永奈「どうしたの輝夜ちゃん?」
輝夜「私って罪な女、ねぇ」
永奈「まぁ、その罪の罰で地上に居るわけだしね」
輝夜「そういう事じゃないわよ、美人過ぎるってこと」
永奈「輝夜ちゃんは綺麗で言葉使いも丁寧で他人への配慮もできて頭もいいからね。
私が男なら間違いなく好きになってたよ」
輝夜「……そ、そこまで言われると…照れるわね…」
永奈「ふふ」ニヤリ
夜空を見上げると綺麗なお月様があった。
いくら手を伸ばしても触れることは出来ない、いくら手で覆っても、月を隠しきることは出来ない。
月夜見様は月夜は側にいると言った、だけど私には感じることができない。
……また、会いたいな…。
私は、手に持ったお酒を一気に飲み干す。
「……ふぅ、あー月見酒って初めてしてみたけど、いいね~」
私は、藤原邸の縁側で1人月見酒を楽しんでいます。
みんなで騒いで飲むのも好きだけどこういうのもたまにはいいね。
「んぐ、んぐ…ぷはぁ、お酒って美味しいな~♪」
「なんだ、永奈は酒が飲めるのか」
「ん?あ、不比等さま~」
「…そこそこ、まわってるようだな」
「えへへ~」
不比等が永奈を見かけた頃には既に2つの空になった徳利が足下に転がっていた。
「もう、こんなに飲んだのか…ん?これは…どこから持ってきたんだ?」
「さぁ?どこだと思います?不比等さま」
「…家の酒蔵か」
「せーいかいでーす!なら、ご褒美を…なにがいいですか?」
「……おいで」
「はーい」
「…今日はお父さんと一緒に寝ようか」
「わーい!不比等さまだいすきー!」ダキツキ
「ぐふ、ぐふふ、それじゃあ私の寝室に行こうか」
「父上様」
「っ!も、妹紅ちゃん?ど、どうしてこんな時間まで起きてるのかな?」
「父上様こそ何をしていらっしゃるのですか?」
「そ、それは、勝手に人のお酒飲んだから朝まで私の部屋でお仕置きを…」
「寝てる子に対してお仕置きですか…それは、さぞかし静かなお仕置きなんですね?」
「zzz」
「なん…だと……妹紅も一緒に寝るか?」
「はい、父上様♪」
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朝
私は、目覚めると何故か不比等様と妹紅に挟まれて寝ていた。
…昨日なにかしたっけ…?
「…ふわぁ、よく寝た~」
「あ、おはよう妹紅」
「おはよ~永奈」
「ねぇ、私なんで挟まれて寝てたのか知ってる?」
「暖かいでしょ?」
「え?」
「暖かかったでしょ?」
「え、まぁ、はい」
「そういうことよ」
私が挟まれてたのは暖かかったかららしい、深くは追求しない、聞いたらいけない気がするから。
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「それじゃあ、妹紅いこっか」
「うん?2人でどこに行くんだ?甘味でも食いに行くのか?」
「違いますよ父上様、今から永奈のお友達の輝夜さんの所に行くんです」
「そうか…なら私も行こうかな、今日は仕事が無いからな」
「で、でも父上様、私と外を出歩いては行けないのでは?」
「妹紅も自分の身を守れるくらいには成長したからな、丁度いい頃合いだろ」
「な、ならお兄様達と外を出歩くのは…」
「ああ、明日から許可しよう」
「やったー!」
「?妹紅は武智麻呂様達と出歩いたらダメだったのですか?」
「この子はまだ小さかったからな…今までは我が家の隠し子として扱ってきた、だから最初はお主にも自分の名を名乗れなかったのだ」
「そうだったんですか…よかったね妹紅!」
「うん!」
こうして、私と妹紅、それから不比等様の3人で輝夜ちゃんの所に行くことになりました。
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…おかしい
輝夜ちゃんの家に向かう私達の前には長蛇の列ができていた、なにか輝夜ちゃんの家であったのかな?
「ちょっと私、先に家を見てきます」
「お、おい並ばなくてよいのか?」
「並んでてくださーい!」
「まったく、永奈はせっかちだなー妹紅……あれ?妹紅?」
「父上様ー!私も行ってきまーす!」
「あ…1人ぼっちになっちゃった…ぐすん」
永奈が家の近くまでつくと門の前に武装した男性が2人立っているのが見える
「えーなー!なにかあった?」
「…武装した人が門の前にいる」
「中でなにかあったのかな?その人達に聞いて見ようよ!」
「………やだ」
「え!?なんで!?」
「あの人達機嫌が悪そう、近づいたら怒鳴られる、怒ってる男の人、私、嫌い」
「そ、そうなんだ。じゃあどうする?」
「裏に入り口あるからそっちから行こっか。
あの形の入り口は私と輝夜ちゃんぐらいしか開け方は知らないから」
「へ~、そんなのあったんだ。じゃあ行こう!」
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「あ、あれ?永奈、この裏門開かないよ」
「これの開け方はね、この取っ手を捻りながら押すと簡単に開くんだよ」
「な、なにこれ!すごーい!こんなの初めて見たよ!」
「……この感じが輝夜ちゃんが言ってた時代を加速させる感じか…
ちょっと…いいかも…」
私達は裏門からはいり輝夜ちゃんのへやに向かう。
道中になんどか武装した人に出会いそうになったけど、そこは自前の耳でなんなく回避する。
コンコン
「輝夜ちゃーんいるー?」
「……永奈?入っていいわよ」
「お邪魔しまーす」
「し、失礼します」
「今日は妹紅も来たのね、早速遊ぼうって言いたいところだけど今はそれどころじゃないのよね…」
「やっぱり、外の人集りとなにか関係あるの?」
「そうなのよ…」
「輝夜さん、あれはなんの集まりなの?」
「………わたし」
「「え?」」
「あれは、私への求婚か珍しいもの見たさで集まってるのよ…。
ほんと、いい迷惑よ…」
求婚…か、確かに輝夜ちゃんは可愛いけどあの多さは異常だよね…恐らく、お爺ちゃん達の財産が目当てとかそんなところなのかな?
お金が大切だって言うのはわかるけどそのために輝夜ちゃんを利用するっていうのは許せないな…。
「永奈、なに考えてるのかわからないけど私は大丈夫よ、どうせ結婚する気なんてないんだし」
「…それもそうだね、決めるのは輝夜ちゃんだもんね」
「な、なんのことだかわからないけど輝夜さんが困るようなことがあったら言ってください!
私達は友達なんですから、力を貸しますよ!」
「ふふ、ありがと。それじゃあちょっと行ってくるね。」
「ん?どこいくの?」
「何人かお偉いさんが来てるみたいだからね、お爺さん達の為に行ってくるわ」
「そうなんだ…いってらっしゃい輝夜ちゃん」
「いってきます!」
投稿が遅れてすみませんでした!!!!
体調を崩してしまいろくに筆が進まないというか指が進まなかったというか……
今では体調も万全になったので遅れた分を頑張って投稿します。