あれから2時間くらい歩いている今でこそ俺は全然疲れないが人間はそうとはいかない、この少女は多少なり体力があるようだが今にも息が荒くなってきている。
…俺は少女の服を口で軽く挟み背中に乗れるように持ち上げる。
「…優しいのね」
「森の中の地形は荒いからな人間にはキツいだろう?」
「どうしてあなたは他の妖怪と違って人間を襲わないの?」
「妖怪?俺は妖怪なのか?」
「あら?違うのかしら?でもさっきの口から出したレーザーは妖力によるものではないの?」
「あぁ、この力は妖力っていうのかわからずに使っていたからな」
「…そうなんだ、でも妖怪なら人間が美味しそうに見えたりするものではないの?さっきの蜘蛛みたいに」
「そーなのか?俺からはちびっこい女の子にしか見えなかったがな」
「ちびっこいとは失礼ね私の名前は永琳っていうのよ?あなたは?」
「名前…特にない…かな?」
「え?ないの?」
「そうだな」
「じゃあ同族とかからなんて呼ばれてるのよ」
「ボスか頭領、たまに姉御とか言われてるな」
「あなた雌なの?」
「そうだな」
「全然わからなかったわ…喋り方が男の人みたいだったし…」
「まぁ同族以外からはそうだろうな。同族の奴らは匂いでわかるとか言ってたけどな」
「そうなの…なら“永奈”なんてどうかしら?」
「…名前の意味とかあるのか?」
「特にないわね、強いていうなら私の名前から一字入れたかっただけね」
「…まぁそれでいいや」
「…案外あっさりした性格ね」
「そういう性分なのさ」
そんなわけで俺にも名前が出来ました!
永奈という名前ができたよ!
なんだか名前貰ってから妖力が高まった気がする…
「ところで永琳一つ聞きたいんだけど」
「どうしたの?」
「森にきた目的忘れてない?」
「あ、忘れてた…」
永琳は口調こそ大人のようだけどやはり中身は幼い子なのかな?
まぁペットとか出来たとき名前考えるの楽しいしね、しょうがないね。
…ペット?
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そんなこんなで永琳の目的だった薬草集めは日が沈む前に終わった。
俺もついでに美味しそうな木の実やら野菜のようなものなんかを食いながら一緒に探した。
まぁ、永琳が「そんなに野菜食べたいなら今度持ってきてあげる」とか言ってくれた。
まぁ野菜好きっていうより最近は肉ばかり食ってたから野菜食べたくなってただけだけどね。
まぁ、貰えるなら頂くけど。
それからも永琳を背に乗せウロウロしたあと最初の森の出口まで連れて行き、今度からは大人と一緒においでよ、と言って別れた。
なんだか最後は少し悲しそうな顔をしていたような気がするけど気のせいだよね?
書きたいネタがいっぱいあったはずなのになかなか書けない…
まぁ今後は主人公の名前は永奈で決定ですのでよろしくお願いします!