうさ。

迷ってるようなら家にくるうさ?この子達も永奈のこと気に入ったよううさよ」

「いいんですか!連れてってください!」

「……永奈は絶対騙されやすいうさ」




うさ、うさうさうさ。
うさ?うさうさうさ、うささささ!

なに言ってるかわかりませんか?私もです。
うさうさ口調はどこに入れればいいのかわかりません…
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