本当に駄文ですが少しでも楽しんでくれたら幸いです。
「敵ネイバー射程距離に入りました」
「鬼怒田開発室長」
「分かっとる。すでに冬島、ステイゴールドくんと組んで対策済みだわい。ワシとて解明しきれていない未知の技術を使うのは気が引けるが、、、ジャーニーくんきってのお願いだからな」
ドリームジャーニー遠征支援課部長からプレゼンされた試作防衛装置は2つ。その一つを使う。
ボーダ本部の四隅の外壁が開きそこからミサイルポッドが顔を出す。
そこから打ち出される無数の筒状のミサイルが発射される。
その数56発
打ち出されたミサイルはトリオン兵の上空で分解、中に仕込まれていた圧縮キューブが空中にばら撒かれる。
キューブは光り輝きネイバーの直上に落下。
瞬間。
ドュゥンンンンンン!!!!
幾重もの閃光と爆音。ボーダー本部を揺らすほどの爆撃がネイバーに降り注ぐ。
乱雑に放たれたそれは、敵トリオン兵の半数を撃滅する。
「す、凄まじい威力だ」
「か、彼女達は戦争でも始める気かね」
「ステイゴールドくんが開発した。広範囲撃滅用メテオライト。ゴールドステイツのメンバーのトリオンで作った臨界点ギリギリのメテオラキューブをありったけ詰め込んどる。試験段階の代物だからの、威力調整にまでは手が回っとらん」
現実兵器で言えばクラスター弾のメテオラバージョンだ。
「敵、追加のトリオン兵を確認、その数150!」
「試作段階で数は今ので打ち止めじゃわい」
「だが、部隊が追いついた」
最初の倍程のトリオン兵の波の前に一人の狂犬が立ちはだかる。
「『匂い』がすると思い来てみれば大当たりであります。ゴールドステイツただいま現着であります!『トリガーoverlap』」
突進してくるモールモッドのブレードが振るわれる前にそのコアにガントレットが突き立てられる。
ひしゃげた体はそのパンチの威力だけでモールモッドを撃破する。恐ろしいまでの剛力。
続けざまに襲い来るその全てをそのガントレットでもって叩き伏せる。
回避やシールドなど不要。それほどまでに彼女の卓越した回避能力と俊敏性はモールモッド程度では捉えきれない。
「さぁ、行くでありますよ!」
フェノーメノは押し寄せるトリオン兵に向かって走り出す。
*
「フェノーメノ隊員が戦闘を開始」
「彼女は鼻が利く、合流するよりも単騎での運用で構わない。それよりも他の部隊の合流を急げ。各隊は連携して防衛に当たるんだ。それとナカヤマ隊員、準備はどうだ」
『こちらナカヤマ。狙撃ポイントに到着』
ボーダー本部直上。散らばっていくトリオン兵を一瞥できる位置にアイビスを構える一人の少女。
ニット帽から飛び出すウマ耳と首から下げられたサイコロのペンダントが光り輝く。胸元にはスミレの花が施されたロングコートが風に煽らる。
A級番外部隊
ゴールドステイツ所属。
『曲芸師ナカヤマフェスタ』
『ナカヤマ隊員には全部隊の援護をお願いしたい』
「ナカヤマ了解。『トリガーoverlap』」
スコープから覗く。瞳は今もC級隊員に迫るモールモッドに向けられている。
深く深呼吸をして思考は徐々に沈んでいく。周りの音が消え標的と自分だけの世界に落ちていく。
モールモッドの背中に標準を合わせ引き金を引く。
発射された弾丸はそのままモールモッドの背中に吸い込まれる直前、薄氷の板が出現し弾丸が吸い込まれる。まるでグラスホッパーのようなその板は弾丸の威力を殺すことなく反射される形で角度を変えられたそれは、その先にも出現している薄氷の板に跳ね返りモールモッドのコアを的確に撃ち抜く。
ステイゴールド作
装具
「次、」
一つ
「次、、」
また一つとトリオン兵のコアを撃ち抜いていく。
まるで、最初から狙っていたかのように散らばっていく全ての方角に瞬時にアイビスの標準を合わせ撃ち抜いていく。
ナカヤマフェスタに死角は存在しない。元々彼女の狙撃は安定性が高いのも相まって、例え標的が建物の裏であろうと彼女の目に映っていなかったとしても反射鏡を通じて視界を共有する事で的確な狙撃が可能。
トリオン消費が少なく、設置数に上限がない。
あらゆる戦闘区画の上空に反射鏡を設置する事で的確に迅速な援護射撃を成立させている。
「流石に量が膨大でヒリついてきやがる。早く帰ってこいよ王様」
そうして、また引き金を引く。
*
「む、」
バムスターを破壊したフェノーメノはその先に進むのを躊躇する。
感じた。いや、『匂う』(感じた)彼女は亀裂の入ったバムスターを見る。
直後、バムスターの装甲を破り人型に近いトリオン兵が出てくる。
「ん、、強いでありますな」
少し軽くジャンプをする。
相手は未知のトリオン兵、出し惜しみはしない。
フェノーメノのが前傾姿勢をとり一歩を踏み出した時、彼女は姿を消した。
脇腹に向けて振り抜かれる右腕の徹甲装。
それを既のところで巨大な腕がガードする。
ドゴォオオオオオオン!
少し多めに注ぎ込まれたトリオンがトリオン兵の腕ごと吹き飛ばす勢いで爆発する。
煙幕と粉塵が巻き上がりトリオン兵とフェノーメノを包み込む。
「硬い!」
直後、回避行動。
全身を吹き飛ばす勢いで込めたトリオンはその巨大な腕の半分を吹き飛ばすだけに留まり反対側の大腕がフェノーメノを捉えるように振るわれる。
「師匠!あれはなんでありますか!」
『捕獲用トリオン兵ラービットだ』
「その声は、レプリカさんでありますか」
『性能は別物だ。A級隊員であっても食われるぞ』
「なるほど、確かに!」
振り下ろされる剛腕を徹甲装のシールドをクロスして受けたフェノーメノの地面が2mほど陥没する。
「重いであります。でも!」
受け止めた腕を振り払いまだ使っていない左腕の徹甲装を振りかぶる。
「これでどうでありますか!!」
振り抜かれる拳がコア目掛けて放たれる。
ガチン!
とコアを守るように口が閉まると同時に下顎に向かって徹甲装が直撃する。
ドシュンンンン!
直撃した下顎からラービットの脳天に向かって一筋の穴が空く。コアが打ち抜かれたラービットはその機能を停止する。
「徹甲装はインパクトの性質を調整できるであります。今のは装甲が厚い敵専用パイルバンカーモードであります」
装甲板が開き左腕の排熱が始まる。
バムスターの装甲をを貫通するには通常効果では2、3発ぶち込まなくてはならない。それだとフェノーメノのトリオンでも連戦はキツくなる。
一撃で仕留めるには少しトリオンの消費は激しいが一点集中で仕留める他なかった。
「新型撃破であります!」
『メノ、君はそのまま遊撃を続け新型を片付けて欲しい』
「了解であります!」
また目の前に現れる3体のラービット。
「素早く片付けて市民の皆さんの安全を確保するであります!」
*
各地で撃破されていくトリオン兵。
今も各地に散らばされるように配置されたラービットも一体撃破された。
「玄界はまだ戦力の全てを見せていない、特に、、」
ウマ耳を生やした特殊なトリオン体をしている二人は要注意だ。
ラービットを撃破したあの装備は見るからにトリオン消費が激しい兵装だろう。
そう連発は出来ないだろうが問題は狙撃手の方だ。死角であっても一発でコアを撃ち抜く腕、特殊な反射板を使った弾道の変化。
この上なく厄介だ。
「玄界の猿相手に何をビビってやがる隊長さんよ」
「口を慎めエネドラ」
「あ?雑魚が、、」
「いやはや、玄界の戦士は些か強い者が多い。久方ぶりに腕がなりますな」
一触即発の空気は老人の声で止まる。
「もう少しの辛抱だ。全容を把握しきれてない以上もう少し様子を見る他ない」
*
「忍田本部長!すぐ部隊を回してください!このままでは街が!」
映し出されるマップにはそれぞれラービットに足止めをくらったB級隊員達をすり抜ける形で街へ進軍していく。
その数は決して少なくない。
「新型はA級が止める!B級は全部隊合同で防衛に当たらせる」
「しかし、、それでは、、」
ラービットが投入されたこの状況で下手に隊員を個別運用することはボーダーの戦力の低下を意味する。
それだけは避けなくてはならない以上、B級の全部隊合同で市街地の防衛は理にかなっている。
だが、しかしそれは同時に見捨てる地区が、出てくることも意味している。
「それでは、一箇所しか回れんのじゃないのかね?」
「その通り確実に一箇所ずつ排除していく」
「助けに行く地区の順番はどう決める?不満が出るぞ」
「いや、それには及ばない、、もう30分が立つ」
*
『数が多すぎる』
「でもここを通したら千佳たちが……!」
『B級隊員は全員集合の指示が出ている。ラービットに対して1箇所ずつの各個撃破に切り替えたようだ』
「一箇所ずつ!?じゃあ千佳達はどうなるんだ」
修の避難の指示が裏目に出た。スムーズに避難が進んだ千佳達は後に回される。
だがしかし迂闊に敵の作に乗ればボーダー隊員が捕まりこの先に、響く。揺さぶりをかけこちらに選択を強いる。
シンプルで強い策だ。
「クソ、、どうしたら、ッ!」
咄嗟の油断、思考に気を取られた瞬間に現れたラービットが飛びかかるように修を押し潰そうと迫る。
「くっ!盾モード」
その巨体が盾に触れようとした瞬間だった。
キィィィン!!
それは何とも甲高い音と共にラービットの巨体が盾の前で吊り下げられる形で静止していた。
今も自分自身を縛る何かを振りほどこうともがくラービットとは逆にキリキリとその捕縛を強めていく。
「動きすぎると壊れてしまいますよ」
おっとりとした口調が今も尚、なり続ける騒音の中はっきりと修の耳に聞こえる。
「ふふ、、よく頑張りましたね。もう大丈夫です安心なさってください」
後ろに手を組みラービットに背を向ける少女はウマ耳をピコピコと動かしながら修を見る。
「後はお任せ下さい」
微笑む彼女の顔は笑顔を浮かべているようで心底怒っているようなそんな雰囲気を身にまとっていた。
「うむ、、その足りぬ才でよくここまで耐えた。褒めて遣わす」
キン!!
黄金の光が先程までもがいていたラービットを通過する。
あれほど硬い装甲をもつラービットがズレるように真ん中からズレるとそのまま機能を停止する。
それでも止まらない黄金の光は後続から迫り来るトリオン兵を一瞬にして切り刻み壊滅させる。
六光の剣が舞い上がりそれぞれが独立した兵であるかの如く動き敵を駆逐する。
まさに威光、王の神器。
六光の剣は敵を撃滅した後、一人の少女の背後に戻る。まるで守護するかのように王としての輝きを放つがごとく。
それは凱旋だ。あらゆるものが畏怖しそして頭を垂れる。それほどまでの圧倒的オーラに修は後退る。
「これより知らしめる。余、自ら出向きこの光輝を持ってして。我が天上天下遍くを統べる王であると」
「そうだね。姉として精一杯サポートするよ」
「おらおら!どけどけぇ!どいつもこいつも鳩がグリーンピースくらった顔しやがって。豆腐は湯葉が美味しいだろうがよ!」
ここに、今ボーダー最強戦力が揃う。
「ゴールドステイツ現着。これより『駆除』を開始します」
初めて描いてますが、上手く書けない、、、。
頭の中を言語化できないもっとカッコイイはずなのに……
小説作ってる人達ってやっぱりおかしいですよ!
まぁ、とりあえず、行けるとこまで頑張ります