とある家族の異世界冒険記 コラボ編   作:堕落天使

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どうも、堕落天使です。

第2話でございます。まあチートがチートしてチートする話ですよ。


コラボ編3 第2話 因縁とチートと彼女らの信念

 

「よォ、元気そうだなァ...ギンガァ!」

 

「こいつがお前の因縁の敵かァ...」

 

「ふっざけんじゃないわよ...。ベリアルが二人って...洒落にならないわよ!」

 

 

あの爆炎から出て来たのはバスコと黒い体に赤いライン、そして両手にかぎ爪を持つウルトラマンみたいな奴が二人。

 

そういえばあの偽物、私と声結構似てるわね...偶然?

 

 

「ベリアル!?」

 

「それにバ、バ、バ......バスケか!」

 

 

その時、後ろからウルトラマンメビウスとモモタロスが憑依した春上さんが変身した仮面ライダー電王ソードフォームが来る。

 

でもモモタロス。バスケじゃなくてバスコよ?

 

 

「バスケって酷くない?」

 

「モモタロスさんですし...。諦めて下さい。侵略云々も」

 

「それは出来ないなぁ」

 

 

あのちっちゃい子...モモタロスを知っている?

 

あんたは知ってんの、モモタロス?

 

 

「知らねぇよ。あんなガキンチ」

 

《チョーイイネ、サンダー。サイコー!》

 

 

その時あの子は右手嵌められた指輪を腹の手を模したバックルにかざす。

 

すると上空に緑色の魔法陣が出現、そこからモモタロスめがけて雷が落ちる。

 

 

...って何やってんの!?

 

 

「いってえなぁ!ビリビリ来たぞ、クソガキ!」

 

「誰がごま粒未満のチビですか!」

 

『いや、誰もそこまでは言ってない!』

 

 

これには敵味方関係なしに突っ込みが飛んでくる。

 

あの子もしかして自意識過剰!?というかそこまでコンプレックスなの!?

 

 

「まあいいですよ...。美鳥さん、ベリアル任せていいですか?」

 

「私にベリアル2人ボコせと!?分身出来るあんたでしょ、そこ!」

 

「私は4人だけですよ!?美鳥さんは50人じゃないですか!」

 

「そうでしたー!!」

 

 

...何このコント...。

 

 

 

 

光の巨人の力を手に入れた欲望の女王。

 

そして勇気と海賊を手にした魔法使い。

 

彼女達が舞い降りる舞台は光と闇の総力を結集した混沌とした戦いの世界。

 

彼女達は異世界で戦っている知り合いを見て何を思うか...。

 

 

とある家族の異世界冒険記:コラボ編3

 

とある英雄の伝説大戦編

 

第2話「因縁とチートと彼女らの信念」

 

 

 

 

「さて...やりましょうか」

 

「そうね〜。あんたらも手伝いなさいな」

 

 

そんな感じなコントは終わりにして戦闘モードに移行。

 

まあいい感じに緊張も解せたでしょ。それと混乱した頭の整理時間も兼ねて...ね。

 

 

まさかメビウスとモモタロスがいるとは思わなかったわよ!この世界カオス過ぎない!?

 

 

「そうだなァ。こいつの実験には丁度いい」

 

「じゃあ俺は帰らせてもらおうか。

こいっつァ置き土産だ」

 

 

そう言ってこの世界のベリアルは銀色のオーラの中に消えてそしてベムスター、ベロクロン、オイルドリンカーが出現する。

 

にしても何故にオイルドリンカー?完全に浮いている...。

 

 

「どうすんのよ!?今巨大ロボろくに使えないじゃない!」

 

 

オーズがそれを見て叫んでいた。

 

 

え?巨大ロボがろくに使えない?つまりでっかい戦いでもあったの?

 

何それすごく見たい。出来れば設計図も欲しい。家で再現する為に。

 

 

「チッ、仕方ねぇ。一旦変身解くぞ!」

 

「僕も行きます!」

 

 

そう言って裏路地にモモタロスが行きすぐにウルトラマンコスモスが出現...ちょっと待てぇ!

 

モモタロス何の為に出てきたぁ!あれか!?バスケか!?バスケの為なのか!?

 

 

周りはそんな私の思い等知るはずもなく、メビウスは巨大化。

 

そして何処からかリドリアスまで現れて交戦開始。

 

 

まるで意味が分からんぞ!何だこのカオスわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

それは兎も角私の世界のベリアルが取り出したのはダークダミースパークと...それって!?

 

 

「ゼロ!?」

 

「知ってるんですの?」

 

「若き最強戦士、ウルトラマンゼロ。それにこの感じ...私の世界のスパークドールズ...!」

 

 

白黒の問いに答えて私はタトバ独特の構えを取る。

 

あの右手を前に出して左手を腰に置いて腰を下ろすスタイル。

 

 

これ、何というか自然にとっていたスタイルなんだよねぇ...。特に考えなんてない。

 

 

「何だ、分かってるじゃねェか。じゃあ分かるよなァ!」

 

《ダークライブ、ゼロダーク》

 

 

奴は闇に包まれたダークダミースパークをゼロのスパークドールズの左足裏の紋章に突き刺す。

 

するとゼロのスパークドールズが闇に包まれて黒ベースなカラーに赤の模様が入った姿に変貌。

 

 

「っ!?ウルトラマンが...」

 

「闇に...染まった...?」

 

 

でもまだゼロダークにならない...まさか!?

 

 

「その通りだァ!」

 

《ダークライブ、カイザーベリアル。

合体、ゼロダークネス》

 

 

そして闇に包まれてそれが晴れた時、奴の姿は変貌していた。

 

ゼロの見た目だけど黒ベースで赤い模様が入っている。

 

カラータイマーも紫に変わっていて額のビームランプは赤、目の色もベリアル準拠。

 

でも人サイズ。余裕の見せつけか?

 

 

「お前は...お前は何なんだ!」

 

「そうだなァ...前はギンガダークネスだったからなァ。今回はゼロダークネスとでもしておくかァ」

 

 

奴はフォーゼの問いに答えてゼロダークネスは軽く振り払う。

 

それだけで辺りに濃厚な闇のオーラが放たれる。

 

 

...チッ...。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「......けん.........い...よ......」

 

「ア゛?」

 

「ふっざけんじゃないわよ!

私の仲間の力を平然と使ってんじゃないわよ!気に入らない!!」

 

 

偽物のおーずがべりある...ぜろだーくねすに対して叫ぶ。

 

その勢いはまるでとうまがいつもみたいに説教する感じ...。

 

 

そんな偽物のおーずは何処からか紫色のコアメダルを取り出してベルトに乱暴に装填する。

 

 

「貴様は私が倒す。あの時の借りもあるしねぇ!」

 

《プテラ、トリケラ、ティラノ!プ・ト・ティラーノザウルース!》

 

 

そして腰のオースキャナーで読み取らせて変身する。

 

その姿はおーずの黒いのが銀色になっていてその上に恐竜みたいな紫色のアーマーが付いている異形の姿。

 

 

「ウォォォォォォォォォォォ!!!」

 

「何あのコンボ!?」

 

「恐...竜?」

 

 

変身した偽物は背中から翼、お尻からは尻尾を生やして強力な冷気と共に咆哮する。

 

その光景を見て短髪とひょうかが呟く。

 

 

ひょうかは兎も角同じおーずの短髪も知らないみたい。私も星の本棚で調べてみたけど鍵がかかってて調べる事が出来ない。

 

 

偽物のおーずは地面に手を打ち込んでその中から恐竜の頭みたいな斧を取り出して構える。

 

 

「行くぞォ!」

 

「グルァ!!」

 

 

ぜろだーくねすは素手で偽物のおーずと戦い始めた。

 

偽物のおーずの斧とぜろだーくねすの拳がぶつかって凄まじい衝撃波で呆然としていた私達はハッとする。

 

 

どうなってるの!?凄く因縁でもあるの!?

 

 

「私達も行くわよ!」

 

「おっと。君達は行かせないよ?」

 

 

助けようとした私達の前にばすこが立ち塞がってラッパにレンジャーキーをセットして吹く。

 

するとばすこの前に黒いキョウリュウジャーが出現する。全部で10人。さらにごーみんやすごーみんも沢山現れて、私達とばすこの前に立ち塞がる。

 

 

「さて、俺も頑張るかな」

 

 

ばすこも怪人体に変身して銃と剣を構える。

 

 

「邪魔しないで下さい!私達は貴方達に付き合っている暇はないんです!」

 

 

その時偽物のおーずと一緒にいた子が前に出て宣言する。

 

 

「じゃあ俺と付き合ってもらおうかな!」

 

 

そしてばすこはその子に向かって銃を連射。

 

周りの敵も私達に突っ込んでくる。

 

どうするの、これ!?

 

 

「取り敢えずこの場を切り抜けるぞ!」

 

《Hammer》

 

《Craw》

 

《Hammer On》

 

《Craw On》

 

「言われなくたって!」

 

《クワガタ、クジャク、チーター!》

 

 

とうまは右腕にアメジスト色の3つのかぎ爪、左腕に蜂蜜色のハンマーを装備して敵を殴り飛ばす。

 

短髪もクワガタみたいな緑色の頭の角から電撃を撒き散らしてゴーミンを蹴散らす。

 

 

「行くよ、インデックスちゃん!」

 

《うん!》

 

《Luna Joker》

 

 

私達も左側のメモリを黒いジョーカーメモリに変えてルナジョーカーにハーフチェンジ。

 

 

「《さぁ!あなたの罪を数えてください(るんだよ)!》」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

あれ?美鳥さんもしかして半暴走してます?

 

だとしたらかなりやばいですよ!?オマケにプトティラって...!いや、スーパータトバよりはマシですけど。

 

 

「よそ見している暇があるのか!」

 

「残念ながら大有りです!」

 

 

私はそう言いつつバスコのカリブレードをウィザーソードガンで下からすくい上げる様に弾いてその勢いで顎に向けて左足での蹴りを叩き込もうとする。

 

でも流石はライバルキャラ。それを咄嗟に下がって回避して左手に持ったカリブラスターを連射する。

 

それを私は右足を振り上げてその勢いと気合いで強引に体を上昇させて紙一重で回避して着地する。

 

 

「やる...ねぇ!」

 

「くっ!」

 

 

バスコは私の着地と同時に袈裟懸けに斬りかかって来る。

 

咄嗟にウィザーソードガンで受け止めるけど返しでウィザーソードガンが弾かれてしまう。

 

 

「残念だが終わりだ!」

 

「誰がですか」

 

 

でも振り下ろされるカリブレードが私を切り裂く前に奴の体に火花が走り奴は地面に転がる。

 

 

奴が吹き飛ばされた原因は私が右手を振りかざす様にして放った赤い魔力砲撃。

 

それは強力な熱を伴ってバスコを飲み込む...はずだけど赤いバリアで威力が減衰して吹き飛ばすに留まる。

 

そういえばバリアありましたねぇ。そんな脇設定すっかり忘れてましたよ。

 

 

「へぇ...もしかして人間やめてる?」

 

「人間って常識に縛られてたら守りたい物、守れませんしね」

 

 

思えば故郷が滅んで今の家族に出会って戦い続けて時に負けて死にかけて。でも最後には勝ってそして全てが終わったら異世界への果てしない旅が始まって。

 

それもこれも人に縛られてたら絶対途中で死んでいる物ばかり...。人として強くなるって...難しいですね。

 

 

「でもこれで守れるなら後悔はしませんよ」

 

「ふーん...君、一体何なの?」

 

 

そのセリフで来ましたか...。

 

としたらあの人のセリフで返すしかありませんよね。

 

 

「通りすがりの仮面ライダーです。覚えようが覚えなかろうがどうぞご自由に。

でも貴方は殺させてもらいます」

 

《ドライバーオン、プリーズ》

 

 

そしてベルトの手形のバックルにドライバーオンウィザードリングを嵌めた右手をかざしてドライバーを召喚する。

 

そして左手の指輪を水色でちょっと豪華仕様なウォータードラゴンリングに変えてウィザードライバーのバックルの私から見て右側のシフトレバーを下ろす。

 

 

《シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!...》

 

「変身!」

 

 

そしていつも通りの待機音は気にせず左手の指輪のバイザーを下ろしてバックルに翳す。

 

 

《ウォーター、ドラゴン》

 

 

すると私の前に青い魔法陣が出現する。

 

その魔法陣が私に近づいて私を通り過ぎると水の様な青い龍の幻影が私の周りを回り、水の様な魔力と共にドラゴンが弾けると私の姿が変化する。

 

 

《ザバザババシャーン、ザブンザブーン!》

 

 

いつものフレイムドラゴンの赤が青に変わった感じの見た目。

 

そして頭は雫みたいな菱形になって胸はフレイムドラゴンのクリスタル配置とはまた違う配置になっている。

 

 

そして何よりも...身長が伸びました!これぞ東映マジック!身長すら操作可能な永遠の謎です!!

 

 

...兎も角、私が変身したのは仮面ライダーウィザード、ウォータードラゴンスタイルです。

 

これは魔力の増幅率が高いので長期戦向きな水を司るドラゴン系フォームですね。

 

 

「あれは!?」

 

「あの時の確か...ウィザード!?」

 

 

あれ?知られてますね。私以外にこの世界にウィザードがいるという事でしょうか?

 

 

「へぇ、ウィザードだったんだ」

 

 

バスコも驚いた様な感じはしないけど一応驚いてくれた。

 

感謝?しませんよ、あんな奴に。

 

 

私は懐からリモコン状の機械、サウンドスピーカーシステムを取り出して操作、最後に音符のボタンを押して懐に仕舞う。

 

同時に周囲に滞空回線の技術を応用したスピーカーポッドがサウンドスピーカーシステムから吐かれた...筈です。

 

 

「やっぱりこの世界にもいるんですね。

さぁ、ショータイムです!」

 

《Sound System Standby 『Mystic Liquid』》

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

ウィザード...多分中の奴は前のとは違うけどその姿は紛れもなくあの時の仮面ライダーだった。

 

 

というか何だよこの音楽!どっから流れてんだよ!?

 

 

《コネクト、プリーズ》

 

 

ウィザードはバスコに向かいながら現れた魔法陣に腕を突っ込む。

 

すると落ちていた剣の近くに魔法陣が現れてそこに突っ込んだ腕が現れて剣を握って戻る。そして戻ってきた手にはちゃんと剣が握られていた。

 

 

その名の通り本当に魔法使いってわけか。あの時は任せて突っ走ったから戦い見てないんだよなぁ...。

 

そう思いつつ右手にドリルをつけて飛びかかってくる黒いキョウリュウピンクを右手のハンマーで殴り飛ばす。

 

 

見てみるとウィザードはバスコの剣を流れる様に躱しつつ一回転して勢いをつけた突きを左手に持った剣で繰り出す。

 

 

「はぁ!」

 

「チッ」

 

 

だがバスコはその突きを身体を捻って紙一重で回避して突き出された腕を掴んで後ろに捻る。

 

それに呻いて背中を相手に向けてしまい左手から剣を落とすウィザード。

 

 

あれ痛いんだよなぁ...じゃねぇ!早く助けないと!!

 

 

「じゃあね。指輪の魔法使いちゃん?」

 

 

バスコは全身に赤いエネルギーを纏ってそう告げる。

 

あればヤバイ!あんなのを至近距離から喰らったら...!

 

 

「残念、甘いですよ?」

 

《チョーイイネ、ブリザード、サイコー!》

 

 

その時ウィザードの前に青い魔法陣が現れてバスコに強烈な吹雪を当てる。

 

バスコは吹雪によって臨海寸前の赤いエネルギーが暴発、その爆発に巻き込まれて吹き飛ばされる。

 

 

あいつ...ちっちゃいけどかなり強いn

 

 

《チョーイイネ、ブリザード、サイコー!》

 

 

その時俺に吹雪が襲いかかった。威力は低いがその突風に吹き飛ばされた。周りの雑魚ごと。

 

てか地の文でも駄目なのかよ!

 

 

「いいえ、周りの雑魚を一掃したんです。感謝して下さい」

 

「出来るかぁ!」

 

 

あいつかなり強いけどかなり危ないぞ!?下手したらビリビリよりもおっかねぇ!

 

 

「余所見なんて余裕だねぇ!」

 

「おい、後ろ!」

 

 

そんな事をしている間にバスコが突撃してくる。

 

 

「最初に言っておきます」

 

 

ウィザードはそう言いつつ剣を上空に投げると同時に回り込む様にバスコの剣を回避。

 

 

《キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!...》

 

 

いつの間にか手形を開いていて音声がなり続けている剣を左手で払う様に落下を止めてそれを逆手に持つ。

 

 

「私はかーなーり、強いですよ!」

 

《ウォーター、スラッシュストライク!

スィースィースィー!スィースィースィー!》

 

 

そしてその声と共に振り返って追撃を加えるバスコの剣をウィザードは自身の剣を勢い良く掴んだ勢いで体を捻ってギリギリのところで回避。

 

そのまま回転して水を纏っている剣を勢いのままバスコの背中に叩き込む。

 

 

バスコは水を纏った剣に切り裂かれて火花を散らしながら地面を転がる。

 

 

「飛天御剣流、龍巻閃。......仕留められないですか...」

 

「へぇ...ほんっとうにやるねぇ!」

 

 

バスコは倒れる勢いで振り向って銃を撃つ。

 

ウィザードはそれに対して剣を銃に変形させて射撃、間の空間に火花が散る。

 

 

にしてもあんな技まであんのか。あのウィザードは技を極めたトリッキーなタイプなのか?

 

 

俺ああいう技術云々とはあまり戦わないからなぁ...。魔術師は割と魔術ありきな奴多いし、怪人は基本的に力任せだしな。

 

 

にしてもあの一撃必殺レベルの攻撃を叩き込まれて生きているバスコもまた強いな。御坂達が苦戦するわけだ。

 

 

「死ねェ!」

 

『っ!?』

 

その声に咄嗟に振り向くとゼロダークネスがこっちに紫色の光刃を飛ばしていた。

 

 

俺の戦いの中で培ってきた感が告げる。

 

もう避けられないと。そしてあれを受けたら死ぬと。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

ゼロダークネスが偽物を振り切ってこっちに紫色の光刃を2つ飛ばしてくる。

 

 

まずっ...避けられない!

 

 

「ガァァァァァァァァァァァ!!!」

 

 

けど私達とゼロダークネスの間に割り込む影があった。それはあの偽物だった。

 

私達の前に入ったあの偽物をゼロダークネスが放った光刃が股から左肩を切り抜けて行く。そこから偽物は大量のメダルを撒き散らして後ずさる。

 

 

私はこっちに飛んできた白いのと今偽物が使っているコアメダル3枚ずつをキャッチする。

 

白いのってあのドラゴンとかの...。

 

 

「そうするだろうなァ...それが分かっていてやったがなァ!」

 

 

何て卑劣な...!分かってて私達をダシの使ったってわけか!

 

 

さらにゼロダークネスは偽物の懐に飛び込んでその手に持った2本のブーメランでX状に偽物を切り裂く。

 

その一撃で切り口からメダルを撒き散らしながら地面を転がる偽物。

 

 

ってかなりヤバくない!?

 

私達は駆けつけようとしたけど黒いキョウリュウゴールドがザンダーサンダーを進路を塞ぐ様に振り下ろして来るのを見て咄嗟に後退。

 

 

「どきなさいよ!」

 

 

私はタジャスピナーから光弾を撃ち出して強引に道を切り開く。でも遅かった。

 

 

「このまま死ねェ!!」

 

 

ゼロダークネスはブーメランを胸のカラータイマーの両脇につけて横に長い紫色の光線を放つ。

 

 

「美鳥さん!」

 

 

ウィザードが叫ぶけど私達は何も出来ない。私もチーターレッグの加速を生かせない様に塞がれている。

 

チーターレッグの売りは加速力だけど小回りが効かないし加速にも数秒のラグがある。

 

だから前に塞がれるだけで大分制限されてしまう使い所を考えるメダルである。

 

 

そして偽物はその光線の中に飲まれて消えた。

 

 

「あばよ、ギンガァ......ッ!?」

 

 

その時ゼロダークネスの下半身が氷に包まれる。

 

それに驚いたゼロダークネスの後ろにいたのは...あの偽物だった。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「貴様ァ!」

 

「このくらいで死ぬわけないでしょうが...。私を甘く見過ぎよ、ベリアル」

 

 

あー...死ぬかと思った。こんな感覚は割と経験してるけどやっぱゾクゾクするわ。

 

そう思いながら奴の首から下を氷漬けにする。無論至近距離で奴の首を掴んでいる私の足もだけど。

 

 

「あんたがセルメダル削ってくれたから大分理性が戻ってきた。

いやー...らしからぬ半暴走したなぁ...」

 

 

いやはやこんな暴走久々だよ...。

 

火野映司や800年前のオーズの様な暴走はないけどこんな感情の爆発による暴走は過去に何回かあった。

 

でもその度に皆にフルボッコにされて...何だろ、目から汗が出てきた...。

 

 

それはいいや。後でゆっくり振り返って泣くとしよう。

 

 

「ウォォォォォォォォォ!!!」

 

「何だァ!?」

 

「メダルが..集まってる?」

 

 

私は雄叫びと共にメダガブリューを天高く突き上げる。

 

すると周りに散らばっていたセルメダル推定10万枚がメダガブリューの口の部分に集まっていく。

 

それ等はメダガブリューのティラノサウルスの口を模したエナジーエンハンサーに飲み込まれていく。

 

 

ゴクゴク鳴ってるけどまあそれは気にしない方向で。そういう仕様だし。

 

 

それにディケイドとゴーカイイエローの言葉と今までの感じからしてあのオーズ...恐竜系コア持っていないな?

 

あれが一つの鬼門だけどあれ越えれば行けるかもねぇ。人を捨てる覚悟があるなら...か。

 

 

「あんたらの敵全部こっちに投げろ!纏めてぶちのめす!」

 

「はぁ!?あんた出来んの!?」

 

「出来なきゃ言わん!」

 

 

その声に全員が丁度いいタイミングで各々の敵を投げ飛ばしてくれる。

 

うーん、信じてくれるのは嬉しいねぇ。

 

 

「離せ...離せェ!」

 

 

ベリアルが必死にもがくけど私の全力で作り出した氷に動きを封じられている。

 

さて...フィニッシュ!

 

 

「セイ...ヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

 

メダガブリューを思いっきり横に振り抜く。

 

すると恐竜の顎の幻影が現れて敵を片っ端から喰らいながら蹴散らしていく。

 

その幻影は二回に渡ってこいつらを喰らい消滅。

 

 

これが超必殺技、グランド・オブ・レイジ。これで大抵の敵は葬れるけど...。

 

 

「流石は...真のオーズと...自称するだけ...あるね」

 

「貴様ァ...覚えてやがれ!」

 

 

人間体に戻ったバスコとゼロダークネスへの変身が解除されたベリアル、こいつらだけは見事に生き残ってやがる。そして逃げられた。

 

セルメダルの量が足りなかったか...。もう少し私のセルメダル、派手に吹き飛んでもいいのに...。

 

でも戦闘はしばらく出来ないだろうし負けてはいないか...。怪獣も気づいたらちゃんと倒されていた。

 

 

それに一安心した時、急に体から力が抜けていった。

 

まずい...無理し過ぎたか...。

 

 

「美鳥さん!」

 

 

ウォータードラゴンなウィザード...理恵がこっちに走ってくる。

 

あー...結構眠いや。もう寝ても...いいよね?

 

 

そう思いつつ変身が解除されつつ、私の意識はちょっと心地いい闇に閉ざされた。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

あの後落ちていたウルトラマンゼロのスパークドールズは6枚のコアメダルと共にTPCの科学アカデミアに送った。

 

 

バスコは偽物の攻撃でかなりのダメージを受けているだろうしあのベリアルとかいう奴もダメージで暫くは動けない。

 

 

でも私達にはそんな事が吹き飛ぶくらいの事があった。

 

あの偽物が変身解除して倒れた時に見えた顔に私達は驚いて固まってしまった。

 

その後偽物は第7学区のゲコ太医者のいる病院にいると聞いて私達はそこに来ている。

 

 

「白井さん、あの顔...」

 

「ええ...お姉様と同じ顔でしたの」

 

 

そう...あの偽物、私と同じ顔だった。違いは髪の長さや服装くらいで顔は本当によく似ていた。

 

あの子達に聞いたけど誰も知らず、ミサカネットワークにはいない個体だと言われた。

 

 

じゃああの子は一体誰?まさか裏であの計画がまだ進んでいるんじゃ...。

 

そう思うとゾッと鳥肌が立つ。

 

 

「...さか...ん」

 

 

でも今はオーズの力もある。多分昔よりは楽に...

 

 

「御坂さん!着きましたよ!」

 

「あ、ごめんね。佐天さん」

 

 

佐天さんに呼ばれて気づいたら例の病室の前にいた。

 

いよいよね...。でもどんな顔して入れば...

 

 

「外の人達〜、入っていいよ〜」

 

「気づかれた!?」

 

 

入ろうとしたその時、中からあの偽物の声がする。

 

どうやって私達に気づいたっていうのよ!?

 

 

でも取り敢えず入室許可は得た。私達はゆっくりとスライド式のドアを開けた。

 

そこにいたのは

 

 

「モグモグ...お代わり!」

 

「美鳥さん、食べ過ぎですよ!」

 

「おお!よく食べるねぇ!」

 

 

山盛りのカツ丼を食べ尽くしてお代わり宣言する偽物とそれを咎めるウィザード、それを見て豪快に笑っている伊達さんだった。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

私の病室に来たのは御坂美琴、白井黒子、初春飾利、佐天涙子、固法美偉、春上衿衣、枝先絆理、それと...重福省帆だっけ?あの眉毛。

 

 

そいつらが私が久々のご飯を食べている間に来た。

 

タイミングがいいんだか悪いんだか...。

 

 

「何か食べている途中で悪いけど色々と聞かせてもらうわよ」

 

「別にいいよ、来るのは分かってたしね。可能な限り答えるのは約束する」

 

 

御坂美琴が詰め寄ってくるのを左手で静止しながら答える。

 

取り敢えず可能な限りと言っておく。何処までとは言っていない。

 

 

「じゃあまずあんた達は一体何者?」

 

 

最早代表の様な立ち位置の御坂美琴がまず一番に私達の事を聞いてくる。

 

まあまずはそれ聞くよねぇ。自分のそっくりさんなんて御坂美琴にはいい思い出あまりないし。別にもう隠す必要性もないし...ん?

 

 

「...入っていいですよ?」

 

「え?あんた何言って」

 

「失礼する。君達が仮面ライダーオーズと仮面ライダーウィザードだね?」

 

 

やっぱりいた。気配と電磁波レーダーの二重警備網は早々破れはしないよ?

 

そして私の病室に入って来たのは...嘘ぉ!?こんな人物までいるの!?

 

 

「ムナカタ・セイイチ...ですよね?」

 

「...知っているのか。なら話が早い。

私はTPC総監補佐のムナカタだ。君達に私達TPCの本拠地まで来て欲しい」

 

 

彼はウルトラマンティガで防衛チーム、GUTSの副隊長を務めていたムナカタ・セイイチ。

 

まさかこの世界でお目にかかれるとは...。補佐という事は総監はまさか...。

 

 

「別にいいですよ。

でも御坂美琴達も同行させて下さい。丁度私達の事、説明しようとしていたんで」

 

「...分かった。なら繋がりのある星川先生に頼もう。すまないが少し待っていてくれ」

 

 

そう言って一回退室するムナカタさん。にしても星川先生ってもしかしてファイブマンの星川学?全くハチャメチャな世界だこと。

 

いや、私達の世界も大概か...。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「いや〜、エターナルは強敵でしたね」

 

「あんた何言ってんのよ...」

 

 

というわけで私達は少し邪魔が入りましたけど星川学さんのスターキャリアでTPCの本拠地に向かっていますけど現在は雲の中。

 

はて、どこにあるんでしょうか...美鳥さん?

 

 

「これは...空か。

となるとスターキャリアを収納出来るサイズである必要があってウルトラマン系も合わせると...あれか」

 

「何よあんた、もしかしてTPCの本拠地が分かったとか言うつもり?」

 

 

美鳥がブツブツ呟いているのに御坂さんが反応して話しかけている。

 

特撮厨な美鳥さんが気になるご様子です。まあ見た目が似ているというか瓜二つなのもあるのでしょうけどね。

 

 

「そういう貴方は何を聴いているんですか?」

 

 

その時私の右隣に座っていた佐天さんが聞いてくる。今私音楽聴いていたんです。

 

 

「Supernovaです。TETRA-FANGの」

 

「聞いた事ないですねぇ...。ちょっと私も聞いていいですか?」

 

「あ、どうぞどうぞ」

 

 

そう言って左耳のイヤホンを外して渡す。

 

 

TETRA-FANGというのは仮面ライダーキバのテーマソングやEDの為に結成されたユニットです。

 

ユニット名が4つの牙を意味していて4人のメンバーと『キバ』の名をかけているのがまた洒落ているんです。

 

あとちょっとズレますけど紅渡役でボーカルの瀬戸康史さんの進化がライブでよく分かるんです。

 

最初のDestiny's PlayではキバットバットⅢ世役の杉田智和さんの自由なサポートがありましたけどこのSupernovaだともう凄いのなんの...。

 

 

「へぇ...聞いた事ないけど凄いですね!」

 

「分かってくれて嬉しいです。音楽は世界すら超えるのが証明されました」

 

 

佐天さんはSupernovaを気に入ってくれたようです。

 

異世界でも共通文化で分かり合える。素晴らしい事です。

 

 

こんな感じであっさり分かり合えればどんなに楽だったか...。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

《ぼちぼち到着だぞ》

 

「そうですか。ありがとうございました」

 

《いえいえ、こんな事ならいつでも。帰りも彼女達送ってくので》

 

「すみません、お願いします」

 

 

...何この会話。何と言うか...伝説を感じる会話?

 

ほら、スーパー戦隊と防衛隊の人達の会話ってそんな感じしない?

 

私はスーパー戦隊VSシリーズでもそんな感じがする。スーパー戦隊同士の意外な繋がりとかなんか感じちゃうんだよね。

 

 

「それはそうと...そい!」

 

「ふひゃぁ!?」

 

 

私はセルメダルを弾いて理恵のオデコに直撃を食らわせる。マトモに食らった理恵は変な声を出して椅子から転がり落ちる。

 

ハハ、ザマァないぜ!

 

 

「理恵ちゃん、もう時間ですよー」

 

「随分荒っぽい起こし方ですの...」

 

「この程度優しいもんだけど?」

 

 

いやぁね?黒子ちゃんよ。

 

私達の中だと...兄に飛びかかった妹が当たり前の様に兄に投げ飛ばされたりさ。

 

 

「それって普通じゃない?私はいつもあれ...だし...」

 

「だってあいつその後にバズーカ撃ち込む事あるし。それも散弾で5発。勿論実弾」

 

「...それ死なないんですか?」

 

 

重福が私の言葉に当たり前の返事をくれるけど甘いねぇ...。

 

 

ぶっちゃけうちの家はチートの宝庫。

 

私のプロミネンスドロップを真っ向から迎撃するキチガイに散弾なんざ通用しないって。

 

ちなみにその兄は時間巻き戻したり文字通り神になった。全く訳が分からない。

 

 

「プロミネンスドロップって...タジャドルのあれ!?」

 

「どんなチートですの...」

 

「ついでに生身のパンチで張り合ってくる。」

 

『嘘ぉ!?』

 

「流石にエネルギー纏ってるけどね」

 

《おーい、着いたぞー。おーい?》

 

 

どうやら彼女らには星川先生の呼びかけは聞こえていない様です。

 

星川先生、ごめんなさい。でも反省はしない。この程度うちでは何時もの事だし。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

つーわけでやけにバリアフリーなTPCの本拠地、フェニックスベースに着艦して艦長兼総監室に移動。

 

 

あちらさんは圧倒されてたけど私達は...世界が世界だったしねぇ...。

 

うちで開発されていた宇宙戦艦乗ってた関係もあり、あまり驚かずにいれた。

 

 

そして私達の目の前にはTPC参謀、私からしたらGUTS隊長、イルマ・メグミがそこにいた。何故か車椅子に乗って。

 

ムナカタリーダーの時点で大方予想は着いていたけどやはりと言うべきか何つーか...。

 

 

「まずは...ごめんなさい」

 

「え?何でいきなり謝って...」

 

 

簡単な自己紹介を終えてまずイルマ隊長は皆に謝った。

 

事情がさっぱりだから何が何だか分かんねぇぜ...。

 

 

「貴方達を私達の戦いに巻き込んでしまった事よ」

 

「顔を上げて下さいよ!そんな謝る事...」

 

 

イルマ隊長は彼女らに頭を下げるが彼女らは必死にそれを諌める。

 

でもあえて偉そうに言わせてもらおうか。この世界の事をスターキャリアで粗方聞いた上で。これ、私のエゴ。

 

 

「確かに彼女達はあんたらを戦いに引き摺り込んでしまった。それは幾らあんたらが望んでいても決して許される事じゃない」

 

「でも私達の世界を守りに異世界から来てくれたんですよ!それなのに...!」

 

 

佐天さんが反論してくる。

 

まあ私間違った事は言っているつもりはないけど恩人...でいいのか?

 

兎も角恩人が批判されているとなっちゃぁ黙ってはいないだろうしね。如何にもらしいわ、あんたらしい。

 

 

「ありがとう佐天さん。でも彼女の言う通りよ。私達がリベンジャーをこの世界に逃がしてしまった」

 

「イルマさん...」

 

 

...口出しする必要なかったか?

 

まあいいや。こんな懺悔聞いている暇はない。強引に断ち切らせてもらう。

 

 

「ねぇ、口出しした立場で言えないと思うけどそろそろ話していい?」

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

イルマさん達の暗い話を美鳥さんが強引に話を戻した。

 

こういうところ、羨ましいですねぇ...。私には出来ませんよ。どうしても遠慮する癖が治らなくて...。

 

 

「ではあなた達は一体何者なのですか?」

 

「私は神崎美鳥。...まあ異世界でオーズやってます」

 

「私は川北理恵。異世界の仮面ライダーウィザードです。他にも色々と...」

 

 

イルマさんの問いかけにここでは素直に答える。ここで誤魔化しても得はありませんしね。

 

 

「あれ?あんたウィザード以外あったっけ?」

 

「旅の結果ですよ。じゃ、お互い出しあいましょうか」

 

 

美鳥さんが疑問顔で質問してくる。そういえば見せてませんでしたか。

 

でも美鳥さんも何かある。それは分かっていましたので互いに見せ合う事にした。

 

 

そして美鳥さんが出したのは見慣れたオーズドライバーと銀色の短剣様なアイテム。

 

 

私はドライバーオンウィザードリングとガブリボルバーと0番の獣電池のセット、そしてモバイレーツの三つ。

 

...え、何です?それ...?

 

 

「あんたまさk」

 

「あんた何ゴーカイジャーになってんのよ!?」

 

 

御坂さんが唖然として私に聞こうとしましたけど途中で美鳥さんに割り込まれた。

 

というかここはゴーカイイエローな佐天さんじゃないんですかねぇ...。

 

 

ま、まぁ答えましょうか...。隠す理由もありませんし私が聞きたい事もありますし。

 

 

「私達の知っているマーベラスさん達とは別世界のご一行と出会ったんですよ。

というか何ですか、それ!?」

 

 

私が気になるのは銀色の短剣。

 

あからさまに何かのアイテムである事は明白。でも私も知らないという事は凄くマイナーなのか未知の物なのかですよね。

 

 

その答えは重福さんが答えてくれた。

 

 

「これはまさか...ギンガスパーク!?」

 

「やっぱり言い伝えはあるんだ、メビウス」

 

「何故僕の事を!?」

 

「単純。私もウルトラマンって事」

 

 

とんでもない事実に静まり返りましたか...。

 

...あれ?これって...

 

 

「理恵、みm」

 

『ええええええええええええええええええええええええ!!??』

 

「ほにゃぁ!?」

 

 

美鳥さんの警告するも間に合わず私は椅子ごとひっくり返った。

 

変な声は...ご、ご愛嬌で...。

 

 

というかウルトラマンって何ですか!?まさかの円谷ですか!?妙な気配を感じると思ったらウルトラマンだったんですか!?

 

美鳥さんはそんな私の心情など知ったこっちゃ無いと言わんばかりに再度自己紹介。

 

 

「んじゃ改めて自己紹介。

私の本名は御坂美鳥。仮面ライダーオーズで...ウルトラマンギンガ」

 

「え?御坂って...お姉様?」

 

「知らないわよ!」

 

 

白井さんが御坂さんに聞くけど知るはずも無い。あくまでも異世界ですしね。

 

 

というより凄まじい嘘を...。確かに妹ですけどそうじゃないでしょうに...まあいいですけど。

 

 

「あくまでも私は異世界のあんたの妹ってわけ、お姉ちゃん♪」

 

『お、お姉ちゃん!?』

 

「だから私は知らないって!」

 

 

...さり気なく御坂さんを弄りにかかりましたか。相変わらず腹黒い事を...。

 

そう思っていたら美鳥さんから腹パンもらいました。うぐぐ、結構痛い...。

 

 

「じゃあ君達は何故この世界に?」

 

 

星川先生にまず来訪目的を聞かれた。まあ聞きますよね。どういう方法で来たとか興味津々なご様子ですし。

 

 

「私は偶然です。元々全員バラバラになってそこから異世界を周る旅でここに来ましたから」

 

 

私はぶっちゃけこうとしか言えません。転移する世界は作者の都合で決まるご都合設定ですしね。

 

おっと。またメタ発言してしまいました、反省。

 

 

「私はあの黒いウルトラマン、カイザーベリアルの追撃中にイレギュラーでこの世界に転移しました」

 

 

美鳥さんは飄々と答えるがそれってさり気なくとんでもない事態ですよね!?

 

あの宮迫ボイスかなりチートですよね!?さっきもゼロダークネスとかになったりして美鳥さんを重傷に追い込んだりしてましたよね!?

 

というかあの会話だけしか聞いてませんけどどんだけ因縁があるんですか、あなたは!

 

 

「だからベリアルが二人いたのか...」

 

「片方はこっちの、もう片方は私達のいた所のですよ。ったくあのクソ野郎...」

 

 

す、スルーされた...。というかウルトラマンメビウス...ミライさん、問題はそこじゃ無いですよ...。

 

というか露骨に舌打ちして殺気を放出しないで下さい、美鳥さん。周りの人達が一歩下がっちゃいましたよ。ドン引きですよ、全く...。

 

 

「取り敢えず私達はベリアルをぶっ潰したらとっととおさらばしたい」

 

「...リベンジャーとの戦いに協力はしてくれないの?」

 

 

固法さんが美鳥さんの言葉に質問してくる。この辺りは美鳥さんに任せてますから私は口出ししません。

 

美鳥さんとは違うのです!美鳥さんとは!

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「取り敢えず私達はベリアルをぶっ潰したらとっととおさらばしたい」

 

 

美鳥...異世界の私の妹はそう言った。

 

確かに自分の世界を探し続けているからここに長くとどまる訳にはいかないのは分かる。

 

でも私達としては是非とも力を貸して欲しい。それを口にした人がいた。

 

 

「...リベンジャーとの戦いに協力はしてくれないの?」

 

 

固法先輩だ。先輩は私達の本心を代弁してくれた。

 

でも彼女達の答えは非情だった。

 

 

「だってそっちには関わる理由がないし」

 

「こういう言い方はあれですけど正義の味方だから...という理由はないんですか?」

 

「ない。私達はそもそもヒーローじゃない。同族殺しの破壊者」

 

 

佐天さんの言葉も完全否定。それどころかとんでもない事を口にした。

 

 

「同族殺しの...破壊者?」

 

「そうでしょ?1号2号はショッカーの改造人間。

あなた達で知っている例ならまずはクウガ。クウガの敵であるグロンギは人間とほぼ同じ存在。

次に飛んでディケイドとディエンドはライダーを破壊するべく大ショッカーが作り出した仮面ライダー。

さらにオーズはグリードの力そのもののコアメダルで戦い、フォーゼはゾディアーツと見た目こそ違うけど同じアストロスイッチで戦っている。

火を見るよりも明らかでしょ?」

 

 

ぐうの音も出ない反論に私達は言葉を詰まらせる。

 

反論出来ないのが悔しくてしょうがない。でも美鳥の紡いだ次の言葉にそんな気持ちは何処かに行ってしまった。

 

 

「ま、重要なのは気持ちって訳」

 

「気持ち...ですか?」

 

 

美鳥の言葉に初春さんが返す。

 

大事なのは...気持ち?

 

 

「仮面ライダーは怪人とぶっちゃけ同類って言っていい。なら仮面ライダーと怪人の違いは何か、それは心って事」

 

「私達は少なくとも正義を気取る気はありません。守りたい物を守る為に傷つけ続けて来ましたから」

 

 

その言葉の裏にある重みに私達はただ黙っていた。

 

私達は...どうなのかしらね。私達は少なくともそんな事を考えてはいなかった。兎に角敵を倒すことに夢中だった。美鳥達の様な考えは毛頭にもなかった。

 

 

「じゃあこう考えればいい。平和に生きる庶民の自由を奪って悲しみに突き落とす奴らから人間の自由を守るため。これじゃ駄目?」

 

「自由を...」

 

「そういうこった。戦う理由なんざ人それぞれ、掃いて捨てるほどあるしね」

 

 

掃いて捨てるほどって...人それぞれ戦う理由があるって事?そして人の数だけ正義がある...難しいわね、本当に。

 

その時美鳥と理恵が動かなくなった。ロボットみたいってわけじゃないけど何かに気づいたって感じがする。でも一体何に...?

 

 

「...理恵」

 

「はい、行きましょう。美鳥さん」

 

「え、何を言っt」

 

《第7学区に怪人出現。繰り返す、第7学区に怪人出現》

 

 

美鳥と理恵の言葉に私が聞こうとしたその時、艦内アナウンスが流れた。

 

って怪人!?気づいてたの!?

 

 

「気配察知。うちでは割とデフォな技よ」

 

 

何か色々負けてるわね、本当に...。気配察知って何よ。能力抜きに何をどうすればそんな事出来るのよ。

 

 

「長い間鍛え上げて来た鍛錬の賜物。

メビウス、コスモス。これでとっととエネルギーチャージしてから行きなさい」

 

「え?」

 

「スパークドールズはエネルギータンクの側面も持つ。あんたらのスパークドールズは当然あんたらの力ってわけ」

 

 

スパークドールズからそれぞれの変身アイテム、コスモプラックとメビウスブレスに光が流れていき2つの変身アイテムは光を取り戻した。

 

理屈は分かるけど本当にご都合主義の塊ね、本当に...。

 

 

「あ、ありがとうございますなの」

 

「じゃあ私は先に行ってるけどさ。戦う理由はちゃんと自分の本心で決めなさい。

正義だから何ていうのはただの逃げだからね」

 

「そうです。正義をあなた達がどう思っているかは知りませんけど私達にとっては糞食らえです。

ここで考えててもいいですけど早く来て下さいね。私達が全部持っていちゃいますよ?」

 

《テレポート、プリーズ》

 

 

そう言い残して二人は魔法陣の中に消えた。

 

私はそれを見て拳を握る。

 

 

どうしろって言うのよ...言いたい事だけ言って...!

 

 




後書き
美鳥「というわけで第2話です。神崎美鳥です」

理恵:「川北理恵です。...何と言いましょうか。先輩ぶっちゃいました」

美鳥:「でも実際私達結構戦ってるしいいんじゃない?仮面ライダーだってスーパー戦隊だって一年かけて一人前だし。私達はかなり長い間だもん」

理恵:「私は魔法使いとしては生まれた時からですけどね」

美鳥:「はいはい。そんなとこ自慢しなくていいの。んでエターナルは強敵でしたね」

理恵:「実はこのコラボ編、マッスーHEROさんが補完してくれるのです。エターナルはそちらの話の予定ですね。」

美鳥:「だから片方でも楽しめるけど2つ見る事でもっと楽しめる仕様ってわけ。お得だね!」

理恵:「金が絡んでいるわけじゃないのにお得ってどうなんですかね...。では今回はここまで。川北理恵と」

美鳥:「神崎美鳥でしたー。ではまた来週。グッバーイ」


(というわけでこんな感じです。
次回はチートが本気を出し始めます、本当に。
今日のED:仮面ライダーガールズ「Let's Go RiderKick 2011」)


理恵:「にしても御坂さん達大丈夫ですかね」

美鳥:「私は寧ろあちらさんの読者に受けるかが不安でしょうがない。後ハーメルンの規則に引っかからないか...」

理恵:「ですよねぇ...」
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