まぁ、中身が男なんですけどね…
俺の体を光が覆った。
また、死の恐怖を味わうのかと思う震えてくる。
しょうがないじゃないかあの怖さは体験した人にしか理解できないんだからな、まぁ体験したら死んじゃうんだけどね。
そんな事を考えて気を紛らわそうとしていると周りの光が消えた。
そして目の前にはあの偉そうな能力使いのおっさんが鏡を持ってニヤニヤしていた。
「おーっと、これは当たりみたいだなぁ」
「隊長本当にするんですか?」
「なにをビビってやがるこんな上玉そうそうに捨てるのは勿体ねぇってやつだ」
「しかし…」
「ハッ!これだから新人は!偶にはこういう遊びもいれないとストレスでパンクしちまうぞぉ。
ほれ妖怪、自分の姿を見てみぃ」
そうやって隊長と呼ばれる奴は鏡を俺に近づける。
鏡を恐る恐る覗いてみるとそこには明るい茶髪のショートヘアーに頭にはモフモフしてそうな耳をつけた12才くらいの美少女がいた。
「な、なんだこれ?」
「それが今のお主の姿よ妖力も今までの半分くらいしか出ないであろう?」
「あれ、そう言われれば」
今の状態ではなかなか力がわかない…
「さぁ、なにをして遊ぶかのぉ」
そう言って奴は近づいてくる
「や、やめろ、近づいてくるな!」
そう言って俺は後退りする。
「そそるのぉ、その怯えた表情に畏れている仕草、壊してみたくなるわい」
「く、くるな!」
そう言って周りをみると2、3人ニヤニヤしてみているだけで残りの奴らは悲しい表情を浮かべているか俯いてしまっている、先ほど反論していた新人も今は悔しそうな表情をしている。
「なーに、怖いのは最初だけさあとはお主からすがってくるわい」
「た、助けて永琳…」
そう小さく呟いた瞬間目の前の男の手に矢が刺さる。
「ぐぉぉ、いてえ誰だぁわしの手を撃ったのわ」
「そういうのはあなたが何をしているのか考えてからいうのね」
俺の後ろから厳しくも優しさを帯びた声が聞こえた。
その声はたった一言でその場に居た者達を強ばらせた。
「大丈夫?永奈?」
「え、えーりぃん」
安心のあまり俺の目から大粒の涙がでる、怖かったんだものしょうがないね。
「あなた達は私のペットになんてことをしてくれるの?
こんなに怯えきってしまうほどに恐怖を与えてあなた達は何がしたいのよ」
「ペット?」
「お、お言葉ですが八意様そやつは妖怪ですぞそのような者をペットなどとツクヨミ様が許していただける筈がありません。」
「あら?上の者には既に許可を取ってあるわ。それでもまだ反論があるかしら?」
「…申し訳ありませんでした!新人の私が昨日八意様が狼の妖怪に森に連れ去られたと勘違いして報告したばかりにこのようなことになって…」
「そのようなことは構わないわ私が聞きたいのは隊長のあなたよ。
弱体化させたあげくこんなにかわいらしい姿にしていったいナニをする気だったのかしら?」
「そ、それは」
「“問答無用”あなたはこの言葉好きだったわよね?あなたはクビよ」
「!八意様どうかそれだけはお許しを!」
「さぁ、永奈街に行きましょうか貴女のことを紹介しないといけないからね」
「…そうですね」
俺は展開が読めない…気づいたら美少女だしペットだし隊長さんが騒いでてうるさいし永琳なんか怖いし。
まぁ唯一の救いはこの姿でも服を初めから着ていたことかな、生まれたままの姿ならR-18展開になってただろうに…
これからどうなるのかなぁ…はぁ
なんか永奈が可哀想だったけど手が止まらなかった
止まらなかった…