永奈「えぇと、帰っては…いない、かな?」
てゐ「いきなり帰ったら怪しまれるんじゃないうさ?
妖力を隠したらただの少女うさよ?」
永奈「大丈夫なんじゃないかな?旅をしてるって前提だし…」
てゐ「竹林に入って帰ってこなくなった少女うさよ?」
永奈「……自力で帰れなかったから、しょうがないよ…」
てゐ「……そうだったうさね」
「※○△○※※○△」
「…なに言ってるのかわかんないなぁ…あ!“私はうさぎちゃんの言葉がわかる”」
「うちが見たのはじいちゃんうさ!いつも竹を切ってるじいちゃんうさ!」
「うん、じいちゃんなのはわかったよ。
その人の家の場所わかる?」
「イエってなにうさ?うち、イエってわからないうさ」
「あ~、いつもおじいちゃんはどこに帰ってるの?」
「それならわかるうさ!ついてくるうさ!」
「うん!道案内お願いね!」
「ミチアンナイ?とにかくおいでうさ!」
急いでうさぎちゃんについて行く。
このうさぎちゃんは最初に出会ったうさぎちゃんよりも随分と小さいサイズのうさぎちゃんです。
部屋に持ち帰ったらてゐにまた怒られるかな?
ま、まぁ、今はそんなことどうでもいいか、今は竹から生まれた子供のところに行かないと。
竹から生まれた子供……昔、どこかでそんなお話を聞いた気がする。
遠い、遥か昔。今では思い出せない前世の話……なのかな?
ま、いっか!前世は前世、今は今、思い出せないならそれでいいや!
「こっち!こっちうさ!」ピョンピョン
「はーい!よく迷わないね…」タッタッタッ
うさぎちゃんの後ろを走ってついて行くと目の前に光が見えてくる…
私では見つけられなかった光、脱出する事の出来なかった竹林を抜け出す。
……よし、この竹林を迷いの竹林と命名しよう。帰ったらてゐに相談しよう、そうしよう。
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「さて、家の前には着いたけど……」
ふむ…どうやって妖力抑えるんだっけ……
うさぎちゃんは帰っちゃったしなぁ…
どうしよう…
「おんや?お嬢ちゃん、私の家になんかようかね?」
「ふぁ!あ、えと、お婆ちゃん、私は別に怪しい者じゃないですよ?」
「ふぇっふぇっ、そんなのお前さんを見たらわかるわい」
「え?そ、そうなんですか…」
「あぁそうさね、家にでも上がっていくかい?」
「あ、はい!お邪魔していきます!」
「ふぇっふぇっふぇっ」
んん?尻尾とか耳とき出てるはずなのに……
妖怪とか見たことないのかなあ…
う~ん…ま、入れてくれるならいい…かな?
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「や~い、爺さんや今帰ったよぉ」
「おぉ、婆さんや帰ってきたかい、輝夜なら奥で遊んどるよ。
っ!婆さん、隣の子はどうしたんじゃ?」
「あ~、この子かい?家の前で困ってたようだから連れてきたんよぉ。
悪い子じゃなさそうだから安心してくんろぉ」
「あ、ええと、永奈って言います!ちょっとご用があってお家まで来ました」
「ん?用があるんかい?それはワシか?それとも…輝夜かい?」
「え、と、それは…」
「爺さんやこの子は悪い子じゃないんだから、信用してあげましょうよ」
「……婆さんが言うならそれも、そうだな。
輝夜に用があるんじゃろ?隣の部屋じゃ、襖はゆっくり開けるようにしてくんろ」
「は、はい!ありがとうございます、お爺ちゃん、お婆ちゃん!」
よくわかんないけど会わせてもらえるようで良かった~。
竹から生まれた子供は輝夜って言うんだね。
ただの子供ならいいんだけどね…
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「いいから!はやくあそぶわよ!」
……どうして、こうなった?
おかしいよ…この子生まれてまだ数日しかたってないはずでしょ?
なんで5,6歳くらいの見ためしてるの?
しかも、霊力が宿ってるから人ではあるし…
……聞いてみるのが早いかな?
「ね、ねぇ?輝夜ちゃん?今いくつなのかな?」
「なによいきなり?そんなのかんけいないわよ。
あなたはわたしとあそべばいいの!じゃないとおじいさんたちにようかいだってばらすわよ!」
「いや、ばれてると思うからいいけど…」
う~ん、気にしないほうがいいのかな?
気になるけど、妖怪じゃないだけいいか。
……いいのかな?う~ん…
すいません…
全部クリスマスが悪いんです、やつのせいで仕事が片付かなかったんです…
クリスマス…クリスマスの、せいなんです…